月と酔っぱらい

『ううっ!! 頭いてぇよぉ〜〜〜!』

 

翌朝、イルカは部屋に射し込んだ朝日で目が覚めたが、

あれ〜俺いつの間にベッドに入ったんだぁ〜 夕べの記憶がない

たしか縁側で酒飲んでて〜〜〜? 覚えてないけど自分で部屋に戻ったのか?

頭は割れるようにガンガンしてる、つうか息が酒臭いわ こりゃもう完全に二日酔いだな

う〜〜 喉が痛いなぁ 口の中もカラカラ 水・水飲みたい〜

起きて台所に行こうと思うのに体も重くて持ち上がらない、力が全然はいらない

なんで二日酔いで起きあがれないんだよぉ

 

 

「起きた? イルカ先生」

『カ カカシ先生っ!?』

「はいはい アナタのカカシですよ〜 喉乾いたでしょ はいお水」

 

カカシに支えられて起きあがり水を飲むとちょっとだけ痛みが治まった

 

『あの・・ いつからここにいらしたんですか?』

「んっ 夕べからね イルカ先生酔ってたから覚えてないんでしょ?」

『うっ よっ 酔ってって・・・ あのっ 俺何か失礼な事を? 

 そ それにその格好・・・』

 

カカシはパジャマのズボンを着ただけで上半身裸だったのだ。

 

「ああこれ イルカ先生の勝手に借りましたよ アナタねゲロ吐いたの 覚えてる?」

『吐い・・吐いた? すすすいません。 とんだ粗相を・・・・』

「いいのいいの だからね イルカ先生を着替えさせてオレもパジャマかりたってわけ」

 

言われて自分の体をみおろすとパジャマを着せられていた。

本人は気づいていないが下半身はシーツで覆われていたのが幸いだったと言えるだろう

ゲロ吐いた? そんな迷惑かけられたってのに怒ってる様子が見受けられない

なんだか妙にカカシ先生の機嫌が良さそうに見えるんだけど

 

 

「それより 夕べは遅くなってごめんねイルカ先生」

『えっ な 何の事ですか』

「オレが来るの待っててくれたんでしょ? 」

『いえ・・ その 別に待ってたってわけじゃ』

「だからね 今晩やり直しましょう オレが団子もススキも準備しますから

 十五夜じゃないけど十六夜の月も一段と明るくて綺麗ですよ

 ああ だけどイルカ先生は今日は禁酒ね? 今日は記憶無くしたら困るからね」

「・・・? カカシ先生・・」

「いいから オレ朝飯の準備してきますから アナタもう少し寝てなさいね」

 

鼻歌で歌いそうな上機嫌でもってそう言い、部屋からでようとするカカシに向かって

 

『カ・カ・カカカシ先生・・・』

「んっ 何?」

『そ その背中・・ いったい』

「ああ この跡? 知りたい?」

 

ネコのように目を細めて笑う上忍・・ 聞いてって雰囲気をバシバシ感じて

聞くな! 聞いちゃマズイ! 聞かないほうがいいって本能が訴えてる

 

『い いえ いいです』

「遠慮しなくてもいいのに〜 イルカ先生にだったら何でも答えてあげるよ

まあいいか、今晩しっかり教えてあげますからね〜 今は体を休めていてね」

 

 

 

カカシがでていったあとイルカは混乱しまくっていた

今晩て・・ 今晩いったい何を教えるっていうんだ?

とにかく着替えようと気力で起きあがると下腹部に違和感・・ 

なんだかスースーする そうっと見ると うええっ〜! スッポンポンっ!!

 

しかも しかもぉぉ〜 信じられない事に 爪の間には赤黒く血が固まっていて

あああ あの背中のミミズ腫れはっもしかしなくても俺がつけたのか?

パジャマのボタンをはずしてみた体には無数の赤い跡が・・・ 

それも太ももの内側やきわどい部分にまで散っている

うそぉ! 俺、覚えはないけどもしかしてカカシ先生と・・やっちゃったのか?

だけど 待て! はじめては凄っげえ痛いって聞いたぞ? 

アソコが切れたりして翌日は絶対に動けないって・・・

 

「ゴクッ」

 

自分がつばを飲み込み音がやたらと響く

おそるおそる指を後ろに伸ばして 縁を触ってみる

ちょっと腫れてるのかな でも痛くはない・・よな? 切れてもいないみたいだし

だけど何だか湿ってるみたい、普段がどうだか知らないから比べようもないんだが

 

ううっ まさか自分でこんなトコ触る事になるなんてえ〜

だけど だけどっ 確認しとかないと余計に怖いよお

思い切って指先を押しつけると スルッと第二関節まで入り込んでしまった

 

ひっ ひええ〜〜 入っちゃったよ〜 なな 何でこんなに簡単に入るんだよぉ

そ それに何だか柔らかくってグチャグチャしてるしぃ〜〜!!

俺・・俺もう泣きそう・・・・・

 

 

「だめでしょイルカ先生」

 

いきなり後ろからかかった声にギギギギと音がしそうなほど体を硬直させて振り向くと

カカシ先生の顔がすぐ近くにあった。

混乱していたとはいえこんな背後にいるのに気づかなかったなんて

前は開きっぱなしで下半身もスッポンポン、そして自分のアソコに指を入れてる格好の俺

こんな時いったいどうすりゃいいんだよおお! 何だかカカシ先生の顔が歪んで見える

 

「ああ 泣かないでいいから」

 

顔にキスしながら、俺の手を掴み指を引き抜かせた後を両手で押し開き指を入れてきた

 

「夕べ言ったのに ここに触っていいのも入れていいのもオレだけですよって」

「ヒッ・・・ アアッ・・・」

「痛くないでしょ? そりゃもう時間をかけたんだよ

最初は指1本から広げてね 舐めて慣らしてトロトロになるまで・・・」

「アッ アアッ 嘘っ・・・」

「嘘じゃな〜いよアナタが好き だから抱いたの 

 アナタもオレの事好きって言ってくれたし」

 

ここがアナタのイイところだったね ほらイッちゃいな

いつの間にか増やされた指で前立腺を思いっきり擦られてイルカはあっけなく逐条した

あまりの衝撃に薄れていく意識の中にカカシの声が届く

 

「とにかく寝てなさいね オレの息子もちょっと休ませないと再戦は無理だから」

 

再戦? 再戦って何? 考える余裕もなくイルカの意識は闇に沈んでいったのだった。

 

 

 

 

そして夜・・

十六夜の月の下 恋人達の夜は再び始まる

 

 

 

終わり

 

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