恋人のスタンス A

翌日任務が終わってイルカの元に向かおうとしたカカシを呼び止めたものがいた。

 

「ああカカシ ちょっとこっちいらっしゃいな」

「何 紅オレ急いでるんだよね〜」

「私と話したほうが良いわよ アンタが帰るの待っていてあげたんですからね

イルカちゃんと仲直りしたくないの」

「・・!? 何 紅なにか知ってるの?」

「『恋人はやめましょう でもそれ以外はこれまでのようにお付き合いしますよ

だけどもう家には来ないで下さい』そう言ったんですってね イルカちゃん」

「・・そうだよ いきなりそんな事言われたんだよオレ」

「ねえ カカシ なにも恋人じゃなくてもいいんじゃないの 

恋人じゃなくても家に行けなくてもこれまでとおりに付き合うって言ってるんでしょ?」

「そんなんじゃダメだよ イルカ先生は恋人じゃなくちゃ」

 

「聞いていいかしら? アンタのいう恋人ってどういう事を言うのかしら

 イルカちゃんはアンタにとってどういう恋人だったの?」

「そりゃあ オレが任務終えてイルカ先生の家にいったら『お疲れ様です』って言ってくれて

お風呂はいってるとさ着替えも準備してくれるんだ そんでご飯も作ってくれてさ〜」

 

とにかく、あたたかい人でねホッとするって言うかオレあの人の隣だと熟睡できるんだ〜よ

 

「それがアンタの恋人のイルカちゃんなのね?」

「そうだよ それにあの人とオレって相性は抜群なんだよね 

まるでオレと合うために生まれて来てくれたって思えるくらいに」


 

「ふうん なるほどねぇ イルカちゃんが恋人やめたいって言うの判るわねぇ」

「ちょっと紅どういう事さ オレには全然わかんないんだけど?」

「カカシ イルカちゃんと仲直りしたいんでしょ?」

「そりゃ当然でしょーが! オレ早くイルカ先生と会いたくて任務速攻で終わらせたんだからね」

「でもね〜 今のまんまじゃアンタ、イルカには受け入て貰えないわよ」

「なんでよ? オレがこんなに好きなのに あの人だってそう言ってくれたんだ」

「アンタにとってイルカちゃんは最高の恋人なんだろうけど、

 アンタは最低の恋人だって言ってるの」

「・・・・最低? オレが? ちょっと紅聞き捨てならない事言ってくれるね」


「あらそうかしら? だって現にイルカちゃんに振られてるんじゃないの」



くっそう・・ たしかに紅の言うとおりだから腹が立つ

 

「私の言うとうりにやったらイルカちゃんと仲直りできるかもよ?」

 

どう? 聞く気があるんだったら教えてあげるわよ? 

真っ赤に塗った爪をかざしていう紅にカカシは逆らうことなど出来なかった

どうしたらイルカが自分と向き合ってくれるのか検討もつかなかったのだから

 

「わかった 何でもする だから教えてくれ」

 






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