男心と下心 @
綺麗な花や宝石を贈るのは女性の歓心をかうため
服を贈るのは、脱がせる楽しみのためって イルカ先生わかってる?
「イルカ先生ってば説明して下さいよ これ何ですか?」
「見てのとおりの物ですよ」
カカシは手にした物を握りしめてフルフル震えていた
「イルカ先生 白状しなさい! アンタ女がいるんですね!?」
「何言ってるんです、年中俺の家に入り浸ってる人の言葉とも思えません」
「隠さないで下さい! アンタの箪笥の引き出しからこれが出てきたんですよ」
女が当てつけに置いていったに決まってます。
オレという恋人がいるってのに さあいったいどんな女なんです
「カカシさん・・・ 落ち着いて下さいよ」
「これが落ち着いていられますか? まさか女がいるなんて・・・」
基本的にイルカ先生はノーマルだし 女が出来たらオレは捨てれちゃうんだ
だって、子供とか出来ちゃったら絶対に責任とって結婚する人だもん
「あのね それ俺のものなんです」
ええっ 今何ていった??
「・・・イルカ先生・・・ そんな趣味あったの?」
「何勘違いしてるんです 潜入任務の時は私服じゃないですか」
「こんなの身につける任務って どういうモノですか」
「いいですか? お偉いさんの護衛任務でむさ苦しい男はダメってこともあるんです」
脂ぎったヒヒジジイは特にね パーティーの席では見目麗しい女性が必要な時もあるんです
だけどくの一が少ない現状では、俺たち中忍にそのお鉢が回ってくるんですよね
アナタにだって女体変化しての任務もあったでしょうに
「えっ でもオレはそんなの自分では・・・いっつも衣装班が準備してくれてたし・・・」
「全部ですか?」
「ええ 任務終わったら、さっさと着替えて帰ってきましたけど」
「そりゃ さぞかしオークションで高値がついたことでしょうね」
そうか〜「衣装班」って予算の割には衣装の種類はどんどん増えてるし
潤っているなって不思議だったんだ 噂だと思っていたけどなるほどたしかな裏財源だな
「あのっ オークションって・・・」
「たぶん写輪眼のカカシが着たってだけで高値で落札されたと思いますよ」
「オ オオオ オレが着たモノがですか!」
「ええ アナタって他の隠れ里にも人気ありますもんね〜」
「し 信じられない! でも じゃあイルカ先生はどうして自分で持ってるんですか?」
「服はともかく下着なんて、どんな人が着たか判らないのは気持ち悪いじゃないですか」
特に美女ならともかく、男が着たかもしれないブラやパンティーなんて・・・・
「じゃ じゃあ これイルカ先生が着たものなんだ」
「それは着たことないですけどね 押しつけられたもんだし」
「・・・・・???」
「それはね依頼主が誂えたもんです。突き返してやろうとしたんですが
次回の護衛任務のときはそれを着てくるようにとの指示があったんですよ」
「イルカ先生 こんな刺激的な格好でボディガードするの? 反対に襲われちゃうんじゃ」
「いくら何でもちゃんとした格好しますよ そっちもほうも押しつけられました」
手の中の布地をもみくちゃにしながら上目遣いでお強請りしてみると
「えっと そっちのほうも見てみたいなって・・・・」
「かまいませんよ そこの箱に入ってますから どうぞご勝手に」
「では 失礼して開けさせて頂きます。」
しまった なんだってオレ箱に向かってお辞儀なんかしてんだろ
うおおおっ すげぇ どうみてもオートクチュールの一点モノ 手縫いだよ
光沢のある黒の絹地に金糸銀糸で刺繍され所々に輝石まで縫い込まれている
それに それにさっきまで握りしめていたブラやパンティも黒の極上レース
それと一緒にガーターベルト!ストッキング!ハイヒール?すべてお揃いなんて素敵すぎ♪
「イルカ先生〜〜 お願いこれ着てみせて」
「イヤです!」
「え〜 なんで〜 いいじゃないですかぁ」
「そんなの俺には似合わないからです」
「そんなことないよ イルカ先生の黒髪に凄く似合うと思う」
あっ こっちの小箱にはアクセサリーまで揃ってるよ
「だって以前の任務の時だって・・・」
「どんな任務だったんですか?」
「カカシさん守秘義務って知ってます?」
「だってもう終わっちゃた任務でしょ 他人には話さないから聞かせてよ」
「内緒ですよ? あるお大臣のパーティーの会場警備だったんですけどね、
うちの里からコンパニオンに偽装して潜り込んだんです 総勢10名くらい」
何だか俺だけじろじろ見られちゃって・・・やっぱ場違いだったんですよね
ところが数日後に受付宛にこれが贈られてきて・・・
「こんなの受け取れないって断ったんですよ でも俺を名指しで
次の任務にはこれ着て大臣のガードするようにって依頼まで入るし」
火影様にも相談したんですけど そしたら軽くいなされちゃったんですよ
「まあ邪魔になるものでもあるまいて 貰っておけばよかろうよ
それに 売り飛ばせば結構な値がつくと思うがのう」ってこうですもん
「たしかにねえ でもイルカ先生 これってどう見ても既製品じゃないよね
アナタのサイズはどうして知ったんですかね?」
「ああ コンパニオンの制服作ったときに全員その大臣御用達の店で採寸したんです。」
デザイナーがねぇ なんだかいけ好かないヤロウで・・
仮縫いとかいいながら、やたらと人の体触りまくるんで腹が立った覚えがありますね
靴を合わせた時に、『貴女に踏まれたい』なんてふざけたこと抜かしたんで
そのとき履いていたハイヒールで思いっきり踏んづけてやりましたよ
あっはっはっと豪快に笑うイルカ先生って もしかして女王様?・・うわ似合いすぎかもぉ
「まあその後 その大臣ポックリ逝っちゃたんですよね〜 いい年だったし
依頼も立ち消えになっちゃって俺もそれを着ないですんだって訳ですよ」
「はあ そうでしたか」
そうかナルトのお色気の術ってのがあったよな イルカ先生はその師匠なんだし
ふふっ どんな女性に変化するか見てみたいよなぁ
小柄でグラマラスな可愛らしいタイプかな それともスレンダーな美女系か・・・
「イルカ先生 服に罪はありませんよ 着てやらないと可哀想じゃないですか」
せっかく一式揃ってるんだし 一度着てみませんか?
「それ実用的じゃないんですよ 体にフィットしすぎていて何処にも武器を仕込めないし」
「今は任務中じゃないから 構わないじゃないですか オレもアドバイスしますよ」
「絶対に笑わないって約束します?」
「しますします 絶対笑ったりしませんって」
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