男心と下心 A

数十分後 変化してドレスアップしたイルカ先生を目にしたとき

オレは惚けてしまって笑うどころじゃ無かった

 

「カカシさん カカシさんってば、もうどうして何も言ってくれないんですか

やっぱり似合わないんでしょう 俺もう着替えてきますからね」

 

はうっ・・ ち 違うぅ〜〜〜 見とれてたんだよ〜〜

 

「あああっ まって イルカ先生っ その凄く似合ってます オレ吃驚しちゃって」

「本当ですか? 女装が似合うって言われても複雑ですけどね」

 

いや女装じゃなくって 今アンタは正真正銘女の体でしょうが

身長はいつもより低く背中まで流れる黒髪に透けるように白い肌

唇は化粧もしてないのに赤く染まり、濡れたような黒瞳ときたらもう・・・

豊かに盛り上がった胸をこれでもかと強調する黒のチャイナドレスの裾からは

ギリギリまでのスリットからガーターベルトで留められたストッキングに包まれた

ほっそりとしなやかな足が見えている

踏まれたいって言った男の気持ちがちょっとだけわかった気がした。

つーかこんな艶姿を他の男の前では二度とさせないようにしとかないと

 

「ねえ その変化はイルカ先生の好みの女性なの?」

「えっ いいえ 特定の人物をイメージしての変化は長持ちしないんですよ

この姿は性別だけを変化で変えたんです こうするとチャクラの消費が少ないんです」

「ちょっと気になったんだけど イルカ先生最初この変化の術誰に教わりました?」

「最初ですか? んっと・・・ たしか ああ巻物見て自己流で試しました」

「巻物を見ただけて? よく成功しましたねぇ」

 

両親が死んだ後しばらく三代目のお屋敷にやっかいになってましてね

その時書庫で見つけた巻物が面白そうだったんで あの頃は悪ガキだったし

 

「いや〜 お恥ずかしい話ですけど 最初は失敗しちゃったんですよ 

なんだか体中が軋んで痛さのあまり気を失って気がついたら三代目が目の前にいて」

 

イルカよ この術を試したのか? しかし失敗したようじゃのう

 

「その時に俺が試した印は『記述が間違っていたのじゃ』と改めて
 
 三代目が教えてくださったんですよね。
 
 これにこりたら勝手に巻物を見ないようにって小言も一緒に」

 

でもね本当に巻物に書かれているものとは違ってました 

それからは痛みもなく変化できるようになったんです 

 

「そうなんだ ねえイルカ先生 これからは女体変化しての任務は受けないで」

「でも 結構いい臨時収入なんですよ パーティーとかだと御馳走も食べ放題だし

 終わった後で奢ってくれる人も結構いて やっぱりお金持ちって気前がいいですよね」

 

ヤバイな〜この人 自分がどんなに危ういのか全然わかってないよ

そうっと抱きしめるといつもとは違う柔らかい躰それに密やかな香りにクラッとくる

イルカ先生に気づかれないように背中に回した指でそっと印を切っておき

 

「帰りに奢るのはね、あわよくばアンタを喰っちまおうって下心からですよ」

「おかしいじゃないですか だって俺男ですよ?」

「そんな格好していて誰も男とは思わないでしょ 素敵な美人さんですよ」

 

おおっ 真っ赤になった〜〜 か〜わいい

 

「あ ありがとうございます その もう着替えますね」

「だ〜め ねえ俺が脱がせたい・・ いいでしょ」

「だ ダメです 恥ずかしいから もう手離して下さい ・・・!?」

「気がついた? さっき術がとけないように姿止めの印をね」

「どうして・・・」

「アナタがあまりにカワイイからかな」

 

キスをしながら胸元のボタンを外していくと黒いレースに包まれた胸が露わになった

 

「凄いね このボタン真珠だ 癪だけどアンタにこの服を贈った男はいい趣味してるね

死んでいてくれて良かったよ そうじゃなきゃオレが殺しにいってたな」

 

これを贈ったってことはアンタの今の姿をその男は見るつもりだったんだろうから

囁きながら胸に吸い付くと簡単に赤い跡がちっていく・・

ドレスを脱がせて下着だけになったイルカ先生をベッドに押し倒すと

 

「アッ ハア アンッ・・ やめて 噛まないで ください・・・」

「やめない いつものイルカ先生もいいけど こっちのイルカ先生も欲しい」

「イヤッ いやです・・」

 

押しのけようとするが何時もと違う姿では力も弱く軽く片手で押さえ込めてしまう

それに声も甘くて・・・ まるで別人のようなイルカ先生にクラクラした

「アンタのこんな姿みてオレは心配だよ お願い今のイルカ先生もオレのものにしたい」





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