花見に行こう 2



「こんばんは、イルカ先生約束覚えてます?」


ああ 今日は早く上がるつもりだったのに、もう9時すぎてる

「すみません、カカシさんこんなに遅くなってしまって」

「いいえぇ イルカ先生を待つなら何時間だってOKですよっ」

「どうしましょう?一応酒の準備はしてるんですが

これからでも良いですか? ちょっとここから離れているんですけどね?」

「火影公園じゃないんですか?」

「ええ 俺のお気にいりの場所があるんですよ」

「じゃあ 早速いきましょうよ〜 荷物オレがもちますから」

 

毎年一人で見に行ってたんだけど、カカシさんにも見てほしいと思ったんだ 

静かな夜、月の明かりを頼りに森の中を抜けていくのも悪くない

カカシさんが一緒にいてくれるのがうれしい、

ザッと風が吹いたとき 花びらがとんできた


「ああ あの木ですよ。きれいでしょう?」


こんな森の中に一本だけ桜の木があって今を盛りと咲き誇っている


「これは凄いですね〜 こんな大木があったなんてしりませんでしたよ」

「まあ 腰を下ろしてゆっくりしましょうか?」

「イルカせんせ いつからこんないい場所しってたんですか〜?」 


聞いてくるカカシさんへ、答えながらもこっそり見つめたりして

「やっぱ 綺麗なんだよな〜」なんて再認識してしまった。

花びらが舞い散る中、カカシさんの銀色の髪が月光で浮き上がってまるで幻みたいだ

酒のせいか顔がほんのり赤くなっていて「俺の顔に何かついてます?」なんて聞くから 

思わずとまどって何て答えて良いのか判りゃしない

「髪に花びらがついてますよ」とのばした手を引き寄せられたと思ったら

いきなり息が出来なくなった。なに?これって、やわらかい感触?

えぇ 何で? でもいやじゃない 

何度も何度も唇をあわせて、舌を絡ませてくる、もう何が何だかわからないまま

体から力が抜けていき、カカシさんの背にすがりついていた。

銀色の後ろに舞い踊る花びらと月が俺の目にうつったまま・・・・・

 

 

終り (初キッス?)


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