のアラームクロックA

言えた〜! とうとう言えたぞ!

なのに イルカ先生は額に縦皺よせて難しい顔してる・・

オレが恋人ってダメか? やっぱりダメなのかな?

 

「カカシ先生 俺いままでお付き合いしてると思っていましたけど」

「ちっ ちがっ あの食事とか飲みとかじゃなくって その恋人としてですねっ」

 

うえぇっ な なななんで? イルカ先生怒ってる? だって手が震えてる

まさか 男を恋人になんて考えられませんって言われたりして・・・

 

「・・・カカシ先生・・・・・」                                                                                      

「うわっ いいです 言わないで下さい!」

 

オレを拒絶する言葉なんて聞きたくない! もう来ないで下さいって言われたら……

 

「ちょっと、その手を離しなさい! そして俺の言うこと聞くんです」

「イ〜ヤ〜ですう〜 聞きたくありません〜〜〜〜!!」

 

くっ このバカカシっ・・・ 何一人で決めつけてるんだ

俺の言うことも聞きやがれっ くっそ〜〜〜 ばか力め

耳を押さえた手を力任せに引っぺがして耳元で叫んでやった

 

「俺も好きですよ!!」

「へっ うそ・・」

 

目を目一杯みひらいた顔はすっげえ間が抜けてるぞ おい

 

「アンタね こんな事で嘘吐いてどうするんです

まったく 俺はね今まで恋人として付き合ってると思ってましたけどね」

「だってオレ一度もイルカ先生に好きって言ったこと無かったし・・・

イルカ先生だって一言も・・・」

「はあ〜〜 もう! いいですか良く聞いて下さいよ

アンタ、最初っから俺と二人の時には口布どころか写輪眼までさらしているし、

俺の作った飯だって躊躇わずに口にいれてたでしょうが、

アンタほどの忍びなら他人の作った物なんて用心して口にしないでしょう? 

信頼されてるって嬉しかったんですよ俺は、それにアンタ気づいてなかったんですか

目は口ほどにモノを言うって・・・ 

アンタの目はずっと『イルカ先生好きです』って言ってたんです」

「えっ えっ 目が言うんですかぁ!?」

「ええ ええ! もう大声で叫んでるくらいにハッキリとね」

「ええええええ〜〜〜〜っ!!」

 

真っ赤になった顔を押さえて叫ぶのを見ていると何だかガックリしてきた

ほんっとうに気がつかなかったのか この銀色は

好きじゃなければ わざわざ男の誕生日に手料理つくって自宅に呼ぶかよ

友達付き合いなら近所の居酒屋で酒盛りして終わりだって〜の

 

「じゃ じゃあ あのオレ達両思い?」

「俺の勘違いじゃなければ そうですね」

「イルカ先生」

「はい カカシ先生」

「今日から恋人?」

「今日からじゃなくって 以前からです。」

「じゃあ イルカさんって呼んでもいい?」

「いいですよ 俺も そのぉ カカシさんって呼びますから」

「イルカさん」

「はい カカシさん」

 

とたんに眉毛を八の字に下げて ヘラッと笑う顔はとても里屈指の忍びとは思えないが・・

まあ、こういう普段は隠れている微妙な喜怒哀楽がハッキリ判るあたり俺も職業柄なのかな

つまりは、 かまってくれ〜とすり寄ってきたこの上忍にとっくの昔に絆されてたって訳だ

華々しい噂と違って、いっかな手を出して来ないことに不審感はあったんだが

まさか、ここまで乙女だったとはねぇ

 

「えっと 手え握ってもいいですか?」

「はい いいですよ」

「イルカ先生の手って大きくて温かいですね〜」

 

いや アンタの方がずっと大きい手をしてるよ それに指も細くて長いや

 

「イルカ先生 キスしていい?」

「そっ そんな事聞かないで下さいよ!」

「ダメですか?」

「ダ ダメじゃないけど そんな恥ずかしい事いちいち聞かないで下さい」

「じゃあ いい?」

「俺に聞かなくたってすればいいだろう! んっ んんん〜〜〜〜」

 

うわっ なな 何だ いきなり舌入れてきた〜〜

思わず逃げようとした俺の頭をグイッと引き寄せて唇を深くあわせてきた

舌を絡められ 唇を甘噛みされているうちに頭がボンヤリしてきて

キスだけで体がとろけて、カカシさんに支えられてなければその場にへたり込みそう

こ これが木の葉の業師の由来か・・・・

 

「甘い・・・ 好きな人とのキスって甘いんですね」

 

いや それは違うっ それはケーキのクリームだよ

 

「イルカさん・・・ オレ明日の朝は貴方に起こして貰いたい・・・」

 

ええええ〜〜〜っ まてまてまて〜 いきなりSXにいくのか?

いや そこまでは ちょっと心の準備ができてないって〜〜

 

「いいでしょう イルカさん オレねちゃんと髭そって爪も切ってきましたよ」

「・・ カカシさん あの 俺からのプレゼント・・・」

「イルカさんがオレの恋人になってくれたのが一番のプレゼントです。」

「いえ そこの袋・・・ とって下さい」

「え〜 イルカさんと離れたくありませ〜〜ん」

「いいから! あれ取って下さいって」

「んもう はい これでいいですかあ」

 

袋からラッピングされた包みを取り出してカカシさんに差し出した

 

「これ 俺からのプレゼントです」

「えっ でもさっき準備してないって言って・・・」

「開けてみて下さい そしたらさっき渡さなかった理由がわかります」

 

「イルカさん これ」

「あの子達からのプレゼントみたら、ちょっと渡せなくて・・・」

 

カカシの手の中にはイルカからのプレゼントがあった

フォトスタンドつきの目覚まし時計が・・・・・

 

「目覚まし時計・・・」

「その目覚まし 伝言アラームも入れられるんです だから俺からのメッセージを」

「入れてくれたんだ 聞いてもいい?」

「あのっ 今 聞くんですか? あの明日の朝聞いて・・ちょっとまって」

 

なんで俺の話聞かずに時間あわせるんだよぉ

うわ〜 やめてくれぇ 自分の声聞くのは恥ずかしいんだよっ!!

 

「イルカさん イルカさん ありがとう こんな嬉しいプレゼントはじめてです

これに入れる写真は明日一緒に撮りましょうね」

 

銀色の男はテーブルの上に4個の目覚ましを並べアラーム時刻を合わせてニッコリ笑う

明日は二人一緒にこの目覚ましで起きましょうと・・・

 

俺・・・ 覚悟決めないといけないみたいだ

これじゃあ『俺がプレゼントです』って言ったようなものじゃないか

再び口づけられ、大きな手のひらが服の中を這いまわっているうちに

喘がされ、訳もわからないうちに追い上げられて

 

「もう 挿れてもいい?」

「だっ から・・・ はぁ・・ いちいち聞くなぁ・・あっ あ〜〜〜っ!」

「んっ 狭いね はあ気持ちいい くっそんなに締めないで」

「んんっ いやぁ・・ もう抜いてぇ・・・」

 

だがカカシはもう何も聞く事すらせずにひたすら腰を打ち付けてきて

イルカは揺さぶられ、追い上げられ、そして落ちた・・・

だがカカシはその後もイルカの体を貪り続けたのだった

 

「ごめんイルカさん 今まで我慢していた分 もうちょっと抱かせて」

 

 

 

 

翌朝、誰が誰を起こしたのかそれは、テーブルの上の目覚まし時計達が知っていた。



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カカシさん お誕生日おめでとう
乙女カカシも想いが通じたら、ゴウイングマイウェイでした
途中 これはカカイル これはカカイルと呟きながら文字を打っていたんですよね


ここまで読んで下さってありがとうございました。

2005.09.16