ふたりの距離  2



はっきり言ってオレはイルカ先生に惚れている

もうイルカ先生さえオレの隣にいてくれたらそれだけでいいくらいだ

今まで女は手当たり次第、来る者拒まず去る者追わず

別にそれで良かった 未練なんて微塵もなかったし

だけど今度だけはマジだ、つきあいの会った女達とはすべて手を切った

 

イルカ先生の笑顔を独り占めしたい

だけど皆に見せてるのと同じ顔なんてオレは欲しくないんだ

オレだけに見せてよ あなたの本当の顔を・・・・

聞かせてよ あなたの声を・・・・

 

 

「イルカ先生 オレの恋人になってくださいよ」

「はたけ上忍 悪巫山戯はおやめ下さいね」

 

にっこり笑ってバッサリ切り捨てるとは

オレに声かけられて即答で断った奴初めてだ〜ね

 

「食わず嫌いはいけませんよ?」

 

我ながら屁理屈だとは思ったんだが、

返事に困った顔をみて勝手に押しまくる事に決めた。

 

 

 

 

イルカ先生食事中か いいタイミングだ

「こんばんわ イルカ先生」

「はたけ上忍!? どうしてここへ」

「う〜ん! ダメでしょ そんなよそよそしい呼び方

カカシって呼んでくださいよ 恋人でしょ?」

「はっ いえ恋人って訳じゃないと思いますけど?」

「い〜え オレがイルカ先生は恋人って決めたんです。

だからカカシって呼んでください」

 

言い募れば、困った人だなと言わんばかりの目で見てくる

そういう顔もいいじゃないの

 

「・・・・・・じゃあ カカシ先生ではいかがですか?」

「ダメ! カカシ はい呼んでみて」

「カ カカシさ・・ん」

「ま いいでしょ」

「あのっ ところで 何か急なご用でしたか?

わざわざ家までいらっしゃるなんて」

「ああ 飯食わせてください」

「はぃ? 飯ですか? あの何もありませんけど」

「今、イルカ先生が食べてるのでいいですよ?

ご飯とみそ汁だけ入れてくれればね」

 

おかずは野菜を炒めただけだったけど

 

「美味しいですよ 料理上手ですね〜?」

 

なんてちょっとほめたら真っ赤になって男料理ですから

お世辞はいりませんよ! 何て拗ねた顔をした

そうそう、もっと色んな顔をオレにみせてよ

 

 

何度も押し掛けている内にすんなり家に上げて貰えるようになってきた

そろそろ次の段階にいっても大丈夫かな?

だってオレ見ちゃったんだ いつの間にか増えた料理の本

イルカ先生それ見て料理とか作ってくれてるんだ

これってオレに気があるって取ってもいいんだろう?

だけど結構堅そうだしね〜 

男同士ってのに抵抗あるかもね〜 なんて思ってたけど

なんだか寂しそうな顔して、だけど全然抵抗なんかしなかった

あれっ イルカ先生って結構開放的だったの? 意外な一面だねぇ

 

「ねえ イルカ先生 もすこし口あけて?」

言えば、袖を握りしめたまま ちらっと赤い舌を覗かせる

舌を絡めて深く口付けたら、飲み込めなかった唾液が唇のはしからこぼれおちて

「んっ ふぅん・・・」吐息が漏れる

赤く火照った頬に涙に潤んだ目元がいっそ卑猥だ

口づけながら髪をほどいたら はらりと落ちた髪がぱさりと肩に広がった

「うっ ふわぁ・ぁ・・カカシ さん・・」

うゎ いきなり腰に来るじゃないか、オレらしくもなく声が上擦ってくる

「イルカ先生・・・ キスするの好き? ねえもっと強請ってよ」

 

抵抗しなきゃこのまま抱いちゃうよ? いいの?





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ごめんなさ〜い 終わってません まだまだ続きます