最初の一歩? 2

ウェッ グスッ ズズズッ

しゃっくり上げながら酒を飲んでる酔っぱらいが一人

 

 

「うっと〜しいな 誰か連れて行けよ」

「ほっとけばいいんじゃない?」

「辛気くさいヤツだな〜 そんなんじゃイルカに嫌われるぞお」

 

「お前ら・・・  いったい誰の金で酒のんでると思ってるんだ?」

 

「・・ お前ぇの金だな」

「そうだ! 相談に乗ってやるから奢れっていったのはど〜この何奴だ?」

「あ〜 おれ達だな まっ話してみろや 聞いてやるから一応な」

 

「イルカ先生が〜 家くるなって 駄目だって 

会いにいっても話しもしてくれないんだよ〜」

 

「カカシ お前なにかして怒らせたんじゃないのか?」

「そうだな〜 あのイルカが理由もなしにそんな事いわないだろう」

「覚えないんだよ〜」

 

だから 謝りたくても原因がわからないんだ

もう避けられて一週間にもなるんだ・・

イルカ不足で禁断症状でそうだよ

 

「あらぁ イルカちゃんあれで結構もてるから 新しい恋人でも出来たんじゃないの?」

「ええっ まさかオレの他に男に言い寄られてるのか?」

「バカカシ・・ だ〜れが男っていったのよ イルカちゃんくの一に人気あるのよ?」

 

知らなかったの〜 紅が意地の悪い笑顔で言い放った。

新しい恋人? オレ以外の恋人?

だめだめだめだめ〜〜〜〜 絶対認めないっ

 

「おいおい 紅 あんまり虐めてやるなよ」

 

「オレじゃ満足できなかったとか?

 あんなに感じやすい体なんだ きっとオレに飽きたんだ〜〜」

「カカシ イルカはそんなにいいのか?」

「そうそう そっちが聞きたいな〜」

「お前ら〜 想像したな? 考えるだけでもゆるさ〜ん」

 

「おちつけよカカシ〜」

「見たところ イルカに変化はないぞ、家とアカデミーと受付の往復だけだしな」

「まあ酒のお代だ 明日にでも話し聞いて来てやるからよ」

 

 

 

夜も更けたころカカシの姿が見えない事に気づいたのはアスマと紅の二人だった。

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・?? ここは?・」

「気づきましたか? イルカ先生 アナタの部屋ですよ」

「カカシさん?」

 

体が動かない? 両腕が頭上で括られてベットに繋がれていた。 

 

「あ・あなたいったい何を・・・」

「だってイルカ先生ったらオレと目も合わせようとしないし

話しもしてくれないじゃないの・・・ ねえ何で来ちゃ駄目っていったの?

オレ何日あなたに触れてないと思ってる? もう我慢できないよ」

「カカシさん 俺は2週間っていいました お願いですもう少し待ってください」

「そんなコト聞いてません」

 

カカシの瞳に射抜かれ躰が震える、回りに漂う酒の匂いでむせそうなくらいだ

 

「・・・あなた酔ってるんですね?・・・」

 

 

 

「いいから! アンタは黙ってオレに抱かれて鳴いてりゃいいんだよ・・・・」

 

オレはイルカの服を引き裂いて、その躰に貪りついていった。

オレのもの・・・ オレだけのものだ

舐めて しゃぶって 思いっきりよがらせて

何度も追い上げもう吐き出すコトすら出来なくなるまで

 

 

 

 

 

 

コンコンコン ドアを叩く音がする・・・・

痛む躰を無理矢理おこし浴衣を肩から羽織っただけの姿で玄関に向かった

この気配は・・・

 

「朝早くすまんな イルカ」

「アスマ先生・・・ ちょっとお待ち下さい今開けます・・・」

 

ドアを開けると アスマ先生がびっくりした顔をして俺をみた

どうしたんだろう そんな顔をするなんて

 

「どう・・なさったんですか? アスマ先生」

「・・・・・あ〜 そのカカシの事でちょっとな」

「カカシさんなら 家にいますよ」

「!・・あぁ 気配があるな・・・」

「アスマ先生の気配にも起きてこない程に熟睡していますよ・・・」

 

立ち話もなんですから中へどうぞ・・・と

気まずそうなアスマ先生を促して室内へ招き入れた。

 

 

台所までいき椅子に腰掛けると アスマ先生が気遣わしげな表情で見ていた

家中に青臭い匂いが充満し、浴衣の合わせ目から見える範囲に散らばった跡だけでも

何があったかなんてバレバレなんだろう

だけどもう取り繕う事さえ億劫だ・・・

 

「アスマ先生 上忍師の方を使いだてして申し訳ないんですが

窓をあけて空気を入れ換えて頂けませんでしょうか」

「ああ お安いご用だ、なあイルカ・・・」

 

ああ 外の風が流れ込んで、家中に充ちた淫靡な空気が一掃されていく

思わず言葉がこぼれ落ちていた

 

「アスマ先生・・・ 俺 いえ私は子供の頃大きな犬が飼いたかったんです」

「でっけぇ犬か?」

「ええ もし飼えるようになったら思いっきり甘やかして抱きしめて

 眠りたかったんですよ」

「良いんじゃねえか・・・」

「私は2週間待っていてくださいってお願いしたつもりだったんですよ

 可愛がるよりも・・甘やかすよりも先に、まず待て≠教えておくんでした」

 

話しながらも傾いでくる躰をアスマ先生が支えてくれた

 

「イルカ!? いいから もう休め」

 

寝室にはカカシさんがいるので和室へと寝かせてもらった

 

「いいか? 傷の手当てをするからな」

 

きつかったら言うんだぞ 

ためらうイルカの手を襟元から放させてあらわになった躰を目の当たりにし

思わず息をのんだ

体中に散った口付けの跡、噛み跡、唾液や精液が乾いてこびりついた躰を

タオルで拭いていく
後口からはカカシが放ったのであろう白濁が零れ出ていた

 

「ちょっと我慢しろよ・・・」

「イヤッ・・・ヤメテ・クダ サイ・ アスマ・・・セン セ  イ」

「自分ではできねえだろうが 切れてはいねえようだが

 掻き出しておかねえと後が辛ぇぞ」

「ウッ クウッ・ すみ ません アスマ先生 お手を煩わせてしまって・・・」

 

なんだってコイツはこんな時に遠慮なんかしやがるんだ 遣りきれねぇ・・・

拭き清めた躰を新しい寝間着に着替えさせながら話しかけた。

 

「いいんだ 気にするな なあイルカ? アイツは狂犬みてぇなヤツだ

おれ達もアイツがどれほど狂っているか知っていたのに

こんな事をしでかすのを止めることが出来なかった すまねぇな

 だけどお前ぇといるときのアイツは何だか人間らしくなるんだよ

 こんな目に遭わされたお前ぇには巫山戯た言い分に聞こえるかもしれねぇが

 アイツを見捨てないでやってくれねえか?」

 

お前ぇが見捨てねぇで躾てやれば駄犬くらいにはなれるかもしれねぇんだが

 

「アスマ先生・・・ カカシさんを嫌いになった訳ではないんですよ

私の言い方が 悪かったんでしょうかね?」

 

 

「なんで家にくるなっていったんだ?」

「・・・アカデミーで・・健康診断があるんですよ」

「・それが 関係あるのか?」

「ご覧に なったでしょう? 私の躰・・・

あの人 何度・・いっても跡を・・つけるの・ヤメテくれなくて・・・

2週間・・もあれば、躰に残った跡も消える・・だろうと思ったんです けど・」

 

「でも嫌いになんか・・・なれないです 俺はとこ・とんバカなんでしょ・・うね」

 

蒼白になっていた顔にわずかに血の気を上らせながらイルカが囁く

ちっ カカシがトチ狂うわけだ

コイツがこんなに艶っぽい顔をもっていたなんてなぁ

カカシのヤツの尻ぬぐいなんざ真っ平ごめんだが

イルカの事は何とかしてやらなきゃならないだろう

 

「わかった 俺が何とかしてやるから お前はもう眠るんだいいな」

 

眠りについたイルカを抱きかかえて外へでると声をかける

 

「おい もういいぜ 出てこい紅」

「ふうっ カカシも馬鹿なマネしたもんだわ どうするの」

「取りあえず移動するぞ・・・ 人目につかないうちにな」

 

走り出しながら紅と話しを会わせはじめた

 

「イルカちゃん 起きないかしら?」

「さっき一服盛っといたよ・・・ 大丈夫だ」

 

「同僚に躰みられたらさすがに可哀相だしな・・・ お前ぇ協力しろ」

「いいわよ 私がいたら立場ないと思って顔出さなかったんだし」

「お前のサポートについた事にして3日間は休ませる、

 多分それくらいは動けないはずだ

その間 オレの家で休ませるさ、こんなに騒いでいて起きてこない

 カカシもたいがいだがな」

「そうね イルカちゃんにだったら簡単に寝首をかかれるかもしれないわねぇ」

 

「当日はどうするの?」

「前日にオレの任務のサポートに申請するよ

任務中は受けられなくて当たり前、後から受けりゃいいんだ

カカシのヤツには2〜3ヶ月はかかりそうな任務を振り分けてやるさ」

 

 

目が覚めてイルカがいない事を知ったときアイツはどうするかな?

まあイルカに会いたければ生きて帰ってくるだろう

 

牙で引き裂くことしか知らない狂犬・・・

せめて鋭く尖った牙を引っ込める事くらいは覚えてほしいもんだな

アイツを見捨ててはいない イルカの為にも

 

 

 

 

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