ホワイトデーは目の前それぞれの会話)

受付での場合


「なあイルカお前の今月の受付のシフトだけどな?」

「シフト? ああ俺は普段道理でかまわないぞ」

「いや そうじゃなくてだな 来週二日ばかり休み取ってくれないか?」

 

「・・・ 何で?・・・」

 

おかしいじゃないか

休日返上で出てくれってのはわかるが休んでくれ?

そりゃ アカデミー生も卒業させて新入生が入ってくるまでは受付勤務が主だけど

春休みったって教師は休みじゃないんだぜ

新しいカリキュラム組んだりもしなきゃいけないから

 

「いやっ 違うっ そのだなっ 俺と休み代わってくれないか? 

 俺どうしても今週末2日休みたいんだ 頼むよ! 

 アカデミーも受付もお前と交代して貰う方が一番いいんだ! 頼む!!」

「あっ ああ それはいいけど・・・」

「そうか? ありがとうイルカ じゃあ来週は月曜・火曜日お前は休み決定だからな」

 

 

「おい どうだった?」

「ああ俺と交代するって事で話はついたよ。来週の月火はイルカは休みで決定だ・・」

「そっか よかったよな〜」

「オレ・・ シフト表指さして何でこの日イルカ先生休みじゃないの?

 って聞かれた時にはマジ死にそうだったよ・・・」

「あっ オレもオレも・・ ありゃ休ませろって無言の圧力だよな」

 

 

本人の知らぬ間に二日間の休日を確保された事に気付かないイルカだったが

同僚はイルカの身に降りかかる事をしっかり予想していた

だって 指さしたその日は 3月14日と15日

翌日まで休みって・・・ そりゃ何を目論んでいるかは一目瞭然ってヤツ?

 

ちなみに交代させられた気の毒な中忍には、同僚達から多大な感謝と差入れがあったのだ。

 

 

 

カカシとサクラの場合


「カカシ先生 もうすぐホワイトデーよ? 何か準備した?」

「い〜や まだ何にしようか迷ってるんだよ」

「お返しする人が多くて大変じゃないの」

「そんな事な〜いよ オレがお返ししたいのは一人だけだからね〜♪」

 

なんつーか 何年たってもこのラブっぷり・・・負けるわ

だけどここでひいちゃあダメよサクラ

 

 

「あら ダメよカカシ先生ったら たとえ義理でもちゃんとお返ししなくちゃ」

「わーかったよ・・・んで? ちなみにお前は何がいいんだ? サクラ」

「本命だったらお食事か旅行ですってよ?」

「食事か旅行? 今時本命のお返しはそれなのか?」

「そうですよ ちなみに私達は義理で○○堂の限定水菓子で手を打ちますから」

 

 

おいおい サクラ〜 三年の間にしたたかになったね〜

まあ、あの綱手姫に師事していればこうなって当然か? んっ私達? 私達って・・・

 

「はいこれどーぞ」と手渡されたのは一枚の用紙

 

「イノとヒナタも一緒に調べたの 頑張ってねカカシ先生たまには雰囲気も必要よ

まあ当日はどこも一杯だから早く予約するほうがいいと思うけど」

 

頭の切れる女の子・・・今時の女の子って、こりゃ男は絶対まけてるわ

 

「それより先にイルカ先生の予定調べたほうがいいかもしれないわねえ

相変わらず、アカデミーと受付兼任で忙しそうだから」

「オレっていい教え子もったね〜 有難うサクラ 水菓子ねまっかせなさい」

 

手元を見つめて浮かれる上忍・・・怪しい怪しすぎるぞ〜

 

ちなみに内容は、木の葉のお勧め美味処50選と日帰りできる温泉20選だったりした。

 

 

 

イルカとナルトの場合


「なあなあ イルカ先生〜 もうすぐホワイトデーだろ」

「ああそうだな そういやもう来週だよな?」

「だろっだろっ それでお返しのことで相談に乗って欲しいんだってば」

「お返しか? まあ無難なところでお菓子とかで良いんじゃないか?」

「そりゃ そうなんだけど・・ 店に買いにいくのは恥ずかしいってば」

 

恥ずかしいって お前・・・ もしかして

 

「だからっ 何か作り方教えて欲しいってばよ!」

 

あああ〜 やっぱりそう来たか

 

「ナルト・・ 俺だってなあ お菓子なんざ作ったこたねえんだぞ?」

「そんな事ないだろ イルカ先生料理うまいじゃんか?」

「メシとお菓子は違うだろうが」

「だからさっ 一緒に作ってみるってば

 イルカ先生
手作りのお菓子だったらカカシ先生も喜ぶってばよ」

「しょうがねぇな〜 じゃ挑戦してみるか?」

「やった〜 絶対うまいの作ってビックリさせてやるってば」

 

「じゃあな〜 イルカ先生 約束だからな〜」

 

 

日曜に一緒に作ろうと約束し、帰り際にナルトが言った言葉が気にかかる

 

「あっそうだってば今日、カカシ先生とサクラちゃんがこそこそ話していたってば

なんだかカカシ先生がニヤニヤしていて気味悪かったってばよ」

 

サクラ・・・ お前カカシさんに、いったい何を吹き込んでくれたんだ?

多分ホワイトデー関連だとは思うが、妙ちきりんなモノ押しつけられる前に

当たり障りの無いモノをオレから強請っておいたほうがいいんだろうか?

 

 

 

カカシとイルカの場合


「イルカ先生〜 来週の月曜に一緒に食事にいきましょう♪」

「来週ですか? 済みませんオレその日はシフト入ってますから無理ですね」

「そんな事いわないで休みとって下さいよ〜」

「カカシさん! アカデミーは春休みでも教員は休みじゃないんです 

 それに受付だって一ヶ月前からシフト組んでいるんですよ?

いきなり休みなんて貰えませんよ・・ 急遽任務が入らない限り無理です」

「じゃあ もしその日お休みになったらオレと一緒に食事してくれます?」

「そりゃあ構いませんけど・・ でも無理だと思います」

 

「なあんでそこで、そう言い切っちゃうんですかぁ」

「だってその日ホワイトデーでしょう?」

「イルカ先生 知っていたんですか」

「彼女がいるヤツにせめて夜だけでもって拝み倒されましたしねぇ」

「イルカ先生にもオレが居るじゃないですかぁ オレ達って恋人同士ですよぉ」

「・・そうは言ってもですね〜 」

「オレ・・ イルカ先生にバレンタインのお返ししようと色々考えていたのにぃ グスン」

「そ それは気づきませんで・・  済みません」

 

うわ〜 やめてくれっ そんな泣きそうな目で見ないでくれよお!

 

「イルカ先生なんて、イルカ先生なんてオレの事何とも思ってないんだ〜!」

「そんな事ありませんよっ 何とも思って無いだなんて・・」

 

突拍子も無いことしでかしてくれる、はた迷惑人だとは思ってるけど

し しかたない俺から何か強請って誤魔化しちまえ

 

「カカシさん バレンタインのお返しだったら俺欲しいものがあるんですけど

チョコのお返しに、フク屋のイチゴ大福! あれが食べたいですっ」

 

「イチゴ大福? ですか」

「そうです 俺あれ大好きなんです だからそれだけで良いですから」

「わっかりました! アナタのカカシ イチゴ大福を見事手に入れて見せます!」

 

 

「というワケで、その日はイチゴ大福が来る・・お前達片づけるの手伝ってくれるよな?」

「イルカ先生〜〜 フク屋って・・ あれって半端じゃなく甘いってば」

 

オレってば真剣に遠慮したいってばよ〜・・・(ナルト心の声〜)

悪いなあ ナルトさすがに俺でも食えない甘さなんだよ(イルカ以下同文)

 

「うわ〜 聞いたイノ それって一箱十個入りで一日限定十箱のヤツよね」

「うんうん、ねえヒナタ、紅先生にも声かけようよ、後みたらし上忍とか

アタシ達だけじゃもったいないわ〜」

 

喜んだのは一部の女子のみ・・・ そりゃそうか 普通の三倍はある大きさだもんなぁ

 

しかるに当日・・・

 

「甘いよね〜イルカ先生ったら 大福ごときでオレを誤魔化そうなんてさ 

 本命は三倍返しじゃなくて十倍返しでしょ?
 

 しっかり躰でお返しするから一日じゃ足りないかなぁ」

 

などど巫山戯たことをぬかす上忍に拉致され

(カカシの裏での暗躍によりイルカはしっかり休みである)

 

「俺はっ 普通でいいんですっ 普通でっ

 三倍返しもいりませんってば うっぎゃあぁあ〜〜!」

 

二日間の休みをベッドから出して貰えることなく過ごしたイルカだった・・・

 

ご愁傷さま・・・

カカシの作戦勝ち なのかな?



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