ホワイト☆ラプソディー 1
さあ、朝飯も済ませた、掃除も洗濯もオッケーだな?
後は・・・あいつが来てからの仕事が待っているだけだ
「イルカ先生〜〜 来たってばよ〜!」
「おう 待っていたぞ ナルト じゃあ早速始めるとするか」
その前にほら これ着けてから手え洗え・・・
手渡されたのは白い三角巾とエプロン
「え〜 これってば食堂のオバサンみたいだってば・・・ 」
「ダメだぞ ナルト喰い物つくるんだから髪の毛とか入ったらまずいだろう
それにエプロンしてないと服が粉だらけになっちまうからな」
「だったらオレもイルカ先生みたいのがいいってば〜」
そういうイルカの今日の格好はと言うと
額宛を外していつもは上で括っている髪を項で緩く結び、
白いシャツの袖は捲り上げ、パンツはブラックジーンズその上から
黒のギャルソンエプロンなんかしていたりして、か〜な〜りカッコイイ。
「だめだめ これは胸当てついてないし 長いからお前には会わないよ」
「チェッ イルカ先生のケチンボ・・・」
「何か言ったか? ここでグズグズしていたらいつまでたっても出来ないぞ?」
「うわっ やりますっ 着けますってば〜〜!!」
「クッキング隊長! 手も洗って準備OKであります。何を作るんですか?」
「クッキン・・・何だそりゃ まあいい今日はこれを作ってみようと思う」
イルカは一枚のプリントをナルトに手渡して説明をはじめたが
「でもイルカ先生これって地味 俺ってばもっと派手なの作りたいってばよ」
「ナルト俺も一応 色々調べて見たんだがな 俺とお前は初心者だよな?
お菓子ってのは結構材料を揃えたり、作る手順がめんどくさい
バターをクリーム状になるまで練るとか、生クリームを角が立つまで泡立てるとか
特にデコレーションともなると、これは絶対ムリだと判断した
その中で俺が選んだレシピがこれなんだ!」
これなら材料は家にあるもので全部まにあうし、
何より混ぜるだけという超簡単なヤツだから初心者でも失敗はないさ
材料は俺が全て計って準備しておいたからな
今更他のを作る材料はないと暗に匂わされたナルトはと言えば・・・
「うっ わかったこれでいいってばよ・・・
イルカ先生、材料を合わせて篩にかけるってあるけど 篩は?」
「家にそんな物は無いぞ!」
「えっ? じゃあどうするってば・・」
「ほら これに材料入れてみろ」
イルカはちょっと大きめのビニール袋の口を広げてナルトに向けた
「わ 分かったっ えっと 小麦粉とベーキングパウダーと砂糖と・・・
あれ イルカ先生 塩がないってば」
「ああ 塩は入れなくていい」
「だって 塩って書いてあるってば」
「バターは無塩じゃなくて普通のヤツ使うから塩入れなくても大丈夫だよ
篩にかけるってのは 粉に空気を含ませるって事だからこれで十分さ」
そう言うなりビニール袋の口をキュと締めてブンブン振り回す
「イルカ先生ぇ それって適当すぎだってば・・」
ボールに篩った材料をうつして
ほらこれにバターをサイコロみたいに切って入れて
指で混ぜ合わせるんだぞ 粉で潰すようにしてサラサラにな
「混ざったってば こんなんで良いかな〜 イルカ先生」
「おしっ じゃ牛乳を少しづつ入れて纏めていくぞ
捏ねるんじゃないぞ 軽く纏める感じでな」
「できたってばイルカ先生」
「じゃあ、粉を振った まな板の上で伸ばして型抜きだ」
「イルカ先生 どれで型を抜くんだってば?」
「ああ これ使ってみろ」
「イルカ先生 これコップだってばよ・・・」
「いーから いーから ほら早く抜かないとオーブン暖まったぞ」
「うわっ 待って待って〜〜 すぐやるってば〜」
ポンポンポンとコップで型を抜き 余った生地は手で丸め
オーブン皿に並べてから牛乳を軽く塗って、後は15分待つだけ
「さあ 焼き上がるまでに台所片づけちまおうか?」
「なあ イルカ先生 女の子って凄いよな〜 」
だってさ〜 バレンタインとか誕生日とか好きな奴にケーキとか作ってくるじゃん?
オレってば今日これだけで、バテバテだってば
「好きな人の為なら、それも楽しいのさ お前だってあげたい子がいるんだろう?
そうじゃなきゃ 自分で作ったりしないでお店で買ってるだろ」
「ちっ 違うってば! オレは別にヒナタになんて・・・」
ふふっ ナルトのやつ そうかヒナタか・・・
真っ赤になって自分が口走ったことにも気づいていないんだろうな?
「ほら 焼けたようだぞ」
「うわあ いい匂い〜 なあイルカ先生 一個喰ってもいいかな?」
「ああ いいぞ 自分で作ったんだ味見してみろ」
「あつっあちちっ・・ はふっ んまい〜〜〜♪」
焼き上がったお菓子がさめるまでお茶を飲みながらナルトと話してすごし
準備しておいた小箱にジャムを添えてラッピングした可愛い包みが3個できた
赤・ピンク・黄色とリボンの色の違う包みの行き先はもちろん
ヒナタとサクラとイノ・・だろうな
「今日はありがとうだってばイルカ先生〜」
「いいか〜 照れずにちゃんと渡すんだぞ」
「分かってるってば!」
じゃあな〜〜 バイバ〜イと手を振って帰っていくナルトを見送り
振り返ったとたんカカシさんが目の前に姿をあらわした。
続きます →2
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