星に願いを
チョキ チョキ チョキ・・・
「何作っているんですか? イルカ先生」
「短冊ですよ」
「折り紙切ってるだけじゃないですか〜」
ねえ オレと遊んでくださいってば〜
ねえねえ かまってくださいよ〜〜〜〜〜
「これは 明日使うんですよ 願い事を書くんです
カカシさんお暇そうですね? これに紐つけて貰えます?
生徒一人にだいたい3枚くらいですからね」
「え〜っと 願い事書いてどうするんですか?」
「七夕したことないんですか?」
「あ〜 はい無いですね〜」
「七夕はね 恋人同士の織姫と彦星が年に一度だけ会える日なんですよ」
「たった一日ですか? 恋人なのに?」
オレだったら我慢できないよ〜 イルカ先生に年一回しか逢えないなんて
「そうですね〜 アナタ我が儘だからなあ」
そんな事言うなんて イルカ先生ったら 酷いよ〜
チョキ チョキ チョキ 手は休めずに動いていたがやがて終わりはやってくる
「ありがとうございます。おかげで早く終わりましたよ
これ差し上げますから カカシさんも願い事かいてみませんか?」
小さな葉竹と短冊を3枚渡すと
「願い事〜〜〜 う〜〜ん う〜〜んとっ」
カカシさんは何やら書きだした
アカデミーの子供達と何ら変わりない様子に思わず笑いがこぼれた
「できた〜! イルカ先生〜 これ笹につけたらいいんでしょう?」
「そうですよ そうすると願いが叶うと言われているんです」
「ここに飾っていいですか〜?」
見ると窓辺にくくりつけている
「いいですよ ほら食事の支度しますから 早く風呂入ってくださいね」
「は〜い」
いったいどんな願い事をしたんだろう 好奇心がムクムクわき起こる
いいよな ちょっとだけだから・・・
カカシさんが 風呂に入ったすきに 短冊をこっそり覗いてみた
《イルカ先生に朝はやさしく起こしてもらいたい。》
なんだ? この願い事は・・・
そういや あの人寝汚いから布団から蹴り出しておこしていたっけ
《明日のご飯はサンマが食べたい》
メシのリクエストが願い事?
いや 簡単だけどな 朝からサンマはちょっと・・・・
《イルカ先生といつまでも一緒にいられますように》
俺だってそう願っていますよ カカシさん
まあ これくらいの願い事だったら叶えてあげようかな
「シ・・ カカシさん ほら起きて」
「う〜ん あと5分だけ〜」
「だめですよ ほら お・き・て」
「・・イイイイイイイル・・イルカ先生・・・」
「目覚めましたか? 俺もう仕事にいきますからね」
朝飯冷めない内に、ちゃんと食べてくださいね
後に残されたのは、イルカの優しいキスで起こされたカカシと
湯気のたった味噌汁・・ サンマの塩焼きといった朝ご飯・・・
「・・・うそ・・・ 本当に願い事叶っちゃたよ・・・」
日が暮れて星も瞬きはじめ
ああ 今日は天の川がきれいだな 絶好の七夕だよな〜
空を見上げながら歩いていると声をかけられた
「おう イルカ今帰りか?」
「あっアスマ先生、はい今日はもう終わったんです。」
「そういやぁ カカシの野郎今日はみてねえが どうした?」
「ああ 任務あけで明後日までお休みなんですよ」
「お前ぇも大変だなぁ アイツは変なところでガキだからな?」
「そうですね〜 夕べ短冊飾ってましたよ」
こっそり覗いてその願い事叶えてあげましたけどね
クスクス笑うイルカに
「そうか まあしっかり子守りしてやってくれや」
「ええ 俺が一緒にいられる間はね」
家に近づいたら 上から短冊と声が降ってきた
「ねえ 見て見て〜〜 イルカ先生〜〜
オレね〜 願い事いっぱい書いちゃいましたぁ〜」
笹の葉が見えないくらいの短冊・・・
いったい・・何願ったんだよ この人は
「夕べのお願いちゃんと叶ったから、今日の分も叶うといいなぁ♪」
子供みたいに笑う顔はカワイイ カワイイんだが
「あ〜 その・・ イルカ・・・これな・・」
こんな願いは叶えてやるこた無いと思うぞ
じゃあ 俺はもう行くからな 程々にしろよ? イルカ
といいつつアスマに手渡された短冊数枚・・・
一枚読んで・・二枚読んで・・・三枚読んだところで
俺は火遁で燃やしてやった
もちろん窓辺に飾られた笹竹もろともに
俺が読んだだけでもアレなのに あの山盛り一杯の短冊にいったい何を・・・
「ア〜〜〜!! 何するんですか イルカ先生!」
「何って アンタ何てこと書いてんだ」
「え〜 だって 七夕に願い事すると叶うんですよね
もうおれの夢を目一杯書き込みました〜 ほらコレも見てくださいよ」
俺の隣に降りてきて 両手に持った短冊をみせてくる
こいつの願い事全部叶えていたら体がいくつあっても足りねえ
ってか こんなもの他人に見られたら 俺・・・
「短冊に書いたらイルカ先生お願い叶えてくれるんですよね〜」
プチッ プチチッ どこかで何かがちぎれる音がしたと同時に
「てめぇが星になりやがれ こぉの変態エロ上忍〜〜〜〜〜」
バキィィ・・・ イルカの右フックが銀色に顎にヒットし
カカシはノックアウトされていた。
このときイルカのスピードは上忍を遙かに凌駕していたのだ。
イルカの怒りは凄まじく カカシがイルカの家に入れて貰えるまで
2ヶ月ちょっとかかったという
イルカが見た短冊の内容は・・・
《イルカ先生の口にピーして×○△したい》
《イルカ先生のひとりHが見たい》
《オレの上にイルカ先生が乗って腰ふってほしい》
《俺が多重影分身してイルカ先生と□□プレイ・・・・》
《女体変化したイルカ先生としてみたい》
etc・・etc・・・ 何枚かは風にのって飛び散ったようで・・・
せめて固有名詞(イルカ)が入っていなければと