意地っぱりの恋 9

今日はイルカ先生が帰って来る日だ

さっさと任務すませて迎えに行かなくちゃ

イルカ先生に見せたいものもあるし

くふっ くふっ くふふっ〜〜〜〜びっくりするぞ〜

 

「気色悪い笑い方するんじゃねえ」

「何とでもいって オレは気にしないからね〜」

「おい報告書だすまでは任務だからな」

「わーかってるって〜 受付にはイルカ先生がまってるんだからさ〜」

 

2週間ぶりのイルカ先生・・・ああ早く会いたいな〜〜

 

 

俺たちが里公認(そう言うとイルカ先生怒るけど)になってもう半年が過ぎたんだ 

初めて二人で迎えた朝・・動けないイルカ先生の代わりに

イルカ先生の有休の届けを出しにアカデミーに行きついでに

オレ達の事を言いふらしておこうと目論でいたんだけど

入り口で捕まえたアカデミー職員は

 

「はたけ上忍・・・ あのイルカは・・・?」

「ああ イルカ先生今日はお休みね〜」

 

そういうと真っ青な顔をして何やら言いたそうにして口ごもってしまった。

何だろうね〜 まったく、まあいいや 早くイルカ先生の処にかえろ〜かねぇ

なんてほけほけ歩いていたら

 

「おいカカシ ちょっとちょっとこっちこいよ」

 

通りがかりの数人に呼び止められてしまった

もう早く帰りたいのにな〜

 

「なあ〜にさ オレ急いでるんだよね〜」

「お前イルカとうまく行ったみたいだな?」

「・・・どうして知ってるのさ?」

「え〜 だって受付の中忍がなあ・・・?」

 

中忍? ああ あいつか? イルカ先生にちょっとまて なんて事いったヤツだ、

余計な事言わないよ〜に、しっかり釘さしたつもりだったけど甘かったかね〜

だけどこいつらの耳にも入ってるって事は

今更オレが言いふらさなくてもいいってことか?

 

「明日になればわかりますよ」ってこの事か・・・・なるほど

 

「それでイルカの具合はどうなんだよ?」

「そうだ聞かせろよ」

「何をだよ?」

「イルカの事に決まってるだろ?」

「聞いたところによればお前が骨抜きだって言うじゃないか」

「えぇ 俺はカカシがネコだってきいたぞ」

「そうそう イルカのテクでお前がメロメロにされたって・・・」

「ちがうって イルカがあんまり靡かないから写輪眼で落としたって話しだぞ」

 

「ちょっと・・待て・・・いったいどこからそういう話しになったんだ?」

 

首を傾げているといきなり殺気が襲ってきた。

 

「カカシ〜〜〜 あんたっ イルカちゃんに何したのよ!!」

「うわっ ちょ ちょっと紅? いきなり何すんだ!!」

「聞いたわよ! あんたイルカに言い寄って殴られたそうじゃないのよ

おまけにその後、拉致ったっていうじゃないの」

 

一気に喋って長く伸びた爪を煌めかせた・・・ こわっ

 

「今日はイルカちゃんアカデミー休んでるっていうし

あんたまさか ふられた腹いせにイルカちゃんを・・・・」

「待て・ 待て待て待て〜〜〜 誤解だ〜! 誤解!!」

 

なんとか 紅をなだめて オレ達は両思いになったんだと説明したんだが

いったいどういう風に話しが回ってるんだか はああぁぁぁ・・・

家に戻ってイルカ先生に噂の事を話したら 

にっこり笑って 一言あっさりと

 

「人の噂も75日 気にしなくてもいいよ?」

 

たしかに・・・ひと月もしたら噂も落ち着いたんだけど

イルカ先生って結構図太い神経してたんだ

まあ手当する為とはいえ暗部を押さえつけた人だからな〜

 

 

 

ああ そんなことどうでもいいんだった

ガララッ 戸を開けると耳に飛び込んでくる声

 

「ええ それでは これが報告書とこっちが研修レポートですね」

「はい受領いたしました。 2週間お疲れさまでした」

 

「イルカ先生〜〜〜っ」

 

名前を呼びながら抱きつこうとしたら

くるっと振り向いてにっこり笑った後に一言

 

「カカシさん 今はコウ≠ナすよ?」

「うわっ あっ ごめんなさい」

「もうちょっと待っていて下さいね」

 

こういう時大人しく待っていないとイルカ先生は怖いんだよ

 

「じゃあ手配は済ませてありますので後は宜しくお願いします」

「ええ ゆっくり休んでくださいね」

 

ガラッ あれぇ入ってきたのはあのヤシマってヤツじゃないか

 

「イルカ 遅くなって済まなかったな これ頼まれていたヤツな」

「ありがとう 面倒かけたなヤシマ」

「いや〜 オレはただ申込みに行っただけだし

それにしてもお前 張り込んだな 大丈夫か?」

「大丈夫だよ! 明日から受付頼むな?」

「任せとけって 楽しんでこいよ」

 

何話してるんだ 話が見えないんだけど

イルカ先生またどっか行くのか?

 

「カカシさん? 任務報告済みましたか?」

「あっ まだです」

「早く済ませてください 帰りますよ」

「はいっ すぐ済ませますから 待っていて下さい」

「終わりましたか? じゃあ受付出たらシ≠ナいいですよ」

 

じゃあ お先に・・・と声をかけて受付所を後にした。

公私のコウ≠ニシ°謨ハしないと傍に近寄らせてもらえない

この半年でしっかり身に染みたよ

任務済ませて外に出たらシ≠セから抱きついても怒られないんだ

 

「お帰りなさい イルカ先生〜」ギュウと抱きしめると

「ただいま」と抱き返してくれる人

 

「ねえ 早く家に帰りましょうよ 

オレねイルカ先生に見せたいものがあるんです」

「俺も話があるんで先に食事済ませてから帰ろうか?」

「そうですね〜 帰ってから準備する大変だよね〜」

 

 

 

2週間ぶりの我が家か 懐かしいってのもおかしいけど

 おかしいのは此奴の態度だな 何たくらんでるんだか

 

「イルカ先生 先にお風呂どうぞ〜」

「今から湯をはるんじゃ時間かかるだろう、先に荷物片づけるよ」

「大丈夫!いいから 早くお風呂に入ってきてよ」 」

「だったらお前先に入ったらどうだ?」

「いいから いいから 早くお風呂に入ってきてよ」

 

珍しい・・いつもなら 一緒に入りましょ〜とか言いだすところだけどな?

 

「はい これ着替えね〜 ほら早く早く」

 

何がなんでも先に入らせたいみたいだな まあ良いか

浴室のドアを開けて納得 なるほどこれか? 見せたいものって

お湯もいい湯加減だし手足を伸ばしてゆっくり出来た。

風呂から上がって髪を拭きながら

 

「あれかい見せたいものって? いい湯加減だったよ ゆっくりできたし」

「本当? イルカ先生が喜んでくれてよかった〜」

「お前も早く入ってこいよ 俺からも話があるからさ」

「うん すぐあがるからね〜」

 

 

ほら 髪の毛濡れてる もっと良く拭けよ?

イルカ先生がタオルでオレの頭をワシャワシャ拭きながら

 

「俺は明日から三日間休みなんだ 

そこでだ 一緒に温泉にいこう もう予約済ませたから」

「えっ オレも一緒にいっていいの? 凄く嬉しいけどでも任務が入ったら」

「お前と一緒じゃなきゃ意味ないんだよ、大丈夫だよ任務は入らないから

 あのな 受付の中忍なめたらダメだよ

 任務の振り分けとかも俺達の仕事の内なんだよ」

「それって・・職権乱用とか言わない? イルカ先生」

「そうとも言うかな まあ気にするな

お前 俺にちょっかいだしそうなヤツら絞めただろう?

おかげでな〜 長期任務や里外任務に行かせるヤツの人選苦労してるんだぞ?」

「え〜と それって・・・」

「俺な 一応里に登録されている忍びは全て記憶しているんだよ

俺にちょっかい出してくるヤツ等の実力は把握してるんでな

そういった奴らを目一杯力を出し切らないと出来ないギリギリな任務につけるんだ

本人達はスキルが上がるし里には報酬が入るし俺は腹いせができるって寸法だな」

「もしかして・・前に俺に一ヶ月の任務が入ったのって まさか?」

「そうだな〜 俺の腹いせかもな〜 で行くのか 行かないのか?」

 

代金の事は気にすることないぞ? 賭に勝ったあぶく銭だから

 

「行きますって でもイルカ先生 何に賭けたの?」

「そりゃ 俺達がつきあってうまくいくってのにな 一番長いのが半年だったんだよ」

 

他にも同じのに賭けたヤツがいたらしくて手元にはいったのが50万両だったんだ

賭にされたネタが賭けたっていいだろう?

 

「あの〜 それオレです」

「?」

「オレもそれに賭けたんですよ それでオレ100万両もらったんで・・」

 

イルカ先生がいない間に風呂場改造しちゃいました。

24時間給湯 二人で入ってもゆとりの浴槽・・よかったでしょう?

これでお風呂場Hもできますよね〜

 

イルカ先生あのねもう一つあるんだよ

するりと襖を開けると・・・

 






続く  8←   →10

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