クリスマス☆プレゼント
情熱を交わした後の気怠い体は休息を欲していた
それなのに 体を離すことなく抱きしめながら囁く人
「それでね もうすぐじゃないですか・・・が良いかな〜なんて」
今 とてつもなく場違いもしくは似合わないセリフが聞こえたような・・・
「ねえ 聞いてます? イルカ先生」
ああ 聞いてるよ 聞こえてますよ それが何だってんだよ
それにいい加減離れてくれ お願いだから眠らせてくれよ
「・・・何でそんなもの ふわぁ・・ ほしいんです・・・」
「寒い冬のアイテムでしょ 恋人たちのお約束ですよ」
「そんなお約束ありませんし イヤですよ 俺は」
「ね〜 お願いイルカ先生〜」
お願い お願い
口説いて口説いてついでに体にも触りまくって
「わかった・・わからりましたよ だからもう触らないでください
でも後悔しますよ? 間違いなくね」
「後悔なんてしませんって 楽しみにしてますから」
どーだか? 絶対後悔するにきまってる
あとで苦情なんて受け付けねえからな
それにしても どうやりゃいいのか皆目検討もつかねえし
もっ いい 明日誰かに聞けばいいんだ とにかく今は睡眠だ
「それからね オレ明日から単独任務で1週間ほど里からでますから・・」
「あぁ そ〜ですか? んじゃお気をつけて」
「なにそれ? そんなんじゃなくて1週間分のイルカ先生の補給を」
「今日はもうお断りです。俺は明日野外演習があるんです
アンタも任務にでるなら今晩は早く帰って準備したらどーです」
「う〜ん ダメ! ほらオレこんなんだから・・」
クイッと腰を押しつけて揺らすと
「ア・アンタ・・ いい加減に もぅ 抜け・・ ウッ アアン・・」
「だってイルカ先生の中 熱くて気持ちいいんだもん 出たくないし」
ホント 正直じゃないよね〜 イルカ先生は〜
ほら イルカ先生だってキュウキュウ締め付けてくるし
素直に言えばいいのに オレが欲しいってさ
膝を肩にかけて腰をガンガン突き上げながら赤く立ち上がった乳首を噛むと
「痛っ イヤ ヤメテ・・ンンッ クゥン・ アッ アアアッ・・」
何て色っぽく喘いじゃって 銜えこんだオレを喰いちぎりそうに締め上げてくるんだから
ヤバイ 一気にもって行かれそうだ クソッ 持ちこたえろオレ・・
舐めて、しゃぶって、イカせまくってイルカ先生が気を失うまで抱き続けた
こんなに抱いてもまだ足りない・・1週間もイルカ先生なしなんてある意味拷問だよな〜
「イルカ先生 いい オレが帰ってくるまで浮気しちゃダメだよ」
目が覚めると浴衣に着替えさせられベッドに寝かされていた
声もでねぇし 腰も抜けてるようで動けねぇ
おまけに何だ? 袷から覗くだけでも赤い跡だらけ・・・・
あの野郎〜〜 散々好き勝手しやがっておぼえてろよ〜
「お〜い サクラ今日は任務終わりだろ ちょっといいかな?
少し教えて欲しいことがあるんだけど」
「あっイルカ先生 イルカ先生も今日は終わりですか?
教えてほしいって私にわかることだったらいいですけど?」
「うん お前だったら知ってると思ったんでな」
日も暮れてきた街を大きな紙袋を抱え話しながら歩いた。
「助かったよ 俺一人じゃどうしようもなかったよ」
「いいえ お役に立てたならよかったです
でも そんなに沢山 初めてじゃ大変ですよ 頑張ってくださいね」
「大丈夫さ 間に合わせるよ」
それから1週間後・・・
「ただいま〜 イルカ先生〜 アナタのカカシ今帰りました〜」
「ああ カカシさん お帰りなさい じゃ帰ってくださいね」
「イルカ先生! どうしたんですか〜オレもう任務終わったんですよ」
「それはわかってます でも 時間がないんでまた今度にして下さい」
バタンと閉じられたドアを前に茫然自失・・・
それから毎日忙しいからと部屋に入れて貰えず
忍び込んだら窓から放り出される日が続いた
「イルカ先生! オレの事キライになったんですか」
「アンタ ここ何処だと思ってるんです!」
「どこだって いいです! どうして部屋に入れてくれないんですか!?」
「どこでも良くないです! 忙しいっていったでしょうが!!」
「仕事を持ち帰ってるようでもないのに、朝まで電気ついてるし
まさか他に男を連れこんでるんじゃ・・・」
バキッ
「ちょっとは 場所わきまえて話すんですね はたけ上忍・・・」
ニッコリ笑って口調は丁寧・・だけど目が笑ってないぞ
怖い・・・怖いぞ イルカ・・・上忍を一発でKOするなんて
任務の依頼に来た一般の方々も ひいてるぞ
「イルカ先生〜〜」
「あの時後悔しませんね?って俺は念押ししたはずですよ」
「あれと何の関係があるんですかぁ〜〜」
「俺はぶきっちょなんです アンタの相手をしていたら絶対間に合いません」
「だったら 取り消しますからぁ もういりませんよぉ!」
「いまさら そういわれたって俺だって困ります
まあ 後10日くらいは出入り禁止ですからね」
「10日も? うええぇ〜 イルカ先生〜 ごめんなさい〜」
「受付の邪魔です さっさとお帰り下さい」
ペイッと放り出された泣きべそ上忍
「おい お前 いったい何に後悔しないっていったんだ?」
「そうそう あのイルカちゃんが あそこまで強気なんてね〜」
「うっうっ クマ〜 紅〜 お前たちオレが可哀相だと思わないのか?」
「誰がクマだ 聞いてやんねえぞ!」
「もう2週間も部屋にいれて貰えてないんだぞ? それなのに後10日もお預けなんて」
「クリスマスプレゼントに手編みのマフラーがほしいなんて言わないから〜
お願い部屋にいれてよ〜〜〜」
「そんなの強請ったのか? そりゃ イルカにしてみりゃ必死だろうな」
あいつ そういうところは不器用そうだからな
「途中まで出来てるんでしょ? いまさらいらないっていったら 怒るわねぇ
まあクリスマスには 部屋に入れてくれるんだろうし
アンタもプレゼント考えて 待ってたらいいじゃない?」
「うえっ オレもプレゼントするの?」
「何 アンタ貰う事ばっかで あげること考えてなかったの?」
それってサイテーじゃないの
「二人っきりでロマンチックにクリスマスイブを過ごすのもいいよな?
よお〜し 1ヶ月分のオレを愛を込めてプレゼントする!
今晩から腕立て500回だ いや1000回は行けるか?」
気合いを入れて立ち去った銀色に対し
「なあ 紅 アイツなんか勘違いしてる気がするんだが オレの気のせいか?」
「私も同意見なんだけど・・カカシのプレゼントは受取拒否されると思うわ」
二人そろってのイヤな予感・・ 当たってほしくはないけれど
アイツの1ヶ月分の“愛”なんて 押しつけられる イルカが気の毒だよな?
「という訳なんでな イルカ その な 心構えはしといたほうが良いかと」
余計なお節介かもしれねえんだが
「そうですか 大丈夫ですよ わざわざ教えてくださってありがとうございます」
ちなみにクリスマス当日 カカシの思惑を裏切って
イルカは7班のメンバーを全員呼んでクリスマスパーティーを行い
全員に手編みのマフラーをプレゼントしたのだった
「うわ〜イルカ先生 初めてだっていっていたのに編み目綺麗〜」
「そうか? どうせ作るならお前達にもと思って頑張ってみたんだ」
「ありがとうだってば イルカ先生 やっぱオレンジはオレの色だよな」
「紺は好きな色だ・・」
「イルカ先生・・・ これって」
「俺の愛情を込めましたからね」
「子供達とお揃いなんですか?」
「色は変えましたよ? その色気に入りませんでした?」
「いえ・・ 別にそういうわけではないんですが・・・」
オレって・・・全員分のマフラーの為にこんなに長いこと閉め出されたの?
シクシクシク 泣いてもいいかな〜
「カカシさんは俺にプレゼントくれないんですか?」
そ・そうだ 負けるなオレ プレゼントがあるじゃないか
今晩はイルカ先生をメロメロにして・・二人して朝までめくるめく官能の世界に
「あ あります ちゃんと・・ あの 子供達が帰ったら渡しますから!!」
「そうですか? ねえカカシさん 過ぎたるは及ばざるがごとしって知ってます?」
はいっ? 何言いだすんだ イルカ先生
「俺、あの時のようなのはゴメンですから」
「あの時って・・・?」
「アンタがマフラー強請って任務に行ったときです」
「・・・・・・・」
「何事も ほどほどがいいってことですよ?」
「うぇっ? あ あの〜 もしかして 怒ってるの? イルカ先生」
「い〜え 別に まあ アンタ次第ってことですかね〜」
さあ 絶体絶命だぞ カカシ
愛のプレゼントを受け取って貰えるか
それこそクリスマスに奇跡が起きるかどうか・・
頑張れカカシ 負けるなカカシ
粘れば ちょっとは? 受け取って貰えるかもしれないぞ
2004.12.19
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