最強の呪文
もう何度目になるのか 一緒に迎えた誕生日
カカシさんは任務でまだ戻ってきてないけど
今年は久しぶりに中忍になったナルトとサスケとサクラも来てくれた
大人びたとはいってもオレから見たらまだまだ子供だけどな
「イルカ先生 オレ聞きたい事があるんだってば」
「なんだ? ナルト」
「あのなっ その〜」
「おいおい 何だよさっさと言って見ろよ」
「イルカ先生ってば どうしてカカシ先生と付き合うって決めたんだってばっ」
「はあっ・・・ いきなりだな 今更だとは思うがどうして聞きたいんだ」
「だって あからさまに怪しいじゃんか? カカシ先生ってば
顔も半分以上見えないし いつもイチャパラ片手だしさ〜」
そりゃ上忍としては最高かもしれねえけどさ〜
「ナルト〜 アンタそれカカシ先生に対して失礼よ!」
(そうは言ってもアタシも知りたい〜〜〜)
「まっ いいか お前達も成長したことだしな カカシ先生には言うなよ?」
「一番最初にキスしたからだよ」
「それ 違うってば だってカカシ先生が里に来る前に
オレってばイルカ先生とチューしたことあるってば」
「あのな ナルト ほっぺやおでこのキスは親愛のキスだよ
俺のいったのは唇へのキスだよ」
「じゃあ オレってば サスケと付き合うようになんのか?」
「・・・? どうしてだ?」
「だって オレってば サスケとチューしたのが初めてだったってば・・・・・」
「ちっが〜う! ナルト! アレは不可抗力! 出会い頭の事故よ!」
(アタシだってまだサスケ君とキスしたことないってのに)
「オレはあれがキスとは思ってもいなかったんだが・・・」
「そそそ そうだよなっ」
「だけど それだけだったのか?」
「いや ちょっとした呪文があったな」
「呪文? イルカ先生 呪文ってどんなのなの 教えて」
くすくすっ ダメだよ 他の人に教えたら魔法が解けちゃうからね
お前達もいずれわかる時がくるさ 自然にね それまで待ちなさい
それから暫くたわいのない話しをして子供達が帰ったあと
「カカシさん? どうして入ってこなかったんですか?
あの子達と会うのも久しぶりだったでしょうに」
「いえ 何だか入りそびれちゃって」
「おかえりなさい お怪我はないですか?」
「ただいま イルカ先生 お誕生日おめでとうございます
今日のうちに帰ってこれてよかった。間に合わないかとおもって焦りましたよ」
「ありがとうカカシさん、でもねアナタが無事なのが一番なんですよ」
そうっと抱き締めて 頬へキス 唇へキス
「ねえ イルカ先生 オレと付き合ってくれたのは キスしたのオレが初めてだったからなの?」
「そうですよ アナタが初めてだったから」
「なら他のヤツが先にキスしてたら そいつと付き合っていたの?」
「聞いていたんですか?」
「はぃ あの オレってナルトの言うように胡散臭いですし
イルカ先生にOK貰ってもやっぱり気になっていて・・・その 」
「呪文ですよ アナタは俺にキスして呪文を唱えたんです」
「・・・? 呪文? あの〜オレ覚えがないんですけど〜?」
くすくすくすっ アナタは無意識にいつも呪文を唱えていますよ?
魔法が解ける隙も無いくらい頻繁にね
「カカシ先生 好きですよ」
「オレもイルカ先生が大好きです」
ほら 俺を縛る魔法の呪文をあっさりと口にする。
「大好きです イルカ先生」
だから俺も呪文を唱え魔法をかけよう 何時も一緒にいられるように
唇にキスをして呪文を唱えたら俺たちはいつも幸せでいられる
最強の呪文 それはとっても簡単で、
だけど心からの想いを込めないと効き目のない言葉
「大好きだよ イルカせんせい」
「俺も大好きですよ」
アナタはいつ この呪文に気づいてくれるのかな?
終わり
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