●ライヴ・ヴィデオの存在(new!)

映像作品がまったく無い達郎だが、プロモーション・ヴィデオは存在する。1980年のライヴを収めたpvだ。
わたしが観たのは「bomber」1曲だが、達郎のギター・カッティング・プレイや歌っている横顔のアップが存分にフューチャーされたもの。バックは難波、青純、広規、椎名と土岐さん。
ワイルドで興味深い演奏だが、音のバランスが悪いので達郎主導でリイシューされることはたぶんないだろう。(2004.12.26)

●達郎とフリーソウル

1980年、fm東京のプログラム「パイオニア・サウンド・アプローチ」で、達郎は新旧リズム&ブルーズのカヴァーを披露しました。
その曲群は達郎サウンドのルーツを自らネタばらしするかのような内容でもあり、「rainin' through my sunshine」のリズムは「レイニー・ウォーク」、「if you want it」のイントロは「スパークル」に「かなり直接的に」影響を与えている気がします。
それはともかく、ここで聴かれる音楽はこれまでの「ディープでなきゃソウルじゃない」とか「ベードラ四分打ちディスコビート」などの呪縛(?)から脱した、じつに自然体な音楽です。
先の2曲はフリーソウルのコンピレにも取り上げられていますが、「フリーソウル」というコンセプト自体、当時の達郎たちが影響を受けたり、目指していたサウンドに極似している、というより「そのもの」なのでは?とおもうことしばしばなのです。(2003.1.26)

●東北新幹線「thru traffic」

1982年、鳴海寛と山川恵津子によるグループ「東北新幹線」の唯一のディスク「thru traffic」。
鳴海氏は一時期の達郎バンドのギタリスト(「joy」で演奏が聴けます)、山川さんは「cozy」などにコーラスで参加、また1998-99年のツアーにも一部で参加しています。
鳴海氏のデイヴィッド・t・ウォーカー・ライクなギター・プレイ、そして二人の微妙に違う音楽性とアレンジのミックス(ふたりともコンポーザー=アレンジャーです)、少しウェットでセンティメンタルなサウンド、80年代初頭の日本のaorの知られざる名作と思います。
titles:summer touches you/up and down/心のままに/ストレンジ・ワイン/september vallentine/月に寄りそって/cloudy/spell/ラスト・メッセージ(2002.11.23)

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