尿路結石
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尿路結石を予防するには、食餌(食事)で、カルシウムを多く摂取し、脂肪(脂肪酸)の摂取を控えることが、大切。
尿路結石の80%以上は、シュウ酸カルシウム結石。
カルシウムより、シュウ酸(蓚酸)が、結石の原因として、重要。
尿路結石の再発に関連する因子としては、従来は、尿中カルシウムが注目されていたが、最近は、尿中シュウ酸の方が、重要と考えられている。
結石を予防するために、従来は、「結石の成分となる、カルシウムを食べるな」と言われたが、最近は、逆に、結石を予防するために、「カルシウムを多く摂る」ことが勧められている。
その理由は、カルシウムを多く摂取すると、腸内で、尿路結石の原因となるシュウ酸と結合して、シュウ酸を便から排泄させるので、尿路結石の形成が、予防される。
高脂肪食は、尿路結石を増加させる:脂肪を多く摂る、高脂肪食だと、脂肪酸と、カルシウムとが、腸内で結合して、カルシウムが、便から排泄されてしまい、シュウ酸の腸からの吸収が増加するので、尿路結石が形成される危険性が、高まる。
腸内で、シュウ酸は、カルシウムと結合して、便から排泄される。
食餌で、カルシウムを摂取すると、シュウ酸が便から排泄され、尿中シュウ酸が減少する。
脂肪摂取や炭水化物摂取は、尿中シュウ酸を増加させる。
脂肪を過剰に摂取しすると、腸管内で吸収されない脂肪から分解で生じる脂肪酸と、カルシウムとが結合するため、カルシウムが排泄されてしまう。そして、シュウ酸と結合すべきカルシウムが減少し、シュウ酸の腸からの吸収を増加させる。吸収されたシュウ酸は、尿中でカルシウムと結合し、結石になると考えられている。
このように、動物性脂肪の過剰摂取は、尿路結石を増加させる。
シュウ酸は、あらゆる食材に含まれているので、摂取を控えることは、困難。
結石の予防のためには、水分を多目に取ることが勧められている。
少し前までは、「ビールを飲むと良い」と言われていたが、最近は、「ビールは、飲み過ぎると、却って危険」とされている。
注1:シュウ酸カルシウム結石は、尿が酸性の状況(酸性尿)で、形成されやすい。
尿がアルカリ性の状況(アルカリ性尿)では、リン酸アンモニウム・マグネシウム(MgNH4PO4・6H2O)結石(ストラバイト結石:Struvite結石)が、形成されやすい。
人間は、正常では、酸性尿になりやすいので、シュウ酸カルシウム結石が多い。猫や、モルモットなどの動物は、アルカリ性尿になりやすいので、ストラバイト結石が多い。
食餌中(食事中)のカルシウムは、尿をアルカリ性にし、リンは、尿を酸性にする。
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