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今日は知床半島から根室半島に向かってただひたすらに海沿いを南下します。 |
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晴れの朝 |
[5:05]天気予報で雨だと思っていましたが、意外とよい天気。しかも暑い。今日の第一目的地は窓から見えるあの大きな岩。「オロンコ岩」です。 |
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朝食 |
[7:00]本日の朝食メニュー・いくら ・生卵 ・梅干 ・ふきの煮付け ・もずく酢 ・イカの塩辛 ・ごぼうのきんぴら ・味付け海苔 ・ごはん&味噌汁 |
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出発 |
[7:30]さあ行こう。soloさん今日もよろしく頼むよ。 |
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オロンコ岩に登る |
[7:40]早速登り始めます。急傾斜です。高所恐怖症の方はやめておいた方がよいかもしれません。海に削られる岩の基部は柱状節理であることが確認できます。 |
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三角岩 |
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| [7:50]海鳥がたくさんいるオロンコ岩の天辺から三角岩を見下ろします。 柱状節理がオロンコ岩と同方向に確認できます。おそらく溶岩が冷え固まったところに褶曲による隆起があり、さらに海による浸食があって、この地形が生まれたのでしょう。 そしてその地形をうまく利用して、観光船の発着埠頭にしている人類のたくましさに乾杯。 |
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オロンコ岩から羅臼(らうす)岳を望む |
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| [7:55]知床半島突端方面を見ると羅臼岳がくっきり見えます。今日は峠道の天候に恵まれるといいなぁ。 ちなみにオロンコ岩の語源は、かつてこのあたりに住んでいたオロッコ族にちなむそうです。この岩でアイヌとオロッコが戦った伝説があるのだとか。オロッコ族=樺太北部に住んでいたウイルタ族だそうです。あまり仲がよくなかったのでしょうか。 |
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「The King of Rock 'n' Roll」 Prefab Sprout 1988 / Album[From Langley Park to Memphis] 「ホットドッグ 跳ねるカエル アルバカーキ」意味不明の野望を胸に秘めて。 |
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プユニ岬から見下ろしたウトロ |
[8:15]オロンコ岩を降りて、国道334号を登るとすぐにプユニ岬です。 |
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道道93号 |
[8:45]道道93号に入り、知床五湖に向かいます。整備された路面。適度なワインディング。周辺の高地性植生。とても気持ちのよい道です。 |
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知床五湖へ |
[8:55]知床五湖の駐車場は有料(\100)です。ここから徒歩で1湖、2湖へ向かいます。3湖、4湖、5湖はヒグマが出るので立ち入り禁止だそうです。っていうか行けたためしがないです。 ちなみに実は1湖、2湖にもヒグマが来ているらしいのですが、そこを縄張りにしているクマは日中を人に譲ってくれているのだとか。 |
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知床五湖 1湖風景 その1 |
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| [9:15]神秘的です。水墨画の中に入ってしまったみたい。 |
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知床五湖 1湖風景 その2 |
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| [9:20]まわりに人が一杯なのですが、デジカメのモニターをのぞいている間は全てを忘れて意識が風景に埋没してしまいます。 |
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知床五湖 2湖風景 その1 |
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| [9:25]知床半島は世界遺産になるだけありますね。ちょっとした異世界です。 |
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知床五湖 2湖風景 その2 |
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| [9:25]わずかな波が湖面に写る空を乱して、私の意識を現実に戻してくれます。 |
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知床五湖レストハウス |
[9:40]いやぁ、朝から感動した。感動したからおなかが空いた。というわけでレストハウス(1)にて「コケモモとハマナスのソフトクリーム」(2)を食べます。(3)私が行ったときにたくさん咲いていた花です。 駐車場であるライダーさんにsoloについて熱心に訊ねられましたsoloさんはなんだか東にいけばいくほど人気者になってくる気がします。 |
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霧雨に濡れる国道334号 知床横断道路 |
[10:25]国道334号に戻り羅臼(らうす)を目指します。登るにつれガスが・・・やっぱりなぁ。今年はこればかりだなぁ。それにしても寒い!朝はあんなに暑かったのに!おまけに何も見えない! とりあえず吸気で水分が入らないように、今回の旅の秘密兵器のひとつ、PETボトルを利用して作ったパワーフィルター用カバーを装着。(赤い矢印) |
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乳白色に沈む知床峠PA |
[10:35]知床峠PAに到着。なにも見えません。装備はほとんど雨天時対応。晴れていればかっこいい羅臼岳が見られるのですが・・・。 駐車場でご夫婦のライダーさんとお話。「ここは何戦何勝?」、「1勝1敗ですね」、「ああ、俺も同率だ、2勝2敗 ところでそのバイク、やっぱりオイルクーラーが必要なの?」、「やっぱりないとツラいですね」 なんて会話をしました。 ここから羅臼まではタイトなコーナーが続きます。非力なsoloさんでも自動車より有利な区間です。 |
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「Q&Aコール 65000」 yes,mama ok? 1997 / Album[Q&A65000] 霧ばっかりでやってられっかー!! |
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まるみ食堂のいくら丼 |
[11:55]羅臼に下りれば霧はまったくありません。給油して雨天時装備をはずします。途中郵便局に寄ったりしながら南下開始。お昼ごはんは「まるみ食堂」(1)の「いくら丼(\1890)」(2)です。 このボリューム。普通の1.5倍はあろうかというどんぶりにいくらがぎっしり。そしてカニの味噌汁。 どっかの民宿みたいに、ただの味噌汁にカニいれただけじゃないのですよ。だしもカニ。カニ凝縮。 ぷは~満足です。 (3)「牛乳自由にお飲みください」というのは酪農王国ならでは。 (4)行くともらえるお店のカード。以前来たときは「ご縁がありますように」ということで5円玉がついていましたが、今は10円玉でした。 |
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あれが国後島(くなしりとう) |
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| [12:25]soloさん、あの遠くにかすんで見えるのが国後島ですよ。 |
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イージー☆ライダー |
[13:20]モラトリアム?それともサンカみたいなライダーがいるのでしょうか。ともあれ、こういう看板がたくさんあるということは、そういう人がけっこうたくさんいて、地域経済をある程度担っているのでしょうね。 |
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標津(しべつ)市街 |
[13:25]標津の町に着きました。目的地の野付半島まで一気に走ります。 |
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野付(のつけ)半島に入る |
[13:35]道道950号に入れば野付半島。日本最大の砂州(さす)です。砂州とは水流で流されてきた砂が堆積してできた土地のことです。今でも成長、浸食を続けています。 |
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[13:50]楢の木の原で「ナラワラ」。この森林の立ち枯れ現象が野付半島の名物です。砂州の上にできた森林が海の浸食により生育できなくなり、立ち枯れ、この風景を生み出すそうです。 |
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[14:25]ここから先は車両通行止めです。しかし誰も入れないわけではなく、漁業基地が点在していて関係者は入れるようです。野付半島は良い漁場だそうです。 |
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トドワラへ向かって歩く |
[14:35]野付半島ネイチャーセンターにて休憩してから、トドワラへ向かって小道を歩きます。 |
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今日はずっと曇天のせいか無彩色の世界にいるような気がしていたので、花の色がいっそう鮮やかに見えます。一番上がハマナス。一番下がナデシコ。真ん中の花はなんというのでしょうね。 なでしこの花はそれぞれ違う形で見ていて楽しいです。 |
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[14:50]15分歩いてトドワラに到着しました。トドワラとは椴松(とどまつ)の原という意味だそうです。 |
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トドワラ風景1 |
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| 荒涼とした風景です。しかし10年前に来たときと比べると枯れ木が減っていますね。風化するのだから当然ですが それもちょっと寂しいかも。 |
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トドワラ風景2 |
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| トーベ・ヤンソンの本の挿絵に出てきそうな風景です。頼りない橋がそれっぽいです。 |
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トドワラ風景3 |
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| タウシュベツ橋梁を見たときも考えたのですが、なぜ人は果てていく風景に魅力を感じるのでしょうか。 |
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トドワラ風景4 |
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| なんだかムンクっぽい雰囲気の写真になりました。 |
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さらば野付半島 |
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| [16:00]往く手は輝く道。 想定以上にトドワラで時間をとってしまいました。春別で給油してから、宿泊地の風連湖 春国岱(ふうれんこ しゅんくにたい)へ急がないと。 |
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「僕のオートバイ」 フェビアン 1988 / Album[冒険クラブ] 冷たい風に耳を澄ませて エンジン音の向こう側に |
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[16:55]鹿がたくさんいます。しかも好奇心をもって、こちらの態度を窺っています。他には猛禽類も空をまわっています。子連れのタンチョウもいます(留鳥だって知りませんでした)。大型の野生動物が普通にたくさんいる環境は私にとって新鮮です。 望遠タイプのカメラも持ってくればよかったと思います。 |
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[17:10]天気がよければ、夕日が鏡のような川面に映って美しいそうなのですが、この天気では望むべくもありません。 |
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風連湖の夕日 |
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| [17:55]厚床で国道44号に入り、根室方面に向かうと風連湖が見えてきます。同じような写真ばかりで恐縮です。逆光番長ですね。 |
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[18:00]なんとか日暮れ前に宿にたどり着けました。本日の走行距離は224.5kmでした。 |
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3人部屋を独り占めです。ちょっと変わったつくりで、土間っぽい部分と畳敷きの部分に段差があります。 |
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[18:20]荷物を整えて落ち着いたら、食堂でお茶をいただきました。忙しい時間にもかかわらず、ご主人がわざわざお相手してくれます。 |
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この宿は春国岱(しゅんくにたい)でバードウォッチングを楽しむ皆さんが多く利用されるそうです。宿のご主人は鳥をはじめとして、いろいろな生き物の生態に詳しいです。 本棚は生き物の本でいっぱいです。 |
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[18:45]宿泊者がみんな揃ったところで、たのしい夕食の時間です。まずは、 ・ギョウジャニンニクとホッキ貝のぬたあえ ・枝豆 ・茹でたえび(詳細不明) ・筋子 ・ビール ではじまりです。 |
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サルナシの果実酒がでました。 |
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根室産の秋刀魚の刺身です。関東の秋刀魚と違って、油が適度なので刺身がおいしいそうです。 う~ん肉厚。 |
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浅蜊のうまみがかぶ、じゃがいも、にんじんに染み込んでいます。私は野菜の煮物が好きなのでうれしいです。 |
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根室は秋刀魚の季節。ここれ捕まらなかった秋刀魚たちが南下して関東で捕まると「目黒の秋刀魚」になるわけですね。 |
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花咲ガニが入った鉄砲汁。このところカニのお味噌汁が続きましたが、花咲蟹ってところが根室っぽいです。 |
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手をつけてしまった写真で恐縮ですがメロンがど~んと出てきました。さっぱりとした甘さで口直し。 |
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食後の楽しみ |
| 食事の後は、宿のご主人と常連客の方と食堂で生き物談義です。 常連客の2人は今日撮った写真を整理しつつ、いろいろな話をしてくれました。 |
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風連で聞いた生き物の話 |
| ■タンチョウは留鳥。だんだん数が増えていて、人と摩擦が生じ始めている。 ■タンチョウはサロベツ原野でも繁殖が確認された。どうやら高い山を越えられないらしく、宗谷岬経由で西へ進出している。 ■現像コストがかからないデジタルカメラの普及で海上の鳥の写真が多く撮られるようになり、海鳥の生態域の常識が塗り替えられている。 ■シマフクロウが増えないのは繁殖に必要な大きさのウロを持つ大きな木がなくなったため ■温暖化ですごい勢いで生き物の生態域が北上している ■羅臼のホエールウォッチングではマッコウクジラを観察できる ■蝦夷鹿が増えすぎて調整が始まったため、人間を警戒するようになった ■ショットガンの散弾が禁止されたにもかかわらず、猛禽類の鉛中毒が減らない(射殺されたシカを食べるため)。まだ散弾を使っている人が多いのではないか |
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