CLIMB THE MIND


名古屋のエモーショナルな日本語バンドCLIMB THE MIND。僕がCDを購入したレコード屋ではeastern youthなんかが好きな人にはツボ、みたいなことが書いてあったんですが、なるほどといった感じ。ただイースタンよりもはるかにブチ切れていますが。男臭さや泣きのフレーズなんかがイースタンと共通といえるかもしれませんが、こちらは変に叙情的な雰囲気を出さず、エモーショナルで繊細でありながらもどこか無機質な印象を受けます。ただ、それが独特の空気を生み出しているのは言うまでもありません。
アレンジも凝りまくってるんですけど決して聴き手にとって聴きにくいことはなく、すっと聴かせる曲作りはセンスというほかありません。3ピースにしては音も厚みがあり、まったくショボさを感じさせません。そして展開力にも非常にセンスが感じられ、あっと驚く展開もあったりして飽きさせません。他のバンドには出せない唯一無二の音を出せるバンドってことで今後も大注目です。幅広い層のリスナーにアプローチできるだけのポテンシャルを秘めたバンドだと思いますので、是非聴いてみてください。ちなみに山内さんは果無というグループにも所属しているみたいですが詳しいことはわからないです。すいません。
(追記)ドラムの酒井さんが脱退し、代わりにex-TV DINNERS,THE LINKSの渡辺さんが加入した模様です。


CLIMB THE MIND are
KOJIRO YAMAUCHI(G/Vo)
MASAKI TOMITA(B)
JUN WATANABE(Dr)
TAKASHI SAKAI(Dr)→脱退


DISCOGRAPHY

DE NATURIZATION
01. オリーブの林を抜けてCD1曲目はどこか不思議な音色のギター音のイントロから轟音へとシフトしていく入り。日本語の振り絞るようなボーカルが見事にマッチしています。静と動の使い分けが絶品です。
2曲目もこれまた激エモーショナルな曲。こちらは少し希望が見えるようなほのかな明るさに包まれています。構成なんかも凝っていて良いです。
3曲目は厚みのある演奏に絶叫が映える曲。日本語の詞は文学的で妙に耳に残ります。絶叫する部分と普通に歌う部分のバランスが抜群です。
4曲目は静かなイントロから一気に盛り上げてきます。中盤のドラムロールが圧巻。彼らの展開力の高さを垣間見れる曲。間奏以外でも到るところでドラムがロールしてます。
5曲目はどっしりとしたミドルテンポの曲。意図的とも思われるシンプルな音作りで歌の良さを引き出しています。これまたドラムロールは聴かせどころですが。サビに向けての盛り上がらせ方は抜群。裏声交じりのボーカルもメチャクチャ染みます。
6曲目は少し感情的な激しさを感じさせる曲。後半の展開は圧巻というしかありません。凄まじいアレンジ。アレンジはもちろん聴き手の予想を超えた展開もすごいです。
7曲目はノイズとギターの絡むインスト。この曲がここに入ってることにも意表を突かれました。優しく悲しげなギターの音が印象的。
8曲目は最後を締めるにはふさわしい壮大な曲。かなり長い曲なんですけど全然飽きさせません。アレンジ的にも色々な表情を上手く表現していて名曲と呼べる曲なのではないでしょうか。哀愁あり泣きあり絶叫あり、そして後半部分の盛り上がりと印象的な歌詞にやられます。

初の音源にして捨て曲無しの1stアルバム。この作品を聴いて個人的にはかなりの衝撃を受けました。現時点で自分の中での2004年度に聴いた中でのベスト作品です。パッと聴いたらちょっとテンションの高い日本語ロックってことで済まされるかもしれませんが、非常に奥の深い、作りこまれた完成度の高い作品です。ボーカルを含めたすべてのパートがハイレベルなのもこの作品の質を高めています。超オススメの1枚。
02.地球の香り
03.破棄を頬張る
04.流れる世界秩序
05.山脈はそのままに
06.残された異空間
07.両手をおろして
08.ロードムービー




個人的なベスト3
01.山脈はそのままに
02.ロードムービー
03.破棄を頬張る





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