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「ブラック・ジャック」の 単行本未収録話

 

★まだまだ工事中です★ 少〜〜〜しずつですけど、更新は してます…。

更新記録は こちら を ご参照くださいませ♪

【2004年10月11日(祝) TVアニメ 「ブラック・ジャック」 放送開始っ!♪】
これを機に、【指】と【植物人間】と【快楽の座】の封印を 解いてもらえないかな〜? (← 追記: なんか まだダメみたい…★ (泣))
そして、【壁】と【落下物】を チャンコミ26巻か 文庫18巻に 収録してくださ〜〜〜い☆ (← 追記: チャンコミ新装版が発売されたので ムリみたい…★ (泣) ← と 書きましたけど、「秋田トップコミックス医者の使命編」に 【落下物】が収録されましたよ〜♪ ぢゃあ次は…【壁】の出番かなっ?)
…あ…【壁】…単行本じゃないけど 出た…♪

ブラック・ジャック・ザ・カルテ・ファイナル


第28話 【指】 1974年6月24日号

後に、1978年8月28日号の 第227話 【刻印】というタイトルで 基本的なストーリーは復活しているものの、ロック(間久部緑郎)氏には過去に6本目の指があった(だから キャストに 《ロック (ろくろう)》 氏を採用した訳ね…)という設定が 変えられてしまったため、少し(かなり?)違う話になっているとのことです。友情の有無がポイントとなる ラスト付近も全然 違うそうですから、やはり【指】そのものは 未収録話ということになるでしょう…たぶん。(【指】は、信じていた友情を ロック氏に 《完全に》 裏切られて B・J先生が 見事に復讐する お話。【刻印】は、信じていた友情を ロック氏に裏切られたと思った (勘違いした?) B・J先生が、ロック氏に確認をせずに復讐してしまって 少し後悔する お話)

Nは 残念ながら、単行本に収録されている【刻印】のほうしか読んでおりませんが、手塚先生が なぜ【指】を【刻印】に書き替えてしまわれたのかは、何となく わかるような気がいたします。それは 【快楽の座】のページでも述べさせていただきましたけれども、熱烈なファンの方々(etc.)の影響で、「ブラック・ジャック」のストーリー性が変わってきた(手塚先生の お気持ちが変わってきた?)からではないかと思うのです。【指】が描かれた前期の頃は、まだクールな(時に冷酷な)感じの強い話が それはそれで面白く まとめられています。(注: すでに 微妙な書き替えをされてしまった単行本では、表現が違っている箇所があります!) が、【指】が【刻印】に変わった後期の頃までには(B・J先生、見た目は まだまだクールでいらっしゃいますけれども (微笑))、どちらかといえば 愛情や友情や優しさを讃え、どこまでも信念を貫く人間模様で 心を揺さぶられるような話が、断然 印象深くなってきているように感じるのです。

手塚先生が「ブラック・ジャック」を描かれる少し前、「アラバスター」等を連載されていた時は、いろいろな理由で落ち込まれていたそうですけれども、「ブラック・ジャック」が軌道に乗りはじめると、また自信が湧いてこられたのか、手塚先生の持ち味の ひとつである 《あたたかさ》 が蘇ってきたような気がいたします。

ただ 【刻印】の頃は、例の【ある監督の記録】事件等で 「ブラック・ジャック」の作品作りに悩まれていた時期でもあり、差別的(だと勘違いされる)表現を いかに少なくするか という ご心労で、手塚先生が 当初 描こうと思っていらっしゃった迫力みたいなものは、少〜し パワー・ダウンしてしまったかな〜? と、感じなくもありません。ロック氏の 6本目の指の設定を 仕方なく削除されたのも、上記のような理由が関係しているかと思われます。「ブラック・ジャック」の 一応の最終話である【人生という名のSL】が掲載されたのは、手塚先生が【刻印】を発表されてから わずか3週間後のことでした。


第41話 【植物人間】 1974年9月23日号

初期の「少年チャンピオン コミックス(秋田書店)第4巻」には ちゃんと収録されているのですが、《ロボトミー》 という用語に 勘違い(?)が あったらしくて、今では未収録扱いになっています。(以前「植物人間」が収録されていた部分は、まったく別の話「からだが石に・・・」に替えられています) 医者が主人公の漫画とはいえ、内容はSF(???)…みたいな時もありますから、《ロボトミー》 の台詞さえ修正すればいいんじゃないの? と 思わなくもないんですけど、連載当時(今でも?)は いろいろとデリケートな事情が あったんでしょうね…。(漫画は漫画! と 世間の皆様に割り切ってもらえないところが、逆に 手塚先生の偉大さの証明…なのかも?) ストーリーについては省略させていただきますが、母親想いのトッペイ君が けなげで ボロボロ泣けます。感動的な お話です。

追記: この作品が チャンコミ4巻から外された理由につきましては、【ある監督の記録】と【快楽の座】の項も 併せて ご覧くださいませ。


第46話 【死に神の化身】 1974年10月28日号

「ブラック・ジャック」に限らず 手塚先生の漫画は、単行本化の際に 様々な書き替えが おこなわれています。台詞の一部を変えたり、サブタイトルの改題 程度の小さなものもあれば、上記の【指】のように かなり大幅な変更を加えて、まるで別の話になってしまう(寸前みたいな?)ものもあります。「ブラック・ジャック」の場合は、1話 読み切り が基本的な連載形式になっていますが、中には 事実上 《前編》 《後編》 になっているストーリーも いくつか存在するため(【ふたりの修二】とか【緑柱石】とかが 有名ですよね♪)、単行本収録時に スムースに つながるように手を加えられていることもあります。【指】ほどの変更はなくても、内容が初出と微妙に異なるストーリーが 結構たくさんある訳です。それらを全部ピックアップしていくのは、「ブラック・ジャック」の専門家様でも 大変なことだと思いますので、ましてや怠惰なNなどには…とても できる業ではありません。…という言い逃れをさせていただいた上で(苦笑)、《微妙な書き替え》 の代表として 【死に神の化身】を挙げることにいたしました。

【死に神の化身】は、単行本では【恐怖菌】という名前に改題されています。もちろん内容も タイトル通りに書き替えられています。…と申しましても、実はNは 書き替え前のページは ほんの一部しか見たことがないものですから、詳細は存じません。「ブラック・ジャック」に登場するキャラクターとして人気の高い 《ドクター・キリコ》 が活躍(?)するストーリーですので、キリコ先生ファンの皆様には 気になる書き替えかと思われます。連載時は、この【死に神の化身】が キリコ先生の初登場話だったはずです。(順番に数えていくと そうなります…) 内容書き替えの中心は、病気の原因が「放射能」から「細菌兵器」に変更されているところです。モデルにされた原子力船(実際に放射能漏れ事故があった とのこと)が すぐに連想できてしまうためか、放射能ネタ そのものが いけなかったのか、とにかくキリコ先生たちが治療する患者さんは 恐怖菌感染者に変わっています。政府に裏切られた船員さんが とても かわいそうです。ちゃんと完治してから逃がしてあげたかったですね…。

なお、「ブラック・ジャック」には【化身】というサブタイトルの話もありますけど、これは【死に神の化身】とは まったく別の お話です。(すみません…自分が 間違えそうになったもので… (苦笑)) 第31話 【化身】(1974年7月15日号)は、少年トミー君と馬のプロミネンス君の 絶対SFな(?)ストーリーです。脳手術を扱った話に 未収録や書き替えが多い「ブラック・ジャック」ですが、これは 《漫画は漫画!》 で 乗り越えてこられたようですね。(???)


第58話 【快楽の座】 1975年1月20日号

「快楽の座」と W3

これが その…つまり… 《「ブラック・ジャック」における W3(+「ノーマン」?)の 強烈パロディ作品》 という訳です…。登場人物、ネーミング、その他 細かい設定まで…お、お見事でございますわっ☆ 手塚先生〜〜〜!(ちょっと泣★) 詳細は 別ページに させていただきたいと思います。

第144話 【金!金!金!】 1976年10月25日号

単行本には収録されていませんが、2002年8月19日に創刊された「チャンピオンレッド(秋田書店)」の付録として登場したため、すでに読まれた方は多いと思います。しかし これは…どうして未収録なんでしょう? 患者の状態や手術シーンで 問題となりそうな部分は見当たりません。キャストの天馬博士と ウランちゃん(父親と娘 役)が いい味 出されてます(?)し…もったいない感じです。「ブラック・ジャック・ザ・カルテ・ファイナル(海拓社)」では 《設定に無理がありすぎ!?》 と指摘されていますので、本当に…そんなところかもしれません。ウラン(カスミ)ちゃんが いきなり飛び降りちゃうのは ちょっと〜? とか、確かに思いましたし…。

追記: 2003年8月20日発売の「秋田文庫 BLACK JACK 第17巻(秋田書店)」に、【金!金!金!】が収録されました。


第153話 【ある監督の記録】 1977年1月1日号

★ 《ロボトミー》 の台詞で問題になったといわれていますけど、実は…。《続く…時間がなくってスミマセン…》 【ある監督の記録】事件は、【植物人間】と【快楽の座】の未収録理由の ひとつであると思われます) 後に「フィルムは二つあった」というタイトルで、書き替えをされています。基本的なストーリーは(ほぼ)そのままですが、病名が 《脳性マヒ》 から 《デルマトミオージス》 に変わっています。

《ロボトミー》 につきましては、こちらを ご参照くださいませ。


第158話 【不死鳥】 1977年2月7日号

2003年8月20日発売の「秋田文庫 BLACK JACK 第17巻(秋田書店)」に、【不死鳥】が収録されました。
また、2004年4月25日発売の「月刊 手塚治虫マガジン 6月号(KKベストセラーズ)」に、B5サイズで掲載されました。

★続く


第165話 【おとずれた思い出】 1977年3月28日号

2003年8月20日発売の「秋田文庫 BLACK JACK 第17巻(秋田書店)」に、【おとずれた思い出】が収録されました。
また、2004年6月25日発売の「月刊 手塚治虫マガジン 8月号(KKベストセラーズ)」に、B5サイズで掲載されました。

★続く


第171話 【壁】 1977年5月9日号

2003年12月15日発売の「BLACK JACK BOX II 30th Anniversary Limited(秋田書店)」に、【壁】の複製原稿が収録されました。

2005年9月13発売の「ブラック・ジャック スペシャル(秋田書店)」に、綴じ込み付録として【壁】が収録されました。

★続く


第209話 【落下物】 1978年4月3日号

2003年8月29日発売号の「週刊少年チャンピオン(秋田書店)」に【ブラック・ジャック病】が、9月5日発売号に続編の【落下物】が掲載されました。
また、2005年4月28日発売の「秋田トップコミックス ブラック・ジャック 医者の使命編(秋田書店)」に、【ブラック・ジャック病】と【落下物】が収録されました。

★続く


番外編 【ミッドナイト】

★ B・J先生がゲスト出演されています。と言っても、単なる お客様ではありません。ストーリーの重要な部分に関わる、かなりの大物出演者です。続く。

2005年12月29発売の「秋田トップコミックス ミッドナイト ブラック・ジャック編(秋田書店)」に、B・J先生がゲスト出演されている話が収録されました。


 

※ これらの単行本未収録話は、関東地方でしたら「国立国会図書館」や「現代マンガ図書館(内記コレクション)」で、関西地方でしたら「大阪府立国際児童文学館」等で 拝読できるそうです。

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