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一度は行きたいマルタ旅行記(1) マルタ…と聞いてどんなイメージをお持ちでしょうか。 正直言って、マルタに実際に訪れるまではほとんど印象はありませんでした。ごく正直に言えば、ホムペの読者さんにマルタを愛してる方がいらっしゃって、彼女のメールをそのまま信じて、青い海と白い壁を想像していた程度。で、実際のマルタはどうだったか。ま、お茶でも片手によろしければおつきあいください。 まずはフランクフルト空港にて 前日はダブリンよりドイツ北部のハンブルグに着いて、翌日はドイツ南部のフランクフルトに移動。頭のいいやつのやることとは思えない。しかも、2005年7月1日の日記に書いたとおり、 文字どおりのラストミニッツでチケット購入と来たから、未だに手許にはチケット一枚すらない。過去の経験から一抹の不安を覚えつつ、フランクフルトの某旅行代理店のカウンターへ。いきなり不安適中。カウンターの係、引き出しに保管されているはずの私の航空券を見つけることができない。おねえさん、ようやく見つけた私の名前の書かれた封筒は、机の上においてあったとさ(灯台もと暗し)。 ところが、封筒を開けてみると、今度は航空券が入ってない。おねえさんは、こともあろうに航空券を手書きで書いて
…ふ、不安だ。 不安といえば、ホテル。ホテルの名前でググってみたが、数ヶ所しかヒットしない。で、ヒットしたとこも、ホテルの説明はあっても画像はなし。ホテルの画像があるべき場所は、黄昏のビーチをカップルが歩いているといったおよそホテルとは無関係のもの。で、ようやく、Googleの画像サーチで見つけたホテルの画像。
機内サービスが始まる。
そういえば古き良き時代にヒコーキで機内食なるものを出す時代があったなあ。って、この目の前にある機内食は有料かと思わず聞きたくなる。 何を大げさだと思うなかれ。この旅行の最後にデュッセルドルフからダブリンまでエアリンガスに乗りました。私、意地でも有料の機内サービスは買わない…という禁を破って、エアリンガスの機内でワインを買いました。1/4ボトルが4.5ユーロとぼったくりなのはさておき、これを頼むと、スッチーさん、 スッチー:「ワインのお供にクラッカーはいかがですか」 と、クラッカーをワインとともにテーブルに置いてくれる。一瞬、おお、優しいなあと思ったけど、いちおう聞いてみた。 私:「いくら?」 スッチー:「3ユーロでーす」 いらんわ。一枚30セント以上しそうなクラッカーなぞ。ま、商魂のあるアイルランド人というのはある意味新鮮でしたが。 ともあれ、Air Maltaは機内食を出すという一昔前なら常識だったことに私は素朴に感激。マルタに着く前からマルタが好きになっている自分に気がつく。 さて。ここで話を理解していただくためのマルタの基本。マルタ本島の大きさは淡路島よりも小さいらしい。具体的には、南北27キロ、東西14.5キロで、ゴゾというそれよりもさらに小さい島と、本島とゴゾに挟まれたほとんど岩状態(ちょっと大げさかな)のコミノ島。この3つで人口は30万人ちょい。それでもいちおう独立国。造船関係の製造業が盛んらしいが、見た感じは観光立国。1979年まで英国軍がいたせいか、イギリスの影響も感じます。たとえば、コンセントの形がイギリス・アイルランドと同じとか、シシリア島から程近いのに道が左側通行とかね。この辺のことを頭の片隅に入れておかれると以下が理解しやすいかと思います。 アホアホ入国審査 ヒコーキは午後10時過ぎ、予定通り真っ暗のマルタ着。で、パスポートコントロールの列に並ぶ。目の前には2人しか並んでないのに、なんだか知らんが時間がかかるのだ。列の後ろには入国カードを書く机があるのだが、カードはあれど、ペンがない。しかも、「入国カードを書け」とはどこにも書いてない。 入国審査官を見ていると、大したこともしてない様子なのにやたらと時間がかかる。前には立った二人しか並んでないのにいっこうに列が進まない。頭に来たので、自分の番が来たときにストップウォッチで時間を測ってやった。ちなみに、係は推定身長170センチ、体重0.1トンのオヤジ。 私:「こんばんわ」 係:(無言でパスポートを開く)。 … … … … … … … パスポートの何を調べているか知らんが、ただパスポートを眺めるアホ係。ドイツとかだとパスポートを機械に読ませたりとか、ディスプレイとにらめっこしたりとか、何かをしている印象を受けるのだが、このアホアホ入国審査官は、ただ、ぼーっとしているだけなのだ。 もういい加減沈黙に耐えられなくなった頃… 係:「どこに泊まるの?」 私: 「xxxというホテル」 係:「xxx?」 すると係は、隣りの係を捕まえて 係:「xxxってどこだっけ」 別の係:「Marsascalaじゃなかったっけ?」 係:「Marsascalaっていえばさあ、XXがOOしてさあ」 …雑談ですか。私を放置して。 で、とつぜん私に、 係:「入国カードは書いた?」 私:「書くも何も、ペンがないじゃん(怒)」 係:「じゃあ、カードを書いて並び直して」 私:「あんた、人の話聞いてる?(言いました)ペンがないんだって。じゃあ、そのあんたの持ってるペンを貸してよ」 係:「これはボクのだから駄目」 頭に来た私は、カードを取りに行って、そのカードを持って同じ係のもとへ戻る。幸い、私の後ろにだれも並んでいなかったことがよかった。 私:「ペンを貸してくれないならあんたが書いてね(言いました)」 そんなこんなで、大したことも聞かれてないのに、所要時間は手許の時計で5分と59秒。さっき誉めたばかりで舌の根も乾かぬうちですが、もしかしたら、マルタ人は で、旅行代理店のカウンターに行くと… 係:「お名前は?え?Snigelさん…。え?Snigelさん?…ああ、あった」 と、タイプされた名簿の欄外に殴り書きされた私の名前。…さすがは、ラストミニッツ。ともあれ、タクシーが迎えに来ており、空港を出る。道路はアイルランドもひどいと思ってたけど、さらにヒサンな凸凹舗装。そんな道を20分ほど走りホテルに着。 ドイツ人に占拠された場末ホテル 暗いから良く見えないけど、古いけどそんなに思ったほどヒサンなホテルじゃないなあ…。とりあえず、エアコンも効いてるし。そう思った、私は何も見ていなかったのだが、それは後ほどのお話。 翌朝、朝食の後に「ツアコン」が来るとのこと。へ?ツアコン?と思いつつ、まずいビュッフェ方式の朝食(コーヒーはネスカフェのインスタントのセルフサービス、あとは推して知るべし)を食べてると、食堂に、ドイツ人が集結。あとで気がついたのだが、このホテル、ドイツ人しか泊まってないぞ。聞こえてくるのは、マルタ語とドイツ語だけだもん。 ツアコンが、マルタについていろいろ説明をはじめる。結局彼がやりたかったことは、オプショナルツアーの販売。バスツアーから、ボートツアー、さらにはダイビング教室からジープによる荒野のアドベンチャーツアーまで。なるほど、こうやってパッケージツアーでは金儲けをしようとするのかと納得。Mausiがどうしてもというので、「マルタ島全周一日ツアー」とやらに申込む。
で、こうやって、写真を並べると、お気づきの人もいらっしゃるかもしれないけど、ここでも、私が勝手にイメージを抱く地中海の街、つまり、青い海と、白い壁が忠実に再現されているわけで。 他は知らんが、この白い壁には他は知らんがマルタにはちゃんとした理由があるらしい。その理由 マルタには採石場が1ヵ所しかないから。 ……… 夢も希望も打ち砕く、あまりに面白味にかけるな答えですが、これが現実。で、この採石場から取れる石、「ナイフでパンを切るように」簡単に切れるらしい。そう言われてみると、石に簡単に雨だれで穴があいてます。
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