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一度は行きたいマルタ旅行記(2) マルタ名物、ボンネットバス マルタの名物といえば、これ。
タクシーをのぞく、マルタ唯一の公共交通機関。走っているより博物館にいるほうが自然な感じのバス達。このオンボロガタピシ号には下手をすると、ドアすらついてない。キケン…実際、滞在中に完全に止まらないバスからおばさんが降りて、見事にもんどりうってこけましたもん。それに対して運転手は逆ギレする始末。 ダブリンバスの運転手はひどいと思ってましたが、マルタのバスに比べりゃ紳士ですよ。こいつら、交通ルールは知らないし、たばこを吸いながら運転するわ、ケータイで話しながら運転するわ、やりたい放題。交通ルールを知らないというのは実は驚くには値しないことで、この島、なんと10年前くらいに初めての信号機が設置されたらしいのだ。 で、バスは、どうも「マイバス持ち込み制」ではないかという印象を受けた。つまり、バスは運転手さんの所有物。ゆえに、愛川欣也の男一匹生まれてすいませんデコトラがバスになったような感じなのだ。ほらね。
で、このポンコツマルタバス、さっきから比較ばかりして悪いけど、ダブリンバス以上に使えないのだ。というのも、すべての道はローマに通ず、じゃないけど(ほとんど)すべてのバスは首都のValletta発着でまあ、観光客に便利といえばそうだけど、Valettaに用がないときもここにいってバスを乗り換えざるをえない。それだけならまだいいのだが、このバス、終バスが夜の9時30分とかに出てしまうのだ。それ以降はごく一部を除いて深夜バスも走ってないし、流しでつかまえられるタクシーもないと来たもんだ。 この事実は、私の滞在に大きな影響を及ぼした。つまり、夕飯を自分の街で食べざるをえないのだ。他の街で食べてもいいが、午後9時30分の終バスに乗らなきゃいけないから、ホテルに午後10時とかに帰ってもやることがない。というわけで、毎晩、夜の9時くらいに村のレストランに行き、毎日2時間以上をかけてゆっくりメシを食べてました。ちなみに、「そんなのイヤイヤ、毎晩クラブに通うんだ」という夜の帝王・女王(死語)派の方は、繁華街、Sliemaとその周辺の町に宿を取るほうが賢明です。もしこの辺に宿を取っていたら、私たちの旅行もだいぶ違ったものになっていたと思います。 ただねえ、マルタ本島からゴゾ島に行って「下には下がいる」という事実に気づき唖然としてしまった。つまり、
12時から夕方5時までバスはお休み。フェリー港から島の中心の町Victoriaまでは40分おきのフェリーに合せてバスが出ていたが、Victoriaのバスターミナルで足がないことに気がつき唖然としてしまった。
マルタのメシはうまかった 私の印象が間違ってなければ、マルタの文化はイタリアの影響をもろ受けてます。スーパーに行っても、イタリア製の製品も多いし。そりゃそうだ。地理的に考えれば、イタリアからものを輸入するのがいちばん近い。かくして、食文化もイタリアに近い。見てくださいよ。このメシ。
食べ物と来たら、飲み物。滞在中ずっと飲み続けてきたビールがこれ。
マルタのビーチ で、海に囲まれた島だからたっくさんビーチがあるだろと勝手に思っていたがこれが甘かった。マルタ島、実は、確かに海に囲まれてるけど、そのほとんどは岩場なのだ。で、砂浜は片手の指で数えられるくらいしかない。それでも、一度は砂浜のビーチに行ってみようと、Vallettaでの乗り換え時間を含め片道2時間の労を厭わず、Golden Bayというビーチに行ってきました。
で、泳いだのだが、水温は申し分なし。ただ、ただ、たった一つながら問題が。 海水は海草まみれ。 うーん、何と言ったらいいのか、ミソ汁の中で泳ぐ感じというか、とにかく、千切りになった海草の中に浮かぶ感じなのだ。絶対に顔をつけることはできない。だから泳ぐというより、水に浮かぶという感じ。この点を除けば、申し分のないビーチ。ただですねえ、こんなところにも開発の魔の手は確実に伸びてまして、Radisson SASの5ツ星ホテルが近々オープンするそうな。これがオープンしたら、特に北欧あたりからツアー客が大挙して押しかけて、このビーチの平穏さも破られるんだろうなあ(と日本人観光客が言ってもなんの説得力もなし)。
さて。一番最初に書いた通り、マルタはイギリスに倣ってイギリスに習った日本同様左側通行です。これが何を意味するかというと、マルタは、日本の中古車天国なのです。ミョーに気になったのはやたらとスバル車が多いこと。日本ではいい車なんだけどマーケットで完全失敗して全く売れなかったドミンゴやジャスティをやたら見かけます。あとは、日本で全く売れてないはずのトヨタのターセルなど。
そして、クラシックカーといってもいいような車も多数。
で、話は私たちの滞在したホテルに飛ぶ。このホテル、Vallettaから南東に5キロくらい行った海岸線にあるMarscalaという村だったのだが、ちょっと中心から外れた村という感じ。ハーバーの周りはわりかしにぎやかだが、ナイトクラブなどはまったくない。それでも夜になると、ジモッティがうじゃうじゃ出てきてにぎやか。
で、レストランの海岸線の道路に面した外のテーブルで飯を食ってると、ズクチャカズクチャカと地鳴りのような大音響でカーステレオを流す車がよくやって来る。日本だと腹が立つのだが、ここでは腹が立たない。で、やってきた車を良く見ると、ボロボロのポンコツなのだ。それでも粋がって乗っている少年にはおもわず微笑ましくすら思ってしまう。 とまあ、イナカでも文句はないMarscalaという村だったが、残念ながら、ホテルはひどかった。いくらラストミニッツでも二ツ星でもこれはないだろうというくらいひどかった。 毎朝の朝食は、いつもまったく一緒で、まずい。キッチンのテーブルクロスは、コドモ時代のかき氷屋を思い出させるべとべとのキッチンクロス。昼間でも薄暗いラウンジ。
翌日、Mausiはこの プールのあまりに汚い水のおかげでビョーキになりました…大した病気じゃないけど。 マルタで語学留学はやめた方がいい あ、話は完全に変わりますが、マルタは「英語語学留学の最後の穴場」だそうな。なるほど、アイルランドがもはや、穴場でないなら、マルタが最後の穴場になるというのも肯ける。だけど、はっきり言うけど、マルタは英語語学留学の場所としては不適だと思う。 理由。マルタ人の英語はヘタ。 アイルランド人。いくら建前上で第一公用語がゲール語だといっても、実際のところ、この国で唯一使われている言葉は英語。そりゃイナカのほうにはゲール語を話す地域もあるよ。でも、現実に即していえば、ゲール語はほとんど死語の言語。ゆえに、アイルランド人は英語のネィティブスピーカなのです。 それに対してマルタ人は、マルタ語をまず第一の言葉として話します。つまり、英語はあくまで外国語の扱いなわけ。もしかしたら、出会った人が悪かっただけかもしれないけど、確かにマルタ人は英語を話すけど、自分のことを棚に上げてますが、かなりヘタです。イタリア人の話す英語に近い気がしました。マルタに遊びに来るついでに英語を学ぼうというのならともかく、マジメに頭が割れるまで英語を勉強したいという人は、マルタ以外のとこに行かれることをオススメします。 総括 マルタ。いいとこです。人生で一度は行くべきです。でも、1週間もあれば十分見てまわれます。二度行く価値はないと思います。太陽を浴びたいというだけならば、他にも行ける場所はたくさんありますもんね。
蛇足ながら、ヒコーキとドイツ国鉄が両方遅れたおかげで、Mausi宅に着いたのは予定より3時間遅れた日付が変わった午前2時。何度もかいてるけど、誰がドイツ国鉄は時間に正確だとほざいたのかと言いたい。 というわけで、たぶん、人生で最初で最後のマルタ旅行はまあ、満足できるものとなりました。 その1へ戻る ホームに戻る 掲示板に感想でも書く |