1.研究内容
1−1.発表者:今井孝至会員
1−2.テーマ:ITコーディネータと中小企業診断士
1−3.発表要旨
1−3−1.はじめに ITコーディネータに中小企業診断士の関心は高い。ITコーディネータ協会に関与し、この資格の表面だけでなくその中身にも触れ、中小企業診断士としてその内容から全体までを概観したい。
1−3−2.ITコーディネータ制度誕生の背景と経緯 産業構造審議会の中間報告(平成11年6月)・戦略的情報化投資による経済再生を支える人材育成で、戦略的情報化投資活性化のための環境整備を提唱。特に中堅・中小企業の情報化の遅れについては経営者のIT知識不足、経営者を支援する人材の不在がある。ここで活動の中核として特定非営利活動法人「ITコーディネータ協会」が誕生した。
1−3−3.ITコーディネータのミッション ITコーディネータの定義は、経営者の立場に立って経営とITを橋渡しし、真に経営に役立つIT投資を推進・支援するプロフェッショナル。
1−3−4.資格認定制度の概要 ITコーディネータ、ITコーディネータ補がある。資格認定制度フローのままでは3年かかり、この変化の時代に間に合わないので、プロフェッショナル特別認定制度があり、知識要件、実務の能力要件を満たしたプロフェッショナルを認定する。これは2003年(〜2003年3月)までの特別認定。
1−3−5.プロフェッショナル特別認定制度のフロー
1).実務・実績審査:ITコーディネータ協会 無料 取得資格は中小企業診断士、公認会計士、税理士、技術士(情報工学)、情報処理技術者(システムアナリスト、システム監査、上級シスアド他)等。実務実績は過去3年分。現在合格者数は2,000名弱。
2).専門知識研修コース:協会認定外部研修機関(約20機関) 大体15〜18万円(教材含む) 28時間(昼間は4日程度、2日+2日が多。夜間は8日程度。)、終了後アセスメントテスト実施。
3).ケース研修:ITコーディネータ協会 50万円(教育訓練給付制度適用対象、12月第2期から) 15日間、ミニケース(5日間)ITプロフェッショナル向けか経営支援プロフェッショナル向けコース+スルーケース(10日間)経営戦略策定から運用デリバリー。いずれも演習中心。終了時試験(択一式)。
4).資格認定登録申請:ITコーディネータ協会 2万円(この10月15日正規ITC誕生)
1−3−6.政府のITコーディネータ(ITC)活動への支援策 中小企業庁施策で、政府系中小企業金融機関のITC等活用時の優遇金利貸付、中堅・中小企業向けセミナー・交流会へのITC活用全額補助、中小企業支援センター等の専門家派遣事業へのITC活用の2/3補助。これら施策展開により中小企業総合事業団、中小企業支援センターがITCを紹介・斡旋。
報告者:東海林SL
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