1.研究内容
1−1.発表者:山本 裕一郎会員
1−2.テーマ:業務分析の視点とIT
1−3.発表要旨
1−3−1.ITに関する疑問とIT活用で持つべき視点
昔はコンピュータの導入を機械化といっていた、今はシステム化という。
導入によって人員は減少するものの大幅に利益が増大したという話は聞かない。
多くの企業が犯す間違いは、現状の業務をコンピュータに置き換えることである。
持つべき視点は従来の業務を置き換えるのではなく、古いルールを壊し新しい業務プロセスを創造することである。
1−3−2.部分最適化での企業内活動
限られた範囲の情報化での意志決定、自部門に限られた業務知識、
企業内に閉じたプロセスの最適化…と、どこの企業も部分最適のもとにシステム化を行っているのではないか。
1−3−3.限界の存在
内外の環境に適応し、現状のもとで部分最適を追及してきた組織は、慣習的行動パターン、価値観、
自然発生的なルールのもとに活動してきた。こういった組織がITを導入してもかかる行動パターンがそのままであれば、
以前のルールに従った行動をとり、従前の限界の存在が存在していることと変わらず、大幅なメリットは期待できない。
これも企業が犯す間違いに波及してくる。
1−3−4.IT化を行う前に
次を行わないと情報化は成功しない。
特に電力会社等の大会社は色々な組織の壁が存在する。
1.部門間の壁を越え、組織を串刺しにする形でプロセスを明示させ、見えなかったものを浮かび上がらす。
2.ビジネスプロセスが実行される上での制約条件を再検討し排除。
1−3−5.業務分析の視点とIT活用に向けたアクション
次の分類についてその詳細、対象となる業務、見直しによる効果について具体的に説明された。
1.業務の削減。
2.業務接点の見直し。
3.情報伝達の効率化。
4.情報取得コストの削減。
5.情報の共有化。
これらに対応した実際のアクションとして部門間、企業間の情報共有化、機械作業の自動化、業務の高度支援、
情報伝達の高度化を具体的に説明された。更に、ヒアリングフォーマットとして保全の例を提示された。
報告者:東海林
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