「競争に打ち勝つモノづくりの研究」について自由討議(全員)

○タオル(四国の産業)の肌触りの良さから米国で拡販に成功した例を紹介。
○新エネルギー利用として岩手県水沢市工藤建設(株)(40名)の「高密度雪氷庫システム」による雪利用の冷房、
 水沢地区南部鉄瓶が風鈴、産業機械等コア技術を元に展開しながら伝統として残っている例の紹介あり。

以下同テーマに関し出された意見等の概略は次の通り

○藤和彦氏は、成功例として米国でのマーケティング利用、
 失敗例として物はよかったがマーケティングに力を入れなかった例をあげている。
○ロケットの失敗で日本のモノ作りを懸念する声が上がっている。
 出光の事故では、総合的に物事を見ていたのか、技術に特化しすぎていたのではないか。
○二つの性格は異なる。日本はプロジェクトに弱い。共同事業のため原因追求が責任追及となり、
 再発防止になっていない。原子力の事故も同じだ。○こういった事故が最近なぜ目立つのか。
 昔は全身センサで事故を予知できる人がいたが今は居なくなった。
 こういった人をどこも機械に置き換えているのではないか。
○技術の進歩で今まで見られなかった事故も増えているのではないか。
○自動車業界では、技術の進歩で電装化、IT化による故障の増加、
 人の面として新人は新技術の追求はするが基本技術の体験がない、と2つの面が危惧される。
○日本の暗黙値をどう伝えるかの課題について、今まではこれをどう伝えるかと道場などがあった、
 この解決が徹底的数値化、マニュアル化になった。このへんがモノ作りの課題である。
 昔は図面の不備に現場からのフィードバックがあった。今はこのフィードバックがかからない。
 それなら設計をどうすべきか・・・ジレンマが存在する。
○合羽橋では包丁が売れなくなったという。これはセブンイレブンの弁当、
 惣菜のために調理の機会がなくなったためで、今は代わりのペット用のトリマ用の刃物がよく出て
 いるという。時代の流れに乗った展開が必要というよい例である。
○一流のファブレス企業で二つの悩みを聞いた。一つは取引先を技術的にコントロール出来なくなった点で、
 金型等自社でやらないと小型化等でコントロール出来ず内作するようになったこと。
 二つ目は海外生産で国内にはある企業が海外では無いため内作に展開したこと。
 製造設備25t、それに反し製品は小型、そこで製造設備も小型へと向かった。
 ローコストオートメーション、コーコスト冶具、共に展開しているところがよいアイデアを持っている。

報告者:東海林

2003年度研究会実績に戻る