1.研究内容
1−1.発表者:角谷 透 会員
1−2.テーマ:「ナノテクノロジーってなんだろう?−やさしいナノテク講座−」
・ 資料A3−4枚(両面)。ナノテクノロジーの定義、応用事例、今後の方向性などについて、研究成果を発表された。
1−2−1主な内容
・ ナノテクはブームで社会現象になりつつある。クリントン大統領が米国の戦略的研究分野に定めた経過がある。
・ バイオ、IT、ナノまですべて米国独占という危機感から日本も遅れないよう国策としてすすめている。
この3つのうち2つか3つが入らないと補助金が貰えない状況にある。
・ ナノテクノロジーの目標は原子、分子レベルで構造やデバイスをコントロールして優れた物性を利用すること。
ナノとは10−9を意味している。原子の大きさ程度である。
・ スギ花粉からダニ以下のインフルエンザウィルスくらいのマシンを造ろうということである。
・ ナノテクノロジーに期待する応用分野としては、バイオ、医療、光通信、半導体デバイス、メモリデバイス、ディスプレイ、メカトロニクスなどがある。
・ パソコン、携帯電話、デジタル家電、液晶テレビ、プラズマテレビ、カーナビなどに半導体が使われている。
日本の競争力の源泉は半導体製造技術にある。
・ ナノテクに関する技術の紹介:フラットディスプレイ技術(FPD)として
@液晶テレビAプラズマテレビB有機ELディスプレイCFED(電解放出型ディスプレイ)DSED方式平面型ディスプレイなどがあり、
これらの概要についての説明があった。
・ FPDの製造技術は日本が誇る半導体技術がベースになっている。
・ 大画面FPD普及には歩留まり向上とコストダウンが必須である。日本の製造技術の総力戦となっている。
製造ノウハウをブラックボックス化したり、国内企業だけを集めたり国内製造業の競争力強化の動きがある。
・ どの方式のFPDが生き残るかは、消費者の選択にかかっている。
・ 大量生産品は大手が進出、少量生産は利益が出にくい。中小企業は独自の技術で高付加価値の製品が必要である。
指紋センサーを使って何かを造るとか、特許を買って何かを造るなどリスクを少なくするためナノテクを利用した新商品開発という考え方もある。
報告者:殿村SL
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