1−1.発表者 吉崎茂夫 会員 1−2.テーマ:食品安全マネジメントシステムの基本−ISO22000と「食品安全」を確保するための各システム 1−2−1.主な内容 (1)ISO22000の必要性 ・ISO22000は昨年の9月に正式にISOとし発効された。 ・各国は「食の安全」に関して独自に対応しており輸入食材の安全性が確立できなかったため、世界共通の「食の安全」の基準が必要であった。 ・食品(フードチェーン全体)に対する要求事項であり、生産者、流通業者、輸送、貯蔵、食品加工業者、包装、厨房、サニタリー業者、 メンティナンス業者など多岐に渡る適応可能な基準が必要である。 ・HACCP(HA:危害度分析、CCP:重要管理点)にはマネジメントシステムの要求が無かった。 (2)概要 ・食品安全マネジメントシステムは、フードチェーン全体における組織に対する要求事項であり、 食品安全を目的にした初めてのマネジメント規格である。 ・対象は「直接的」には飼料製造、農業、原料生産、食品生産、卸・食品サービス、宅配サービス、 洗浄、輸送、保管、配送業者など「関接的」には設備、洗剤、包装材、食品関連材料の供給業者である。 ・管理方法は、前提条件プログラムを前提とし、危害分析の結果を踏まえてオペレーションPRP、HACCP等の管理方法を選択・実施する。 (3)ISO22000の特徴とメリット ・ISO90001 との整合が取れており、食品安全を体系立てて構築できる。 ・組織としての管理体制を重視しており、企業姿勢を一般に開示し安心・安全の向上をアピールできる。 ・クレーム対策、トレーサビリティなど直接的な効果が高い。 ・継続的改善が期待でき、消費者への信頼性は増すであろう。 (4)HACCPの概要と食中毒などについて ・日本のHACCPの現状(乳・乳製品、食肉製品、魚肉練り製品、レトルト食品、清涼飲料水など)や12ステップ7原則について説明があった。 ・食中毒の種類について説明があった。 (5)その他 ・食品安全は、5Sを基本としている。 整理、整頓、清掃、清潔、躾であるが、特に清潔が重要である。
報告者:殿村 SL
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