1.研究内容

1-1.発表者 太田 芳雄 会員

1-2.テーマ 「中小企業の新製品開発」

1.中小企業の新製品開発はなぜ上手にいかないのか?

  ・プロダクトアウト型(ったる)の製品開発になりがち。本来はマーケットイン型(売れる物を作る)で発想。

・マーケットを知らない。――――― 市場導入戦略の過小評価

・どのようにしたら良いか?―――- 商品化技術の欠如

・とりあえずやっては見たが―――― 情報収集力・分析力不足

  ・法規制を知らなかった。

   等の中小企業特有の問題がある。中小企業の新製品開発は、ニッチャー(独自能力、独自顧客への絞込み)市場規模で

   10億~30億規模程度を狙う。大きな市場規模は大企業が参入し規模で負ける。また、スタート時にすぐに始めるのではなく、多面的な評価が必要(事業性分析、商品力分析、マーケティグ分析等)

2.新製品開発の失敗要因と対策

  ・企業の特質に合わない:開発に取り掛かる前に、自社の資質と戦略計画とに合致した市場機会を見出す

・新しさ/差別性の欠如:創造的、組織だったアイデアの創出を行い、そのアイデアが消費者にどう認識されているか早期 

           にチェックする

・真のベネフィット欠如:製品デザイン段階で、実際の製品使用テストだけでなく、コンセプトが消費者にどう受け止めら  

            れているかについてテストする

  ・予測の誤り     :製品デザイン、プリテスト、本番テストの各段階で、系統立った手法により、どの程度受け入れら

れるか予測する

  ・投資収益率が不十分 :慎重な市場の選択、売上とコスト予測、市場反応分析を通じて利益の最大化を図る 

3.判断基準要素

  ・市場、・販売状況、・技術力、・生産能力の基準に基づき判断をする。

4.新製品開発のプロセス(最低必要なこと):始める前は臆病に、決断したら大胆に

  ・新製品開発チームの結成:SWOT分析、技術戦略分析・特許分析、市場/商品マトリックス分析

  ・市場調査・分析(ニーズ把握):インタビュー調査、アンケート調査、ポジショニング分析、

  ・新製品/新事業のポリシー・テーマの確立:アイデア発想法、アイデア選択法、コンジョイント分析

  ・販売時期設定

  ・ターゲット分析

  ・商品化開発設定:(コンジョイント分析)

  ・製造体制の確立

  ・試作/商品テスト:アンケート調査

5.イノベーション・インプルーブメント・マトリックス

   成長:既存もモデルの量的拡大

   発展:既存モデルと異なる新規モデルへの不連続移行

   

 

プロセスインプルーブメント

プロセスイノベーション

プロダクトインプルーブメント

既存製品の改良品を
既存技術で生産

既存製品を
画期的製造技術で生産

プロダクトイノベーション

画期的製品を既存の
製造技術で生産

画期的製品を
画期的製造技術で生産

6.その他

  日本の技術力について、摺合せ技術、モジュール化等の視点より色々な意見交換が行われた。

   


報告者:井手上サブリーダー

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