1.研究内容
1-1.発表者 神谷 俊彦 会員
1-2.テーマ 「ITを活用したものづくり改善」
1‐3 内容
・日経ものづくり TECH-ONから300項目、http://techon.nikkeibp.co.jp/mono/
・モノづくりスペシャリストのための情報ポータル 250項目、http://monoist.atmarkit.co.jp/
・その他参考:リクルート系IT情報、http://www.keyman.or.jp/IT活用関係が200項目
【内容】クラウド・ネット活用(ソフト活用新形態)CAD、CAM等(設計開発ツール)組み込みソフト(メカトロ系など)
生産系 (計画や実績管理)、パッケージソフト(解析やシミュレーション)モバイル機器活用(スマホなど)
ものづくりの特集記事 (生産技術など)
・ピックアップした550項目のうちIT関係以外の350項目 (トップ2項目で70%程度占有)
【内容】スマートグリッド(太陽電池を中心としたエネルギー) 電気自動車(作り方から新素材などさまざま)
(2)製造業を変えるビッグデータ:一般的にビッグデータとは、ペタ(1000兆)バイト級をさしている。
・従来構造化データを処理していたが、センサーからのリアルタイム、インターネットの音声や動画などの非構造的なデータを扱うことをさしている。(これを活用、設備トラブルの予測・交通渋滞の回避・犯罪予防などに役立つことを期待)
・経営の様々な局面でビッグデータが役立つだけでなく、新しいビジネスモデルを生み出せる可能性も出てきた。
・技術革新によってIT(情報技術)のコストが下がり、データの処理スピードが格段に速くなった。
ビッグデータ分析はいまやネットビジネスでは必須のツール (2011年12月6日日経産業 一面参照)
(3)新技術 HADOOP(ハドゥープ)
・HADOOP(ハドゥープ)は大量データを効率よく処理するJavaソフトウェアフレームワーク、設計図を公開したオープンソースフリーソフトウェアとして配布されている。
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グーグルの発表論文をもとに米国のYAHOOの技術者らが開発
・HADOOP(ハドゥープ)を組み込んだシステムの能力は従来の1000倍、同ソフトを組み込んだサーバーは従来の
専用サーバーに対して5分の1のコストで実現する。
・ハドゥープは大量のデータをいったんバラバラにし、複数のパソコンサーバーに分配して分析処理し、最後に分析結果をまとめ直す。大量のデータの中から一定のパターンやルールを見つけ出すデータマイニングにはハドゥープが向いている。
・
スーパでは1万種類に及ぶ仕入原価率計算を月単位から日単位に変えて10~20分で処理できるようになった。一方で、構造的なデータ処理はかえって時間がかかる。
・非構造的なビッグデータ 並列分散処理ソフト HADOOPと機械学習、データ分析専用機、インメモリー処理 様々な応用→最高の性能をひきだすには億単位のお金が必要。
・ 製造業に活用されるビッグデータ:トヨタ自動車は環境対応車とエコハウスを組み込んだエネルギー管理システム「トヨタスマートセンター」をMSのクラウド環境で構築:青森県六カ所村で昨年からスマートグリッド実験を始め、独自にノウハウを蓄積。スマートグリッドの実験で膨大なデータを集約分析する。太陽光発電や電力消費をリアルタイムで把握して、最適な省エネ環境を実現するサービスを提供
(4)パナソニックの試み:パナソニック・神戸工場
・ 「工場がハードだけではなくソリューションも提供する」・・工場を生産工程だけでなくソリューション提供の場へ・・・顧客にPCの使い方をレクチャーしたり、PCの買い換えをサポートするため修理センターやコールセンター工場の中に設置 、コンフィギュレーションも、代理店→全て工場で実施。顧客に現場を見せることで法人の顧客に対して安心感。
パナソニックのPC事業戦略:PCがコモディティー化する中で独自の付加価値を生み出そうという方針で成長。ハードではとんがった性能があるが 工場での付加価値を模索。
修理センターやコールセンターなどで構成→QRコードでトレーサビリティーを実現・ロボットによる自動化で24時間稼働・工程ごとに「島」を形成・修理センターで故障予測システムを導入
工場改善に映像情報活用する→工場内にネットワークカメラを配置:管理PCでカメラの操作(回転や画角操作、ズーム)、ディスクレコーダーの操作(記録・再生)、映像のモニタリング
、工場の全体像はもちろん、最大30倍ズームで、作業者の手元まで記録することが可能。拠点間を結んで、リアルタイムでの遠隔モニタリング
業務の標準化やムダとりを進める上で、現場の人員が全てをチェックするには限度がある。そこで、カメラを『目の代わり』に使えないかという発想がパナソニックの現場改革活動から発生した。
・
パナソニック 「工場見える化システム」①動線分析システム:画面上の検出人物の動線を実線で表示。表示された線を色分けすることもできる。また、あるエリアを指定し、そのエリアに何回進入したか、あるいは何分滞在していたかなどの細かいデータを統計することも可能。 (100万円) ②作業分析システム:Time Prismは、ビデオ撮影した映像ファイルをPC上で再生し作業の「見える化」に必要なデータを自動的に蓄積する。
技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか―画期的な新製品が惨敗する理由 妹尾堅一郎氏
ドラ焼きを作ったときにどこで勝負をするのか?餡で勝つのか皮で勝つのか・・?
ビジネスモデル 標準化戦略 戦うレイヤーが違う
※コダックがチャプター11申請したことについて、富士フィルムとの違いなどを討議した。 以上
報告者:殿村SL
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