1.研究内容

1-1.発表者 安田 嘉秀 会員 

1-2.テーマ Greative Dynamic Grouup Method ~組織の生産性および質を高める小集団活動」

1‐2-3 内容   

(1)    はじめに

 ・ 今回の発表は「統計的思考による経営」吉田耕作著をテキストに社内研修にて実際に活用された経験を基に発表された。

   楽しく働くことにより成果が上がる。

(2) Greative Dynamic Grouup Methodとは

     日本の「QCサークル」と米国の「チーム」の両方の強みを兼ね備えた新しい小集団活動である。

     CGDMの理論的裏づけの多くはデミング哲学に基づく

     ラウンドテーブルによる平等な議論

     従業員の自主的グループ、職場の改善活動を通じて想像力を最大限い発揮させ働き甲斐のある職場を作る。その結果として組織全体の競争力が向上する

     CDGMは学ぶことがその中心的活動。PDS(Study)Aサイクル。失敗は成功にいたる必要な過程である。

(2)    経営の本質(経営に求められる5大要)

     全体観(全体最適)     :協調、長期性、管理図(個々にとらわれず全体を掴む「観」という物の見方

     人間尊重          :Joy of Work 仕事の喜び:小集団活動はマズローの上位3つの要求を満足させるのに最も

効果的な方法 

     学び続ける組織(究極志向)  :PDSAサークル、失敗は徹底的に原因究明、合格点思考と究極点志向(絶え間なく向上や改善

を成し遂げて行く)

     データおよび統計的手法の重要性:統計学は全体的な傾向を知る手法

     小集団活動         :組織が大きくなるほど小集団活動が有効、内因性モチベーションに基づいた意欲付けが不可

欠 

(3)    競争から協調へ

     協調とバラツキの関係  

   競争はバラツキを広げ、強調はバラツキを狭くする

     日本における協調の歴史

     製造業では競争と協調がうまくバランスしてきた

     戦後日本における企業内の協調

   生産性3原則、終身雇用と給与体系、全員一致、評価と経営者の役割、協調の強み-相乗効果、今後の組織内の強調

     欧米における協調の例

   基本は自由競争であるが、産業の国際競争力維持の基幹となる業界では協調政策を採る米国

   半導体SEEMETEC、エアバスインダストリー

     協調は競争より勝る

   外部に対する強力な競争力を獲得するために、内部では協調すべき

(4)    バラツキを管理する

     偶然原因によるバラツキと異常原因によるバラツキ

   偶然原因によるバラツキはトップマネジメントの責任、異常原因によるバラツキは現場で解決できる

     2種類のあやまり

    偶然原因によるバラツキを異常原因によるとすること(あわてものの誤り)

    異常原因によるバラツキを偶然原因によるとすること(ぼんやりものの誤り)

(5)    デミング14ポイント

     競争力をつけ、生存し続け、そして従業員に職を与え続けるために、製品やサービスを常に向上させるよう一貫した不動の目的を打ち立てること

     新しいものの考え方を採用すること。

     品質を達成するために、検査に頼ることをやめること。

     価格だけで仕入を決定することを止め、その代わり、総コストを最低にすること

     質および生産性を絶えず向上させ、それによりよりコストをつねに低減するため、生産性予備サービスを行うシステムを絶えず向上させること 

     実地訓練制を設けること

     リーダーシップを発揮すること

     全員が会社のために効果的に働けるように恐怖心を取り除くこと

     部門間の障壁を取り除くこと

     無欠点やより高い生産性を、というようなスローガン、激励、目標などは一切やめること

     工場内で数量割当をやめること、目標による経営をやめること、リーダーシップで置き換える

     時間労働者から仕事に対する誇りを奪うような障害を取り除くこと、数の管理から質の管理へ

     積極的な教育および自己啓発の計画を設定すること

     会社の全員をこの変革を成し遂げるために動員すること

(6)    事例

  実践事例2社、および自社での事例を発表された

以上


報告者:井手上SL

2012年度研究会実績に戻る