1.研究内容
1-1.発表者 神谷 俊彦 会員
1-2.テーマ「東京のものづくり企業」 60社に会ってみて・・・2014年の展望を探る
1-3.内容
神谷会員から担当した補助金獲得企業約60社(56社を訪問)の姿の概要ついて説明があった。
主に中央区、千代田区、大田区、品川区、練馬区を担当した。
概ねオリジナルなもので勝負したいと考えている会社が申請している。下請けからの脱却を考えているところである。大企業1社に頼っているところはなかった。
大きく分けると、
①100人規模の設計開発、生産部門のある会社(1~3ラインの会社)13社で主に開発部隊が申請してくる。
②明確な開発部門はなく1~2ラインの会社で、フロアの一部を利用して開発しているような規模の会社が15社
③ルーム型でマンションやアパートの一室に実験設備や加工設備がある会社(7~8人規模)の会社が19社
④町工場が9社
22分野の技術の分類を書く欄には、組み込みソフトウェア、切削加工、電子部品デバイス、溶着、メッキ、食品、などがある。ソフトウェア関係が多く、組み込みソフトウェアなどの会社が約1/3で22社、切削加工13社である。
出口は、産業機械18社、医療バイオ15社、自動車15社、環境2~3社である。そのほか、仕事の効率化に使いたいという会社もある。
ほとんどが試作開発である。社長だけで対応している会社も多い。組織的に対応している会社は28社、
社長だけで対応の会社15社などである。
Bto Cの会社は5社のみで、それ以外はBtoB。Bto
Cは、歯の補強材、カラーコンタクトレンズ、コンパクトなスピーカー、食品(だし、醤油つくり)、染物屋さんなどだった。
試作開発を商売にしたいと考えている会社も多く、①と②の28社の内、5社となっている。小さい会社も2社がそう考えていた。
総じて
グローバル化は進んでいるが、決して急ピッチというわけではない。(むしろゆっくりに見える)
企業連携で生き残りを図る姿もあまり感じられない。
中には世界的に通用するオンリーワン技術もみうけられる。
それぞれの企業が意識しているかどうかは別である。
(1)将来のものづくりにおけるキーワード
企業は国内産業の空洞化の影響をまともにうけている。困難な仕事、速い納期、高度な仕事しかなくなっている。
3Dプリンター、3Dスキャナー、3D CADの劇的な価格ダウンがものづくりのプロセスに強い影響力(チャンスも脅威も)を与えている。
(2)リバースエンジニアリング
2013年は3Dプリンター元年である
設計図なしでものづくり(感性の世界)で、3Dスキャナー ⇒ 3D CAD ⇒ 3Dプリンターの手順となるだろう。CADの充実にはフォーマットが大事である。
手順としては
①3Dスキャナーで現物をデータ化する②ディジタル情報作成 ③情報の補正を行なう(これが大事) ④3Dプリンターで試作する⑤本格的な製品化する
①~③を充実させたいという会社が多い。3Dプリンターはデータが大事である。
(3)3Dプリンター、3Dスキャナー、
3D プリンターの劇的な価格ダウンがものづくりのプロセスに強い影響力(チャンスも脅威も)を与えている。
3.新ものづくり補助金の目指す姿
新ものづくり補助金は商業・サービスの高度な革新に役に立つものを優遇する。
日本のものづくりが何に役立っているのか意識している。
11分野に変更したのは、分かりにくかったからであって、22分野を重要視するのは変わったわけではない。
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三浦会員から「新ものづくり補助金」事業の概要について説明があった。
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締切は1次公募:受付開始 H26.2.17 1次締切 H26.3.17 2次締切 H26.5.14
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補助対象事業、革新的サービス類型の要件、前回との相違点
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補助対象経費、審査の視点などの説明があった。
報告者 殿村SL
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