坂道発進(マニュアル車)について
 坂道発進の方法は、
@ まずハンドブレーキをかけて、ローギヤに入れる。
A 周囲(とくに後方)の安全確認をする。
B アクセルを少し踏んで、3000回転/分程度を保つ。
C クラッチを少しずつつないで、エンジンの音が変化したら、ハンドブレーキを解除する。
というような感じでしょうか?

 上記の方法は間違いではありません。しかし、
@ もしも教習所よりも急な坂なら、3000回転/分で間に合うのか?
A 回転計のない車ならどう対処するのか?
B エンジンの音の変化って?
と、あいまいな点も少なくありません。これが、坂道発進を難しくしている主な原因です。

 では、まず自転車の場合を考えましょう。坂道の途中で停止した場合、次にこぎだすときには、どのようにしますか?
@ どの程度の強さでこぎだしますか?
A いつブレーキを放しますか?
答えは簡単です。「そんなことは考えていない。」あるいは「分からない。」といったところでしょうか?ハンドルの操作と同じです。頭で考えてはいけないのです。(参照:ハンドル操作のページ
 強いて言うならば、「バックしないように」しているのであって、「今ブレーキを放しても大丈夫(バックしない)」という感触を確かめているということになります。

 車の場合も同じです。「今ブレーキを放しても大丈夫(バックしない)」という感触を確かめれば良いのです。そのための兆候は、
@ 実際に車が進みだす。
A 車の後ろの方から「メキメキ」というような音がする。(「メキメキ」という音は、ハンドブレーキに逆らって進みだそうとしているために発生します。)
B ちゃんとアクセルを踏んでいるのに、エンジンの回転が下がる。(半クラッチになったことを意味しています。)
などが挙げられます。
 試しに、ハンドブレーキをかけたまま、無理やり進んでみると良いでしょう。そのために必要なアクセル操作、クラッチ操作は、平地でのエンスト防止にも役立ちます。要するに、坂であろうと平地であろうと、車が進みだす感触を得ることが重要なのです。自転車では、ちゃんとそれをやっているのですよ。

この方法で、苦手意識を克服できた教習生はたくさんいました。


それでもダメ!なとき
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