狭路(とくにクランク)の通行について
 この課題は、車両感覚がほとんどすべてです。ですから、車両感覚に自信がない方は、まずこちらを参照してください。車両感覚のページ

 クランク通行のポイントは、角を二度通過しなければいけない点にあります。したがって、ひとつ目の角を通過する際、次の角のことも考慮しておく必要があるのです。意外に、この点が理解されていない場合が多いと思います。(ひとつ目の通過で精一杯で、次のことなんて考える余裕がないということもあるでしょうね。)

 右左折する際には、内輪差が生じます。(詳細は「車両感覚のページ」で)
ですから、クランク内では、曲がる方向とは反対側に車を誘導しなければいけません。しかし、そのまま大回りをすると、次の角では、曲がる方向に車が寄ってしまいますから、どうしても通過が困難になります。この点が最大のポイントです。
 つまり、最初の角は、小回りをしなければいけません。そうすれば、次の角でも、曲がる方向とは反対側に車を誘導しやすいので、比較的容易に通過することができるのです。(下図参照)

 ただし、S字コースにおいては、コースの特性上、小回りすると脱輪しやすいので、内輪差だけを考慮して、大回りをする方が賢明です。途中でハンドルを切り返すまでは、ずっと外側の縁石に沿って進めばOKです。(外輪差が生じるので、前輪をできるだけ大回りするように誘導してください。)

 途中のハンドル操作によって、出口で必要な合図がもどってしまうことがあります。これはやむを得ません。もどったら、速やかに出しなおせば良いのです。
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@左に曲がるので、右に寄せたところ。

A最初の角を小回りしたところ。道路に対して車をまっすぐにすると、このようになる。

B失敗例。最初の角を大回りすると、次の右折に備えた左寄せが遅れ、このようになってしまう。こうなると、ふたつ目の角を曲がりきれず、接触してしまう。
 逆に、左寄せが不十分だと、内輪差によって脱輪することになってしまう。