自主経路について
自主経路の教習で、「道を覚えていないのですが・・・」と心配する声をよく聞きました。でも、そもそも自主経路の課題は、「道を覚えること」なのでしょうか?
この課題の目的は、「地図を使って、目的地にたどり着くことができるようになること」のはずです。道を知っていれば、地図は必要ありません。また、道を覚えていれば、わざわざ経路を走行する練習の必要がありません。つまり、事前に道を覚えておく必要はないのです。
しかし、こういう話を聞いたことがありました。「それ(課題の目的)は分かるけど、目標を確かめる余裕がないのです。」と。もしもそうであるのなら、残念ながら、この課題にチャレンジする段階にないということになります。そのような方は、まず、運転に余裕ができるようにすることが先決です。いくら走っても目的地に到達できないのは、初心運転者にとっては珍しくないことです。焦らずがんばってください。
では、本題に入りましょう。この課題のポイントは、適切な目標を選ぶことです。適切な目標選びで大切なことは、
@ 遠くからでも確認しやすいものであること
大きな建物、駅、川や線路、公園など
A 適当な目標がない場合には、複数の目標を設定すること
ひとつ手前の交差点名、コンビニや交番なども頭に入れておきます。
B 距離や方角を確認しておくこと
などです。これが、成否のカギになります。
後は、目標探しに集中し過ぎないよう安全運転をする中で、設定した目標を見つけることができれば、ちゃんと目的地にたどり着けるはずです。急速に普及しているカーナビは、目標選びをサポートしてくれるツールであって、目標を見つける作業だけは運転者がしなければなりません。したがって、「カーナビを買うから、この課題は必要ない」ということにはなりません。ぜひ克服してください。
<目標選びの模範例>B交差点を右折する場合
@ A交差点を左折したら、500mぐらいそのまま直進すると、左手にコンビニがある。そのふたつ先の信号が右折する予定のB交差点です。
A 川沿いにしばらく進むと、橋が見えてくるので、そこが右折する予定のB交差点です。
B 突き当りを左折し、しばらく進むと「○○○」という交差点がある。右折予定のB交差点は、その次の信号です。
長距離の経路を覚えきれないときには、無理をせずに、ときどき停車して、地図を見て確かめることもできるようになっています。(ただし、停車場所に気をつけてね。)