店長のガラクタ部屋


当店のハードなモノたち(カメラ編#12





ZEISS IKON ikonette 35
Made in Germany
製造年代:1958年〜1960年
シリアルナンバー:S73440


ある時、ヤフオクをさまよっていたら見たこともないカメラを発見。
なに?このカメラ。この形、この色!しかもツアイスイコン。
ほ、ほすぃ〜!

・・・と、言うわけで数日後にはなぜか手元にあったんですな。
不思議ですな。

早速ネットで調べてみるとその情報量の少なさに驚かされる。
それでも色々なことがわかった。
情報量が少ないのは、このカメラが不運な運命をたどったカメラだったから。
光漏れがあるとかでクレームが付き、ツアイスが回収、ほとんどが廃棄処分されてしまったのだ。
つまり現存する絶対数があまりに少ない。で、ネットでひっかかる数も少ない。というわけであろう。
私の手元にあるイコネッティちゃんは光漏れなんて無いですけどねー。

しかも運良く生き残っていたとしても調子の悪い個体が多いらしい。
実際ウチのイコネッティちゃんも手元に届いたときは良かったが、フィルム1本撮った後シャッターが切れなくなってしまった。
というか、巻き上げが出来なくなってしまった。
というか、シャッターチャージが出来なくなってしまったのだ。実際は。
いや、その前にも最初からスローシャッターが効かなかったりということもあったのだ。
早速分解して筆にベンジンをつけてシャッター部分を洗浄。
少量の注油で蘇ったのだった。

でも、組み立てたら最後に1個小さなバネが余ってしまったのよねー。
そのせいかBが効かなくなってしまった。
Bなんてこのカメラで使わないからそのままバネは無くさないようにしまっておいた。
それさえ解明できれば「完璧な個体」ということになるんだけどね。

レンズ Novar-Anastigmat F3.5 f=45mm
シャッター Pronto B/25/50/100/200

このシャッター速度表示、最初に見たときは焦りました。
フィルム感度かと思ったからです。
だとするとこの”B”は?
まてよ、このカメラはフルマニュアル。露出計も付いてない。
ということはフィルム感度なんて設定するわけがないからやっぱりコレはシャッター速度か。
・・・と、そう結論したわけです。
今ではその頃のカメラにはこんなシャッター速度が使われているんだと知識として知りましたがはじめて見たときは頭におおきな”?”が浮かんだ物でした。
ノバー・アナスチグマット、思ったより緻密な描写力でびっつりですよ。
トリプレットがどーとかこーとか言う人も居ますが幸い私にはそこまで違いがわからないのでコレでイイのだ。
いい雰囲気の写真が撮れればそれが全てなのだ。

あ!書き忘れた。
このカメラの最大の特徴は、レンズの横に出ているレバーね。
こいつをぐいと押し下げるとなんとフィルムが巻けちゃう。
そして同時にシャッターがチャージされる。
次に構えてもう一度同じレバーをゆっくり押すと、今度はシャッターになっているんですねー。

さて、この機種での作例、ネット的に見ても大変少ないので出来るだけ上げて行くことにしましょう。


2 1   このカメラで撮影

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