グラント東部(高級住宅街)

ペティ
「では、南西部の方から歩いていきましょう。」

「今、渡っている橋の下に流れているのがシルク川です。
 マステリア大陸でも有数の大きさを誇る大河です。
 グラントの商工業を支える重要な交通路として使用されています。」

「さて、橋を渡りまして、立ち並んでおります住宅は、城下の商人や騎士の家々です。
 閑静な、住宅街、といったところです。
 このようなところに是非家を持ってみたいものですね。」

「みなさま、この大きな交差点の左角にあります大きな建物。
 これは、『黄昏の夕日亭』といって、貴族や裕福な方々が使用されます、由緒正し
い酒場です。
 会員制で、年会費金貨100枚が必要ということです。
 こちらのほうを見学したいところですが、残念ながら、本日は都合により見学でき
ないとのことです。」

「さて、さらに北に参りますと、グラントの知識の中枢である学院とダークォーヴァ
図書館が見えて参ります。
 学院はグラントの教養の中枢となっており、「騎士道」「魔道学」など、多数の学
部が存在している。一般国民には少し敷居の高い場所ではありますが、特に上流階級
のみを対象としているわけではなく、広く門扉を拡げております。」

「隣にあるやや小さい建物がダークォーヴァ図書館です。
 グラント出身の冒険家「ハンリー・ダークォーヴァ」が各地から収集した書籍を彼
の遺言状に従い、譲渡されたものです。現在がどなたでも閲覧出来る図書館です。利
用料金が寄付と言う形になっているので気軽に利用出来る上に、所蔵書籍の種類が高
度な専門書籍から民間療法等の一般書籍までと多岐に渡っている為に国民からは別名
「エニシテ・セム(頼れる物置)」と呼ばれ親しまれております。」

「その裏には、魔術師ギルドがあり、たまにそちらの方から爆発音が聞こえてきます
が、いつものことですので、ご安心ください」

「では、ダークォーヴァ図書館の中に入ってみましょう・・・」

ミック
「・・・おい、そのこあんた・・・、つまらなそうな顔をしてるな?」
「なに?冒険者になりたい?」
「そうか、じゃあ、こんなところで図書館に行ってもつまらないな。
 俺と一緒に来ないかい?
 そういうところへ連れて行ってやるぜ。
 もちろん、ただじゃないがな。」
「お?なかなか金払いがいいじゃねぇか!
 よし、それじゃあ、グラントの裏の裏まで教えてやるぜ。
 じゃぁ、行こうか!」

グラント中央部(商店街)