シーン12 ブラウン邸(7)
ブラウン邸(7)
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パスティ
「そろそろこうたいかな?」
シチューのおかわりを食べた後、おもむろにいつもの大きな魔術書をとりだす。
「幽霊に会う前に、再確認しておこう」
GM
パスティが魔術書を開くと、次のようなことが書かれていた。
「お化けというものにはいろいろあるが、主に次のように分類される。
1 迷信・嘘・見間違い
2 モンスター
3 作られた意識体
この中で、もっとも多いものが、1の例である。
しかしながら、モンスターである場合も多々ある。また、魔術師により作られた
幻影であることもある。
モンスターで一般的なのは、以下の3つ。
レイス:危険。人間の生命力を吸い取る、あるいみ生命体とも言える。通常人で
あれば数秒とりつかれただけで命を失うこともある。発生の因果関係は不明。
魔法攻撃のみ有効。
ファントム:人間、又は、動物の強い残留思念。魔法攻撃のみ有効。ただし、か
なりの魔力が必要。ポルターガイスト現象などを引き起こせる。
ゴースト:人間、又は、動物の強い残留思念。魔法攻撃のみ有効。
直接の危害は与えられない。
また、一般的に、この手のモンスターは、残留思念の原因が解決されると、消滅する。
3、については、いわゆる幻術である。
魔術師の魔法により、作り出されたものであり、魔力のもとを絶てば、幻影は消える。
(幻影魔法については、小生著『幻影辞典』参照)
【グラント魔術師ギルド編纂 モンスター大辞典 第5版 より抜粋】
パスティ
「……ふ〜ん、そうなんだって」
魔術書をぽふんと閉じるとヴァイに振り返った。
「本当の幽霊だったら、ただの剣とかじゃだめだねぇ」
シア
応接室の扉を静かに開け戻ってくる
「交代の時間です」
言いながら、シアの視線は鳥料理へと移動している。
ヒョーク
「ただいまです」
なんとなく嬉しそうなヒョーク。しかし腹は減っているらしく目が食べ物を探して
いた。
ヴァイ
「お、ご苦労さん・・・」
シア
「はい」
パスティとヴァイに答え席につく。
ウイック>シア
「お帰り!幽霊はまだだったぁ?
夕ご飯とってもおいしかったよ!」
シア
「なにもありませんでしたよ」
ウイックに言いながら夕食を食べはじめる。
ウイック>ビリー
「ビリーもシチュー食べる?」
共食いさせようとしている。(爆)
ビリー
「ぐぁ!」
起こるかと思いきや、シチューを食べようとするビリー。
ウイック>ビリー
「はい、じゃあ、ビリーの分!」
アツアツのシチューをスープ皿に分けてビリーの前に置き、
鳥でも飲みやすいように『ホット&アイス』の呪文で温度を下げてやる。
ついでに鶏肉を食べやすいようにほぐしてやるなどいたせりつくせりである。
きっと下心があるのだろう。(^^;
ビリー
「ぐぁぁぁぁぁぁ」
きらきらした瞳でウイックを見つめた後、シチューをついばむビリー。
「ぐぁ」
おいしそうである。
ウイック>ビリー
「早く大きくなるんだよ♪」
(そしておいしく育ってね♪)
ビリーを太らせてから食うつもりらしい…。
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ウイック>ビリー
「あれ?なんか顔が赤いね。
大丈夫?ヒョークのにいさんに変なことされたとか?」
心配そうにビリーの顔を覗き込む。
ヒョーク
「いや、いくら僕でもさすがに鳥に変なことは・・・」
ある程度自覚はあるらしいヒョーク(笑)
ウイック>ヒョーク
「そっか、ヒョークのにいさんが変なことする相手は
シアのねえさんだったもんね。」
ヒョークの説明に納得したようだ。
ヒョーク
「そうですよ!・・・って、何ですか変なことって・・・」
さすがにヒョークでも思いつかないらしい(笑)
シア
「……」
至極冷たい視線をヒョークに浴びせかけた後、何事もなかったかのようににこ
やかに夕食の続きを食べるシア。
コキーンと凍るヒョーク。
さすがに慣れてる分、復活も早いが(笑)
ビリー
「ぐぁぁぁぁぁぁ」
ヒョークの方を見て顔を羽で隠すビリー。
ヒョーク
「・・・・・・」
そんなビリーを見て困った顔をするヒョーク。
普段の自分の行動を写して見てるのかもしれない(笑)
パスティ>ヒョーク、シア
「おかえりなさい。どうやら何もでなかったみたいだね」
無事な様子を見て、
(幽霊の正体は、案外、迷信や見間違えなのかな?)
と思う。
「じゃ、交代だね。ゆっくり食べててよ。ブラウンさんはもう寝たから」
そう言って、出て行こうとする。
パスティ>ヴァイ
「じゃ、行こう。僕達の番だ」
と言いつつも、先に行ってくれと促す。
ヴァイ>パスティ
「んじゃ、ぼちぼちいきますか・・」
(席を立ち、照明道具の確認、準備する)
ヒョーク
「行ってらっしゃい〜」
さっそく料理をつまみながら気軽に手を振る。
シア
「行ってらっしゃい」
夕食を食べながら声をかける。
(続く)
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