シーン13 ブラウン邸(8)

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ブラウン邸(8)
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GM
 シア&ヒョークと交代したヴァイとパスティが玄関に出る。
 と・・・
 目の前に、ぼやっとした何か、がいる。
 どうやら、これがお化けらしい。
 人、というより、犬のような形をしている白い影、といたような感じだ。
 目のところは落ちくぼんでいて、暗くなっている。

【パスティ魔物知識:ゴーストと判断】
 ゴースト:人間、又は、動物の強い残留思念。魔法的攻撃のみ有効。
     直接の危害は与えられない。が、精神的攻撃(夢に出る、テレパシー、
   枕元に立つ)ことは可能。
     残留思念のもとを立てば消滅する。
 犬のゴーストの一般的能力
        魔法でHP15相当のダメージを与えれば消滅する。

ヴァイ
「ほぅ、おいでなすったみたいだぜ?よりによって俺達の時に・・・」

パーティ
「ゴースト、か。少々やっかいな相手だよ。魔法なしで平気?」
 心配そうに振り仰ぐ。
(それとも悲鳴あげるのかな?)
 ひそかに期待する。

ドッグゴースト
 "ゆらり"
 と近づいてくる。
 玄関の方向だ。

(突然大きく深呼吸して)
ヴァイ
「ギィィィヤァァァァァァァァァァァァ!!」
(叫びにも似た悲鳴がブラウン邸にこだまする)

パスティ
「やる気だ!頼もしいなぁ」
 あまりの声の大きさに、雄叫びと勘違いしたらしい。
「ようしっ・・きゃあぁぁっ!」
 負けじと雄叫び(悲鳴?)をあげる。
 そして、「どうだ僕たち強そうだろう」という顔でゴーストをにらむ。

GM
 ドッグゴーストの輪郭が一瞬ゆがんで消えそうになる(笑)。
 ヴァイの声は、屋敷中、というより、グラントにとどろいた。

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ヒョーク
「ふぅ・・・」
 料理をつまんでひとごこちつくヒョーク。手にカップなんか持ちながら
 ノンビリとソファーにもたれて座っている。
「まぁ、おそらく何もないとは思いますが、
 ヴァイさんの悲鳴聞いてみたいですねぇ」
 笑いながら言う。きわめて暢気である。

GM
 ヴァイの悲鳴(?)が聞こえてくる・・・

ヒョーク
「・・・ん? なんか奇妙な雄たけびが聞こえません?」
 応接室のメンバーに言う。

ウイック
「モンスターの叫び声?!」
 ビリーの世話をしながら顔をあげる。

GM
 パスティの悲鳴が聞こえてくる。

ウイック
「大変だ。パスティのにいさんがモンスターに襲われた!」

シア
「幽霊のお出ましのようです」
 すぅっと深く息を吸い込み錫杖を手に立ち上がり、シチューをついばんでいる
 ビリーを頭に乗せ、皆の返事をまたず応接室から庭へと移動をはじめる。

ビリー
「ぐぁぁぁぁ」
 物悲しそうにシチューを見つめるビリー。が、無情にもシチューはビリーから
遠ざかって行った……。

ヒョーク
「リーダー、ミディさん、ファリスさん行きますよ〜!」
 皆に声をかけつつシアの後を追うヒョーク。
 なぜか手にシチューの皿とスプーンを持っている。

ウイック
「うん、わかった!」
 自分のスープ皿を手にとって残りのスープを一気に飲んでから出動。

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GM
 ヴァイ、又はパスティの悲鳴を聞いて、室内にいた人たちも駆けつける。
 その間、ドッグゴーストは、何もしてこない。
 ただ、漠然と立っているだけだ。
 なにか、悲しそうな雰囲気を醸し出している。

ウイック>
「??あれが幽霊?」
ドッグゴーストを見つめる。

シア
「犬の幽霊ですね」
 ニコニコしながらドッグゴーストを見るシア。興味津々と言った感じだ。

ヒョーク
「ほぇ〜」
 ちゃっかりとシアの隣にいるヒョーク。なぜか持ってきた
 シチューの皿をスプーンでかき混ぜている。

ウイック>
「??あれが幽霊?」
 ドッグゴーストを見つめる。

パスティ>ウィック
「みんな、きてくれたんだ。あれがその幽霊。
 ゴーストってやつ。直接攻撃は効かないから気を付けて」
 ゴーストに視線を向けつつウィックにしゃべる。
「頼むよ、リーダー」

ウイック>パスティ
「ちょっと待って! 前に見たことある気がする…。」

GM>ウイック
 ウイックは、ドッグゴーストを見て思い出す。
 こいつは、以前ウイックと格闘したここら辺の犬のボスである。
 額の傷が、そいつと同じ場所にある。

 ドッグゴーストは、ウイックの方へと近づいていく・・・

ウイック>ドッグゴースト
 ウイックは無防備に近づき、ドッグゴーストの前でしゃがむ。
「幽霊になんかなっちゃってどうしたのさ?」
 言葉が通じるとも思えないが少し驚いた様子で尋ねる。

GM
 ドッグゴーストはウイックになついている。
 何か言いたそうな感じを受ける。
、が、何を言いたいかは分からない。

ウイック>ドッグゴースト
「よしよし、まあ犬にエルフの言葉が分かるわけないか。
 でも幽霊になったぐらいだからなんか強い恨みとかがあるんだよね?
 それってやっぱり食い物の恨みとか?」
 自分の価値基準で判断。
「そうそうこの家に来て何を探してたのさ?
 なんなら一緒に探してあげるよ♪」
 ドッグゴーストが行きたい場所についていこうとする。

GM
 ウイックの頭に、何かイメージが伝わってくる。

 【暗い】【重い】【冷たい】

言葉で表すとそんな感じだろうか・・・
 そして、そのイメージのもとが、庭の地下のほうにある、ような気がしてくる。
 
 その庭の地下になにかあるようなイメージが消えると、ドッグゴーストはふっ
と消えてしまった。

ウイック>
「???」
 呆然と立ち尽くしている。

ヒョーク
(さすがリーダー・・・犬の気持ちがわかるんですね)
 なんとなく感心しているヒョーク。
(でも人の形のお化けはどうしたんでしょう・・・。)
 そんなことを考えながらウイックの様子を見ている。

シア
「消えてしまいました」
 ドッグゴーストがいた位置を見つめ呟きをもらす。そして、周囲を見渡し異状
が無いか確認をする。

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(続く)


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