シーン17 ブラウン邸(12)
***前回までのあらすじ*****************************************************
大樹亭でお化けを退治してほしいと依頼を受けたウイック達はブラウン邸へ、
やってきた。 屋敷の前で襲いかかってきた狂犬達を倒し、屋敷の中に入って、ブ
ラウンに詳しい事情を聞く。
今夜もお化けが出るでだろと判断したウイック達は、早速、その夜から見張りを
始めたところ。案の定、ゴーストが出現した。
ところが、そのゴーストは、以前ウイック君と戦った犬のリーダーだった。ウイ
ックに不思議なイメージを残して見せて消えてしまうゴースト・・・
そして、ゴーストの残したイメージから、ブラウン邸の地下に何かあると考えた
パーティは、庭の回りを探し始める。
雨の降りしきる中、ヒョークは井戸のようなものを見つける。
中が見えないことにいらだったヴァイは、思い切って井戸の中へ飛び込んでいく
のであった・・・
**************************************************************************
GM
朝日が射し込んでくる。
どうやら夜が明けたようだ。
雨もやみ、いい天気になっている。
ウイック
「朝だ!」
部屋に日が差し込むとすぐに目を醒まし、飛び起きる。
シア
「す〜す〜す〜」
ビリーとともに深い眠りについている。今のところ起きる気配はない。
ウイック>ビリー
「ほら、朝だよ! 鳥なんだからちゃんと鳴いて皆を起こさなきゃダメじゃん!
あれ? 突付いて起こすんだったっけ?」
ビリーをゆすって起こす。鶏と混同しているようだ。
ビリー
「グ……ァァ……」
寝ぼけ眼のビリー。ぼーっとしている。
シアは相変わらずすやすやと眠っている。
ウイック>ビリー
「ほら、他の皆も嘴で起こしてあげて!」
まだ寝ているミディやファリスに視線を送る。
ビリー
「グ……グァァ」
羽を広げて伸びをした後……またシアのひざの上で眠りはじめる。
朝には弱いようだ。
ウイック>ビリー
「ダメだなぁ、ビリーは。寝てると朝ご飯なくなっちゃうからね!」
ビリー
「グァ」
朝食に釣られてかがばっと起きるが、まだぼーっとしているらしくふらふらし
ている。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ウイック>ヒョーク&パスティ
「冒険者は寝坊しちゃいけないんだよ、早く起きて!」
2人の毛布を引っ剥がして無理に起こそうとする。
パスティ
「おはよ、リーダー」
眠い目をこすりながら起きる。
「あれ?一人たりないけど。どこかいったの?」
昨日の一件を知らないパスティ。
ウイック>パスティ
「おはよ! ヴァイのにいさんなら先に下水に逝っちゃった。
朝ご飯終わったら、下水を探してみるつもりだけど。」
パスティ
「そうなんだ。朝御飯になったら呼んでね」
そう言い残し、昨日の井戸(?)の場所へ行く。
ヒョーク
「・・・おはようございます」
寝起きは良い方のヒョークだが、まだ眠そうである。
ウイック>ヒョーク
「おはよ! もう朝ご飯、準備してるみたいだよ♪」
GM
扉のほうから、いい匂いがただよってくる。
ブラウンさんが朝食を作り始めているようだ。
ヒョーク
「じゃあ、顔を洗ってから手伝ってきます」
ウイックにそう言うと洗面所に向かうヒョーク。
しかし洗面所の場所がわからなかったので、ブラウンに
聞こうとキッチンへ向かった。
ウイック>ヒョーク
「そだね。手伝ってあげよっか。」
パスティ
「そうですね〜」
ウイックに同意する。
ただ単に早く食べたいだけなのかもしれない。
ウイック>ブラウン
「朝ご飯できたぁ? オレ、おなかすいちゃった。」
キッチンに辿り着いてブラウンに尋ねる。
ブラウン
「朝食ができました〜」
と、ウイックが厨房に入ろうとするのを遮るようにブラウンが出てくる。
鳥のスープと特製のパンである。
「どうぞ〜。
そう言えば、あのいっぱい食べる方がいないようですが、どこへ行かれたのですか?」
ウイック>ブラウン
「わー、おいしそ♪
ヴァイのにいさんならはりきって先に下水のとこだよ。」
皿を並べたり手伝いをする。
全員起床するまではまだ時間がかかりそうだ。
ヒョーク
「あ、みんなを起こさないといけませんね」
と言ってシアのもとに向かう。
「シアさ〜ん、朝ですよ〜」
揺すぶって起こそうとするヒョーク。
シア
まぶたを開け、ゆっくりと周囲を見渡す。
「……」
目の焦点があっていないようだ。
ヒョーク
「・・・」
何かを考えてるっぽいヒョーク。
「・・・シアさん、朝ゴハン美味しそうですよ」
ブラウンの運んできた料理を指差しながら言う。
ウイック>ヒョーク
「みんなのこと起こしてね、頼んだよ♪
オレ、パスティのにいさん呼んでくるから。」
庭に出て行ったパスティを呼びに行く。
ヒョーク
「は〜い」
ウイックに返事。
「ミディさん、ファリスさん起きてください〜」
シアの横からミディ達に声をかけてみる。
シア
「朝ご飯……ですか?」
ほえっと首を傾げヒョークに聞く。が、すぐに焦点のあっていなかった目に輝
きが宿り、返事を待たずにビリーを抱き立ち上がる。
「おはようございます。ヒョークさん」
ヒョークに朝のあいさつをすると朝食のあるほうへと歩きだす。
ウイック>シア
「おはよう♪シアのねえさん!」
パスティを呼びに行って帰ってきたウイックは朝食を食べ始める。
シア
「おはようございます」
朝食に視線を移しながらウイックにあいさつを返すとシアも食べはじめる。
ヒョーク
「あ、僕も食べま〜す」
ミディとファリスを起こすのを止めてテーブルに向かうヒョーク。
ウイック>
「ごちそうさま♪」
数分で終わってしまう。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
GM
パスティは、昨日の井戸らしきものの回りに来た。
パスティ
「先に寝たからなぁ。穴があるくらいしかわかんないし。
先に捜索に出たみたいだし」
ぶつぶつ言いながら、昨日ヒョークの見つけたあたりの場所へ行く。
「確かこっちからヒョークさんの声がしたんだよね、ルミック」
先をヒョコヒョコ歩くお供の猫に話しかける。
GM
パスティは井戸の回りを見てみた。
ヴァイのものらしき大きな足跡がついているが、すべったようなあとはのこっていない。
どうやら、昨日ヴァイは自ら飛び込んだようだ。
パスティ
「やっぱり先に行ったんだ」
井戸を覗きこみ、期待せずにヴァイを呼んでみる。
GM
パスティは井戸に向かってヴァイの名を呼んでみたが、返事は帰ってこなかった。
GM
庭には、昨日荒らされた庭から、新しい芽が生えてきている。
新しい芽はパスティの知識から以下のような植物であることが分かった。
【魔法知識】:10
名称:コニーデの手
種類:魔法植物(麻酔薬)
効果:精製すると飲み薬型の麻酔薬(スリープの効果)となるが、常用すると麻
薬と同じような状態となる。精製した場合、1時間いかなることに対して
も目を覚まさなくなる。一錠金貨100枚で取り引きされている。
パスティ
「なんでこんなところに・・学院時代に見たことあるけど」
ぶちっとひとつかみ抜き取り、懐に入れる。
ウイック>パスティ&ルミック
「ルミック〜、パスティのにいさ〜ん! ごはんだよ〜♪」
庭に出たパスティ達を呼びに来た。
「井戸を調べるんだから、早く食べてよ!」
1人でもすぐに出かけたい様子だ。パスティ達に声をかけると屋敷に戻る。
パスティ
「ヒョークさんあたりに聞いてみよう」
リーダーの呼ぶ声がする。ルミックをフードにいれ、朝御飯を食べに戻る。
***次回予告***************************************************************
怪しい植物を目撃したパスティ・・・
そして、ついにパーティは、地下の下水道へと足を踏み入れる。
その中でうごめく黒い蟲達。
ひきつるシアの顔・・・
そして、ヴァイの運命は??
一体、どうなってしまうのかぁ〜?
(以上、ガチンコファイトクラブ風に読んでください。)
**************************************************************************
次へ