シーン18 井戸(1)
***前回までのあらすじ*****************************************************
大樹亭でお化けを退治してほしいと依頼を受けたウイック達はブラウン邸へ、
やってきた。 屋敷の前で襲いかかってきた狂犬達を倒し、屋敷の中に入って、ブ
ラウンに詳しい事情を聞く。
今夜もお化けが出るでだろと判断したウイック達は、早速、その夜から見張りを
始めたところ。案の定、ゴーストが出現した。
ところが、そのゴーストは、以前ウイックと戦った犬のリーダーだった。ウイッ
クに不思議なイメージを残して見せて消えてしまうゴースト・・・
そして、ゴーストの残したイメージから、ブラウン邸の地下に何かあると考えた
パーティは、庭の回りを探し始める。
雨の降りしきる中、井戸のようなものを見つける、が・・・
ヴァイは、中を調べるため、単身で井戸の中へ飛び込んでしまうのだった。
ヴァイは生きているのか???
朝食を取り終えたパーティは、井戸(?)内の捜索を開始する。
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ウイック>ヒョーク&シア&パスティ
「オレ、先に庭に行ってるよ!」
待ち切れずに飛び出していく。
まずは昨日教えてもらった物置に縄梯子を取りに行く。
シア
「わかりました」
朝食を食べながらウイックに返事をする。
ヒョーク
「は〜い、すぐ行きますね」
食べながらウイックに返事する。
パスティ>ウイック
「あ、ちょっと……」
庭で見つけたコニーデの手について話し合おうとしたが、
先に行かれてしまった。
「しかたないな、リーダーは」
風のように走っていくウイック背中をただ見送るしか出来なかった。
パスティ>ヒョーク、シア
「さっき庭でこんな草を見つけたんだけど」
まだ朝食を食べている二人の前にずずっと提示する。
「昨日、生えていたっけ?」
自分とルミックの朝食を手に、二人に話し掛ける。
ヒョーク
「う〜ん・・・見た記憶はないですねぇ」
首を傾げるヒョーク。
「何の草ですか?」
言いつつ草を観察する。
GM
ヒョークの知識
【魔法知識】コニーデの手
錠剤の麻酔薬の原料。
【雑学】
麻薬にすることもできる。
【生存術】
一時的な痛み止めになる。
シア
「私の記憶にはありません」
草を見ながら答える。
「薬草か何かでしょうか?」
独白する。が、ヒョークが観察しているようなので特に調べようとはしない。
ヒョーク
「麻酔薬の原料ですね。
・・・ブラウンさんが育ててる変わった植物って
これのことだったんですね」
納得したらしく朝食の続きに取りかかるヒョーク。
シア
「麻酔薬ですか」
小さくつぶやき、特に気にかけるでもなく食事を続ける。
パスティ
「麻薬精製工場が地下にあったりして」
冗談まじりで葉っぱを弄びながらつぶやく。
「それは後にして、そろそろいこう。
リーダーが待っているよ、きっと」
話を切り上げて、立ち上がる。
ウイック>屋敷
「早くしないと、先にいっちゃうよ〜!」
という声が屋敷のそとから聞こえてくる。
放っておけば、独りで下水に降りて行きそうな勢いだ。
シア
「今行きます」
おそらく聞こえないであろう返事をし、錫杖を手に立ち上がる。
ヒョーク
「いきましょう」
ヒョークもシアに継いで立ちあがる。
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ウイック>
「物置ってここかな?」
物置の中に入って縄梯子を探す。
GM
物置の中を探すと、埃をかぶった縄ばしごが出てくる。
ウイック>
「見〜けた♪」
縄梯子を両腕で抱えると飛び跳ねながら件の下水のところへ行く。
「みんな、遅いなぁ。」
下水の入口から中を覗いてみる。
GM
見た感じからして、ウイック×10くらいの深さのようだ。
井戸入口に先ほど持ってきた縄ばしごをかけ、しっかり固定する。
ウイック>
「深さは14.73mくらいかなぁ?」
くらいという割に桁が長い。
GM
縄梯子の設置が終わって顔を上げると、シア、ヒョーク、パスティが到着した。
シア&ヒョーク&パスティ
「あれ?ミディのねえさんとファリスのねえさんは?」
ファイターがいないのでちょっとだけ不安になる。
このメンバーでモンスターに遭遇したらどうなることやら。(汗)
ヒョーク
「あ、起こしてきます」
リーダーに答えつつ屋敷に戻るヒョーク。
ウイック>ヒョーク
「うん、頼むよ♪」
(戦う人がヒョークのにいさん一人じゃ心配だもん。)
ヒョークは戦士と見なされているようだ。
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#一度、ミディ達を起こしに屋敷に戻るヒョーク。
ヒョーク
「ミディさん、ファリスさん、行きますよ〜」
ミディとファリスの方を向きながら声を掛ける。
しかし返事が無い・・・寝ているのだろう。
「・・・ミディさん、起きてくださ〜い」
ミディの近くまで来て揺すりながら起こしてみる。
ミディ
「・・・う゛〜ん・・・・」
もぞもぞと身体を動かし、うっすらまぶたを持ち上げ―――る前に寝返りを打ち
そのまままた布団をかぶる。(ヲイ)
ヒョーク
「・・・」
ミディの様子を見て何かを思いついたのか辺りを見まわすヒョーク。
しかし残念なことに分厚い雑誌は見当たらなかった(笑)
「ミディさん、起きてください」
仕方ないので、ちょっと強めに揺すってみる。
ミディ
「・・・・・?」
今度こそうっすらとまぶたを持ち上げる。
「・・・ぁ、もう朝・・・・?」
夜が遅かったので(言い訳)起きれないらしい。
「・・・みんなは?」
ヒョーク
「もう朝ゴハン済ませて仕事(探索)してますよ。
ミディさんも急いでください」
ミディに答える。何せ戦力がないと大変なのだ(笑)
「ファリスさんは、まだ寝てますが」
ファリスの方を見る。
ミディ
「ファリスは・・・・ん? 寝てるわねぇ・・・・」
ヒョークの視線を追い、ファリスをみる。
ヒョーク
ミディの視線に送られるようにファリスの元に向かう。
「ファリスさん、起きてください」
ミディと同じように揺する。
「ファリスさんってば・・・あれ? なんか熱くないですか?」
GM
どうやら、昨日の雨のせいで風邪を引いてしまったようだ・・・
ミディ
ヒョークの言葉に、「え・・・?」と、ファリスの額に手を当てる。
「・・・熱・・みたいね。」
改めてよく観察すると、呼吸が浅く、頬も紅潮している。
「連れて行くのは無理かしら・・・・」
ヒョーク
「とりあえず、しばらくこのまま寝かせておきましょう。
もし大丈夫なら起きてくるでしょうし」
ファリスの毛布を掛け直しながらミディに向かって言う。
「さ、早く食べて早く行きましょう」
ミディをテーブルに促す。食べずに行くという発想は無いらしい。
ミディ
「そうね。」
今まで自分が着ていた毛布もファリスにかけ、ヒョークについて行く。
(・・・中略)
「ごちそうさまでした、と。」
立ち上がり、一つ伸びをする。
「で、みんなは今何処にいるの?」
ヒョーク
「え・・・っと、麻薬の元が見つかった辺りですかね?」
また端折った説明をするヒョーク。彼に悪気は無い。
「リーダーが井戸を調べるみたいですよ。さ、行きましょう」
ミディを促して外に向かう。
ミディ
「麻薬ぅ〜?」
犬の幽霊の話から、どうしてここまで話が飛躍するのか。
誰か・・・そう、シア辺りにでも状況を聞く必要がありそうだと思いながら
ヒョークに従い外に向かう。
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ウイック>シア&パスティ
「オレ、下がどうなってるかちょっとだけ見てくる!
上に誰か一人はいないとまずいから、中に入る人と残る人を決めといて。」
身軽に縄梯子を伝って降りていく。
シア
「わかりました。ヒョークさんたちが来たら相談します」
下へと降りていくウイックに返事を返す。
ヒョーク
「ミディさんを連れてきました・・・って、リーダーは?」
庭に来たヒョーク、シアとパスティを見ながら尋ねる。
シア
「先に下へ様子を見に行きました」
ヒョークに答える。
「おはようございます。ミディさん。
……ファリスさんはどうしたのですか?」
ヒョークとミディの後ろにファリスがいないことを確認し尋ねる。
ヒョーク
「ファリスさん、なんか熱っぽいので放ってきました」
シアに答える。それだけ聞くと何か酷いセリフである。
パスティ>ヒョーク
「あのファリスさんが熱ぅ!?」
いかにも意外だとばかりに大袈裟に驚く。
「ひとは見掛けによら……もごもご」
ヒョーク
「まぁちょっと熱っぽそうだっただけかもしれません」
ヒョークも、特に真剣に確かめたわけではない。
シア
「風邪でしょうか? 微熱とはいえ放って置くと危ないです」
独白し納得するシア。
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GM
ウイックは、ウィル・オー・ウィスプを出して、縄ばしごで下っていく・・・
穴の大きさは直径2mほど、下は水面ばかりである・・・が、石を落とした感
じだと、足がつかる程度のようである。
縄ばしごを伝って下の様子を探ってみると、横幅3mほどの円形の通路が東西
に続いている。また、西から東方向へ水は流れている。
変な虫がいるが、ウイックの知識ではよくわからない。おそらく、食べなけれ
ば(笑)、無害であろう。
ウイック>ヒョーク
「ここだよ〜♪」
穴から出てくる。
「下は変な蟲がいるくらいで、水が流れてるけど歩けそうだよ。」
パスティ>ウイック
「虫?ろくな虫じゃなさそうだなぁ」
シア
「虫……ですか?」
小さく独白する。微妙に顔が引きつっているようだ。
ウイック
「うーん、虫っていうより蟲って感じかな?
食べたらお腹壊しそうだけど、別に危なくはないと思うよ♪」
ウイックは平気で虫を手掴みするタイプである。
ただしゴ○○○などはさすがに手掴み出来ず、靴で踏み潰す程度。(^^;
ウイック
「暗いからランタン持ってかないとね。
確か、ヒョークのにいさん、ランタン持ってたよね?
じゃあ、先に入っていいよ♪」
ヒョークに先陣の誉を与える。
パスティ
指名されたヒョークを見て、
「可哀想に、ヒョークさん……」
ひとり呟き、心の中で合掌。
ヒョーク
「い、いえいえ・・・そんな大儀はお断・・・いえ遠慮します」
後ずさりするヒョーク。
ウイック>ヒョーク
「ほーんと、ヒョークのにいさんはケンキョだよね。
じゃあ、オレが先頭で行くからランタンを借りるよ♪」
なんだかんだ言っても先頭を行きたがっているのである。
ヒョークからランタンとオイルを奪…借りると、明かりをつけて
片手に持ち、器用に縄梯子を降りていく。
「どんどん降りて来ていいよ〜!
でも誰か一人は残ってね。」
地上に呼びかける。
ヒョーク
「・・・」
色々考えてみるヒョーク。
(誰か一人ですか・・・戦力的には僕が残って縄梯子とかを
見とくのが良いと思いますが・・・もし今また犬が来たら
大変ですよね・・・う〜ん・・・)
「あ、僕も行きます〜」
荷物をしっかりと背負いなおすと、ウイックの後を追って縄梯子を
下りて行くヒョーク。
ヒョークの【雑学】蟲に関して:クリティカル1
通称:どぶ虫 学名:羽黒金虫
ゴキブリによく似た節足動物。あえて言うならば、『足の長いゴキブリ』
ゴキブリほど俊敏ではないが、空はとぶ。
やや汚れた水に好んで生息する。水辺に適応しており、水中を泳ぐこともできる。
餌はさらに小さな虫など。ゴミも食べる。人に影響なし。毒なども持っていない。
東方では珍味として乾燥して食されることもある。
ヒョーク
「・・・・」
井戸の底で蟲を観察したヒョーク。
何を思ったか縄梯子を登り始める。
「シアさん・・・上で留守番しててくださいね」
井戸の淵からひょっこり顔だけ出すと、シアに言う。
そして、それだけ言うと再び縄梯子を下りて行った。
シア
「……」
ヒョークの言葉から何かを悟ったのか、引きつった顔で素早くコクコクと返事
をする。
ウイック>シア
「残るんだったら、ビリーだけこっちに来なよ!
おやつが沢山あるからさ♪」
ビリーにどぶ虫を食わせるつもりらしい。
ビリー
「グァ!!」
ビリーは井戸の縁にたち下へ向かって叫んでいる。嫌な予感がするらしく降り
ていく意思は無いようだ。
パスティ
「ん、これでお留守番が決まったね」
それじゃよろしくとシアに手をあげると、
ヒョークの後をついて縄梯子に手をかける。
シア
「は、はい」
下へと降りていくパスティを見送る。相変わらず引きつったままである。
パスティ
「ちゃんとつかまってなよ」
ルミックをフードに入れ直す。
ウイック>ミディ
「早く、行こうよぉ!」
さっさと流れに沿って東へ向かいながら、ヴァイの捜索を始める。
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***次回予告***************************************************************
ヴァイの捜索を始める一行。
その一方で、何とか生きていたヴァイは、独自の行動を始める。
地上に残っていたシアの前には不審な影が・・・
一体、どうなってしまうのかぁ〜?
(以上、ガチンコファイトクラブ風に読んでください。)
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