シーン20 井戸(3)

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***前回までのあらすじ*****************************************************
(森本レオ風でお願いします)
 大樹亭で「お化けを退治してほしい」と依頼を受けたウイック君達はブラウン邸
へやってきました。屋敷の前で襲いかかってきた、犬を倒し、屋敷の中に入って、
ブラウンさんに詳しい事情を聞きます。
 今夜もお化けが出るんじゃないかな?と判断したウイック君は、早速、その夜か
ら見張りを始めました。すると犬の形をしたお化けが出てきたのです。
 ウイック君に不思議なイメージを残してしまうおばけ・・・
 ブラウン邸の地下に何かあると考えたウイック君達は、庭の回りを探し始める。
 そこで見つけた井戸の中へ入っていく面々でありました。
 一方、お留守番をしているシアはというと・・・
 はてさて、今回はどうなることやら・・・
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シア
「コニーデの手……だと思います」
 草を見ながらブラウンに答える。
『ブラウンさんは薬師なのでしょうか』などと考えをめぐらせるシア。

ブラウン
「博識ですなぁ。そのとおりです。
 私はこの作物で、一代でこんな屋敷を買えるようになったんですよ。
 父親と祖父がコニーデの手を素早く成長させる方法を発見したんです。
 二人は、それを実行には移せなかったのですが、私が成功しまして・・・
 で、今、庭に生えているのがその結果なんです。
 ただ、あまりにも早すぎて、ちょうど良いときに刈り取るのが難しいのが難点で・・・」
 一息つく。

シア
「早く成長させる……ですか?」
『成長促進剤でも使っているのでしょうか』などと考えをめぐらす。

ブラウン
「・・・っと、ここで立ち話していたら、危うくタイミングを逃すところでした。
 では、失礼して、刈り取りに入ります。」
 そう言って、鎌をもって、今、生えてきたコニーデの手の新芽を刈り取り始める。

シア
「はい。頑張ってくださいね」
 にこっとエールを送るシア。
 ブラウンがコニーデの手を刈っている姿をぼ〜っと眺めていたシアだが、ふと
気がついたようにブラウンに声をかける。
「ところでコニーデの手の育成に成功したのはいつですか?」

ブラウン>シア
「促進に成功したのは、ずっと前ですよ。」
 コニーデの手をいつのまにか背負っている背中のかごに入れ始める。
「ただ、この庭で栽培し始めたのは最近ですけどね。」
 ブラウンさんの手つきはすさまじく早い。
 概ね、すべて刈り尽くしてしまう。
「よし、刈り取るのはこの程度で良いでしょう。」
 そう言って、首にかけたタオルで顔の汗をぬぐう。
 場所が場所でなければどこかの農民のようである。

シア
「お疲れ様です」
 一仕事終えたブラウンに声をかける。
 しばらくブラウンが刈ったコニーデの手を見ながら何やら思案していたシアだ
が、突然ブラウンに質問をする。
「では犬が来るようになった時期と、コニーデの手の栽培をこの庭で始めた時期
 は同じぐらいですか?」

ブラウン
「そうですねぇ・・・確かに、この庭で栽培を初めてしばらくしてからですね〜
 ということは、何か関係があるんですかねぇ?犬と、コニーデは・・・」
 汗を拭きながら答えるブラウンさん。

シア
「おそらく関係あると思います」
 庭を見渡しながらブラウンに答える。
「コニーデの手というのは確か麻薬の作用もあるはずですから……」
 目を細め、刈られたコニーデの手を見る。その表情からは何を考えているのか
はよくわからない。

ブラウン>シア
「よく知っておいでですね。」
 汗を拭く手を止め、シアの方に向き直る。
「確かに、麻薬を作ることも可能です。
 しかし、ここのギルドに何の了解もなく、そんなことをしたら、ただではすみま
 せんからねぇ・・・
 それに、私は今の麻酔薬精製で十分な生活ができています。
 こんな立派な屋敷を買い、あなたがたのような冒険者を雇うほどの財力もある。
 お金に関しては、これ以上なにも望みません。」
「さて、私は、これから、コニーデの精製に入りますが、もしよろしかったら手伝
 っていただけませんか?
 ただ、そこに立っているのも退屈でしょう。」

シア
「精製……ですか」
 独白する。『コニーデの手を生でいただいても常習性は発生しないのでしょう
か』などと思案にふけっていたが、すぐに微笑しながらブラウンに答える。
「お手伝いですか? ええ、かまいませんよ。何をすればよろしいでしょうか?」

ブラウン
「今からすり鉢をもって来ますんで、コニーデをそれですりつぶしてもらえますか
 ?」
 といいながら、シアの返答を待たずに屋敷にダッシュで戻る。

シア
「わかりました」
 聞こえ無いとは思われるが一応返事をするシア。
 ブラウンが見えなくなるとコニーデの手を見ながら思案にふけりだす。

 ブラウンさんが屋敷の中から大きなすり鉢2つと鞄をもってやってくる。

ブラウン
「まず、このすり鉢でコニーデの手をすりつぶしてください。」
 そう言うなり、すり鉢とする道具をセットして、早速すり始めるブラウンさん。
 すりつぶしたものは、こし器に入れている・・・

 ぼ〜っとコニーデの手を見ていたシアだが、ブラウンに声をかけられ現実へと
引き戻される。

シア
「はい、すり潰せばよろしいのですね」
 すり鉢にコニーデの手を入れ、すり潰しはじめる。
 ビリーはシアの横で「グァ〜グァ〜」と羽をばさばさやっている。応援してい
るようだ。
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#一方、下水の奥で意識を取り戻したヴァイは・・・

GM
 ヴァイは道を進んでいく・・・
 道は二つに分かれている。
 北側と東側だ・・・

ヴァイ
「・・・・・・むぅ」
「・・こっちに行ってみるか」
(東側に体を向ける)

GM
 東側に行くと、いったん道が折れた後、少し大きな部屋に出る。
 北側に扉があり、その前に、いかにも動いて襲いかかってきそうな石像がいる。

                     ■ ■                  ■■■扉■■■
                     ■ ■                  ■  石像    ■
                     ■ ■                  ■■■■■■               ■
                    ■ ■        ■                    ■
                    ■ ■        ■  ■■■■■■■■■■
              土土土■ ■■■■■■  ■
              土                     ■
              土 土■■■■■■■■■■
              土 土
           ■■■ ■■■
■■■■■■         ■■■■■■■■ 
川川川川川川川川川川川川川川川川川川
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(ニヤリとして)
ヴァイ
「ふんっ・・・・やっとそれらしいのに来たか・・・」
(石像を調べようと近づく・・)

GM
 石像に近づくと、突然石像の目が光り、襲いかかってくる!!

ヴァイ
「やっぱりそう来たかっ!」
 腰を低く構え、「掌蹄」をかまそうと力を貯める。
「一撃で・・・・・・(ググ・・)
 ・・・仕留めるっっっ!!」
 一瞬で石像に近づく!

***次回予告***************************************************************
 満身創痍で戦い始めてしまうヴァイ。
 そして、その結末は、当然のものへと帰結する。
 到着したウイック達が見たものは・・・
 次回、お化け退治リプレイ
「ヴァイの戦い」
 来週も、サービス、サービスぅ♪
 (以上、某アニメ予告風に読んでください。)
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