シーン23 井戸(6)
***前回までのあらすじ*****************************************************
お化け退治を依頼されたウイック達は、下水道に入り、なぜか石像と戦い始めた。
瀕死の重傷を負うヴァイ。
一時パーティはストーンガーディアンとの距離をあけ、今後のことを話し合う。
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ミディ
ふと、思い出す。
「ねえ、ヴァイさん。目を狙ってとか言ってたわよね?
どうして目なの? 何でそれを知ってるの?」
ヴァイ>ミディ
「あぁ・・あの目が光った途端、壊した部分が修復しただろ?もしかしたらと素人
勘定で思ったんだ・・・だが、違ったみてぇだな・・」
ウイック>ヴァイ
「へぇ、じゃあ、光らないように目に色を塗ればOKだね!」
そう言う問題なのだろうか?
ミディ
「……あ、カンだったの?」
自分たちが居ない間に、なにか決定的そうなことを発見しているんだと思ってい
たミディ。
「でも、私が使ったのはロックブリットだから。
簡単に言うと、地面から土砂を巻き上げるだけ。広範囲に使う呪文だから、目
には当たらなかったのかも知れないわ。
もうちょっと早く言ってくれたら、ほかの呪文と言う手もあったんだけど。」
次はアイスニードルでも使おうか……と考えているミディだったりする。
ヒョーク
(カンだったんですか・・・)
ヒョークも少しガッカリしたように見える(笑)
「ストーンゴーレムは、自己修復機能を持っているんです。
これは、完全に石像をディスペルするか、
コマンドを変更しない限り発動し続けるんですよ」
テキストにそのまま書いてあったようなセリフを説明するヒョーク。
(ただ・・・目が光ってるなら何かの役割を持ってるかもしれませんね)
推測を裏づけするものがないので、口には出さないが。
ミディ
「石像を完全にディスペル、またはコマンドを変更しない………
でもって自己修復機能ねぇ……。」
一つため息をついて、
「困ったものね。とりあえず、体力を回復させないうちに
連続攻撃あるのみ、かしら。」
ヴァイ>ミディ
「もしまだ魔力が余ってるならやってみてくれないか?・・」
もし失敗すれば今度こそ危険だというのに・・・
ヒョーク
「ミディさん、使える魔法あります?」
立て直しが利くのか思案しているヒョーク。
まぁ、どちらにしろ判断は他人に任せるのだが。
ミディ
「魔法ね……幽霊が相手だと思ったから…………
"あれ"に効きそうなのは、一つしか残ってないわ。
アイスニードル一つだけ。」
マインドブラストは効かないだろう。
ヒョーク
「アイスニードル1つですか・・・」
やはり、さっさと逃げるべきかなと思うヒョーク。
ミディ
残り魔法を思い起こしているうちに、ひとつ思いついたようだ。
「あ、呪文と言うか、私が持ってるダガーにエンチャント掛けて、
投げられればちょっとは効果があるかも知れないわね。
誰か、投げるの上手い人は居なかった?」
パーティメンバーを見渡す。
ヒョーク
「僕はちょっと・・・」
当然誰も期待していないだろうが(苦笑)。
パスティ>ヒョーク
「だよねぇ……」
たいまつを投げた時のことを思い出した(笑)。
「もちろん僕もパスね」
ウイック>ミディ
「オレ、投げよっか? それともパチンコの方が良い?」
腰のパチンコを指し示す。
ミディ
「ああ、パチンコもあるのね。どっちでもいいけど……
どちらの方が正確にあの目を狙える?」
ウイック>ミディ
「もちろん、パチンコの方が得意だけど、目ん玉に当たるかなぁ?」
パチンコを抜き、ブリットをセットし、目標を定める。
ミディ
ウイックの言葉を聞き、頷く。
「それじゃあ、それにエンチャントかけるから。」
ストーンガーディアンの様子をうかがいながら言う。
早く攻撃を開始しないと、また回復してしまいそうだ。
ウイック>ヒョーク
「じゃあさあ、ヴァイのにいさんの代わりに敵を足止めしてくれる?
盾も持ってるしさ♪」
またも無茶なリーダー命令(?)に冷静でいられるか?(笑)
ヒョーク
「そ、それは・・・僕は後方支援ということで・・・」
全く戦う気の無いヒョーク。
ミディ
ヒョークの言葉に、(まあヒョークだから仕方がないか)と感じながら、言う。
「仕方がないわね。
それでもいいから、危なくなったらすぐにヒールをお願いね。」
ヒョーク
「はいは〜い」
緊迫感の無い返事をする。しかし今回は結構活躍してるかも(笑)
ミディ
「もう。もうちょっと気合入れてよね。」
苦笑しながらヒョークに言う。
ヒョーク
「了解!」
返事だけは良くなったヒョーク。
遠くに退避してるので、ちょっと情けないが。
ミディ
微妙な視線でヒョークを見つめるミディ。
「まあいいわ。」
所詮ヒョークである。
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ウイック>ヴァイ
「まだ、闘えそう?」
重傷を負ったヴァイには多少は気遣っているらしい。
ヴァイ>ウイック
「あぁ、一撃さえ食らわなきゃな・・・」
それは当たり前である・・・・
ミディ
「ヴァイさん。大丈夫?」
ヴァイ>ミディ
「あぁ大丈夫だ・・」
ウイック>ヴァイ
「なら、また、突撃だね!」
遠慮なく鞭を打つ…。
ヴァイ>ウイック
「あぁ!今度はやってやる・・」
やる気満々である・・・
ミディ
「大丈夫そうなら、無理はしない程度でウイックくんを助けてあげて。」
ヴァイ>ミディ
「了解・・」
パスティ>ウイック
「ウイックくん、がんばって!」
応援するしかできないなと苦笑しつつ。
ヒョーク
「そうです、頑張ってください」
ちゃっかりパスティの近くまで来て応援体勢を取る。
もちろんすぐに逃げることもできる。
完全に戦闘拒否児のヒョーク。
ウイック>ヒョーク&パスティ
「任せといてよ♪」
安請負する。
ヒョーク
(さすがリーダー。頼もしいですねぇ)
感心しているヒョーク。
ヴァイ>ミディ
「行くときは声かけてくれ・・・」
ミディ
「その前に……素手でかかるつもり?」
ヴァイにたずねる。
そう言えば、野犬と対峙したときもヴァイは素手だったなぁと思い出す。
ヴァイ>ミディ
「ん?そうだけど」
ミディ>ヴァイ
「……やっぱりそうなのね。」
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ヒョーク
「頑張ってください、援護しますから」
ヴァイに向かってシールドをかける用意をする。
ヴァイ>ヒョーク
「あぁ、たのむぜ!」
ミディ
その様子を見、
(珍しいわ。本当に珍しい……ヒョークが役に立ってる…………っぽい。)
あくまで"っぽい"と表現するが、今回は明らかに役に立っているだろう。
ヒョーク
「な、なんですか・・・?」
ミディに見つめられ、何故か照れるヒョーク。
発言の方は聞こえなかったらしい(笑)
ミディ
「……なに照れてんのよ…………」
今度は冷ややかな視線だ(笑)
ヒョーク
「はい?」
どうやら、パスティの方向を向いたので聞こえなかったらしい。
ミディ
「…………なんでもないわよ。」
―――人の話聞いてないわね。
そう思いつつも、
―――……まあ、ヒョークだし。
と微妙なところで納得しているミディだった。
ヒョーク
「はい?」
やっぱり聞いていない。
今度はシールドのために祈りを込めていたらしい(笑)
ミディ
ぴくぴく。
こめかみが動いている。
思わずどこからともなく登場するいつものジ○ンプに手が掛かるが、
目の前の敵を思い出し寸前で思いとどまる。
(敵はヒョークじゃないわ。あいつよ………)
何故か、ストーンガーディアンへの怒りが込み上げる。
「それじゃあ、最後に確認するわね。」
言って皆の顔を見渡す。
「まず私がウイックくんのパチンコにエンチャントをかけるわ。
そしたらウイックくんはブリットの限り"あれ"の目を狙って。
ヴァイさんはヒョークにシールドを掛けて貰ってから、無理しない程度に
接近戦。
パスティくんは戦況を見てて。攻撃を加えても"あれ"が元気そうだったら
言って。
くれぐれも無理はしないで。逃げようと思えば逃げれる相手なんだから。」
一息ついて尋ねる。
「OK?」
ウイック>
「オーケー!」
ヴァイ>ミディ
「OK!、俺の攻撃はあんたのに合わせるぜ!」
パスティ>ミディ
「了解です!」
「にゃっ!」
ルミックも懐から出て来て、返事をする。
ヒョーク
「なんか、ミディさんがリーダーみたいですね・・・」
余計なことを呟くヒョーク。
パスティ>ヒョーク
「しっ。ヒョークさん、聞こえますよ」
ヒョークの口に手を当てる。
ヒョーク
「もがもが・・・」
まだ何か言ってるらしい。幸い口が塞がれているが(笑)
ウイック>パスティ&ヒョーク
「えっ、何?」
聞こえていなかったようだ。
ヒョーク
「もがもが・・・」
まだ何か言ってるらしい(笑)
ミディ
「……なにやってるのよ。緊張感ないわねぇ…………」
半ば呆れた口調で言う。
ミディ>ALL
「それじゃあ、行くわよ!」
ヒョーク
「はーい」
ヒョークもシールドの準備を始める。
ヴァイ>ミディ
「そういや、どこらへんを狙ったらいいんだ?っていうかどこらへん狙う?」
ヒョーク
「やっぱり、人型をしている以上、関節部の方が弱いですかね・・・?」
なんとなく言って見る。もちろん確証などないが。
ミディ>ヴァイ
「できることならあの目……。あなたが言ったとおり怪しい感じがするわ。
でも、あんなところは攻撃しにくいわよね。」
(素手だし……)と心の中で続ける。
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ミディ
「とにかく、ヒョークのシールドの準備ができるまで、無理しないようにしてて。
ウイックくんもね。」
二人に言う。
ウイック>ミディ
「は〜い♪」
しかし気持ちは扉の方へ傾いている。
(こんなのが護ってるくらいだから、きっとすごいのがあるんだろうなぁ。)
ウイック>ヴァイ
「オレ、右の目を狙うから、ヴァイのにいさんは左の目だね!
もちろん、『すとーん・がーでん』の方から見てだよ?」
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***次回予告***************************************************************
では、来週の一部をご紹介♪
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ヴァイ
「・・っかぁ!!こうなったら、やけだぁ!!!」
ガーディアンの首を掴みにかかる!
「うぅぅぅおぉぉりやぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ミディ
ヴァイの様子を見るミディの額に一筋の―――汗。
(野生だわ。野生に返ってるわ……)
その迫力に圧倒されているようだ。
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迫力満点ですねぇ〜♪
では、来週も、お楽しみにぃ〜。
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