シーン24 井戸(7)

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***前回までのあらすじ*****************************************************
 お化け退治を依頼され、下水道の中に入っていくウイック達。
 その中で、ストーンガーディアンとの戦闘に入る。
 瀕死の重傷を負うヴァイ。
 作戦会議を終えたパーティは、再度、戦闘に入る。
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GM
 一方、地上のブラウン達は・・・
 コニーデ精製の作業を終えようとしていた。
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GM
 コニーデのすべてをすりつぶし、濾器にかけ、コニーデの液を抽
出しはじめる・・・

ブラウン
「ふぅ・・・ありがとうございます。
 あとは、これを自然に乾燥させて粉末状にして、固めれば完成です。
 ありがとうございました!」
 そう言うと、ブラウンさんは、道具を持って、屋敷へと帰っていく。

シア
「はい」
 にこにこしながらブラウンの背中を見送るシア。
「それにしても皆さんは大丈夫でしょうか」
 ブラウンを見送ると、井戸の中をのぞき込みながらつぶやきをもらす。

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GM
 再びウイック達とストーンガーディアンは戦闘に入る。

ヒョーク
「・・・この声、天に届き給え。願わくば微弱な虫けらに力を貸し給え」
 ヒョークが謎の呟きを発する。その声は小さくトーンを落としてはいるが
もともと声が高いので呪文のようには聞こえない。
「一寸の虫にも五分の魂、力なき弱き愚者にも生きる力を貸し給え!」
 ヴァイに向かって神の加護(シールド)を放つ。
 しかし、あまり掛けられて嬉しい魔法ではないかもしれない。

GM
 ヒョークの呪文は成功し、ヴァイは守りの力をまとう。
 もしかしたら、
"仕方ない、力をかしてやろうか、むしけらめ"
等という言葉が聞こえたかも知れない(笑)

GM
 ヴァイは、顔面にめがけて掌底を放つ!しかし、石像はびくともしない。

ミディ
「さすがに丈夫よね。」
 ウイックを呼び、そのパチンコに右手をかざす。
「かの剣に力を、かの拳に力を。」
 柔らかな光が発生し、呪文が発動する。

GM
 ミディから湧き出た力強い光がウイックのパチンコに移る。

ウイック>ミディ
「剣でも拳でもないんだけど?」

ミディ>ウイック
「気にしないで……」
 実は気にしていたようだ(笑)

GM
 ウイックは、ストーンガーディアンの右目を狙って射撃する。
 ウイックが発射したパチンコの玉は、ストーンガーディアンの左目に直撃する!
"キーーーーーーーーン"
 甲高い音を発して左目が割れる。

ヒョーク
「おお!」
 思わず感嘆の声を上げるヒョーク。ちょっと嬉しそうだ。

ヴァイ
「お、割れたか・・」

ウイック
「右目狙ったんだけど、当たったから、まぁ、いっか。」
 かなりいい加減。
「でも効いてんのかなぁ?」

ヒョーク
「ウイックくん、頑張ってくださ〜い」
 いつものように、本当に応援に回っているヒョーク。
 大抵シールドをかけてしまうと役目が無くなる(笑)

GM
 石像は目の前のヴァイに対して拳をふるうが、まったくかすりもしない。
 しかし、威力は前のままのようだ。

ヴァイ
「そう何度も食らってたまるかよ」

パスティ>ヴァイ
「そうそう!何度も食らったら、
 回復や援護するこっちもたまんないよ!
 いっけ〜っ、ヴァイさん!!」
 応援をしているつもりだろう。
 なんだか嫌味にも聞こえるのは気のせい(笑)。

GM
 ウイックは、素早く次の弾をパチンコにセットし発射する・・・が、今回はうまくあたらず、石像の鼻の当たりに当たる。
 石像の鼻が無くなってしまった。ちょっとまぬけである(笑)。

ウイック
「ちぇっ、今度は右目に当たると思ったのにな…。」
 宣言とは違う所ばかりに当たっている。ほとんど筋肉番付のストラックアウト状態。

GM
 ヴァイの攻撃がそれに追い打ちをかける。
 石像がブリットで後ろにのけぞったところを、足をとり転倒させる!
 転倒したことにより、石像の右腕が割れる!

パスティ
「左目に鼻に右腕……さて、どうする?
 ストーンガーディアン?」
 様子を見ようと息を殺してじりっと一歩踏み出す。

ミディ
「それじゃあ私は―――」
 小声でぶつぶつと呟き、胸の前で両の掌を合わせる。
 そしてゆっくりと離されたそこには、白く輝く氷の刃。
「アイス・ニードルっ!」
 掛け声とともに刃を解き放つ。
 もちろん、目指すところはストーンガーディアンの右目。

GM
 ミディの胸元から放たれた氷の刃は、尾を引くようにストーンガーディアンの右
目に吸い込まれていく!
"きーーーーーーーーーーーーーーーん"
 先ほどと同じような音がして、右目も砕け散った!
 しかし、ストーンガーディアンの動きは変わらない。ヴァイに片腕で拳を繰り出してくる。が、これもかわされる。

ミディ
 ミディの目には、石像が決定的なダメージを負ったようには見えなかった。
「ん……目じゃなかったわね……」
 次はどうするか、頭をひねる。

ヴァイ
「・・っかぁ!!こうなったら、やけだぁ!!!」
 ガーディアンの首を掴みにかかる!
「うぅぅぅおぉぉりやぁぁぁぁぁぁ!!!!」
 顎のあたりを後から両手で思いっきり掴み、背中の方向へ引き上げる!

ミディ
 ヴァイの様子を見るミディの額に一筋の―――汗。
(野生だわ。野生に返ってるわ……)
 その迫力に圧倒されているようだ。

GM
 ヴァイは無理矢理首をへし折ろうとする。
”・・・ぼきっ”
 なんと、見事に首がへし折れた(笑)。

ヴァイ
「?・・・意外にもろいな?」

ヒョーク
「おお」
なんと首が外れるとは。
しかしさっきから「おお」ばっかり言ってるような。

ヒョーク
(シアさん、大丈夫ですかね・・・)
なんだか順調そうなので、戦闘のさなかに暢気なことを考えてるヒョーク。
(まだ長引きそうなら走って呼びに行くのも良いかもしれませんね)
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ブラウン
「ふぅ〜、やっと、精製が終わりました・・・」
 顔になにか得体の知れない緑色の液体がついたマスクをつけたブラウンさんが出
てくる。

シア
(マスクが汚れてます。汚れはちゃんと落ちるのでしょうか)
 訳のわからない疑問を一人心に独白する。

ブラウン>シア
「いかがです?そこでずうっと立っているのも大変でしょう。お茶などいかがです
 か?」

シア
「ありがとうございます」
 にこにこしながら答えるが、ふと井戸のほうを見て
「ここでいただいてもよろしいでしょうか?」

ブラウン>シア
「ええ、良いですよ。では、お茶の用意をしてきます。
 ついでに、あの女性の方の様子も見てきます。」
 ブラウンに聞く。

シア
「はい。よろしくお願いします」
 ファリスが寝ている辺りの部屋を一瞬見、にっこりとブラウンに礼を言う。

 ブラウンがお茶セットを持って外に出てくる。
ブラウン>シア
「先ほどの女性ですが、お部屋にいらっしゃいませんでした。
 どこかいかれたのでしょうか?」
 不思議そうな顔をしている。

シア
「もしかしたら医者へ行ったのかもしれません」
 『しかし、庭を通らずにどうやっていったのでしょう』などと考えながら、お
茶を楽しみににこにこしているシアである。

ブラウン>シア
「そうですね。きっと、私たちがコニーデの精製に夢中になっているときにでも
 行ってしまったのでしょう。」
 1人で納得している。
「では、お茶にしましょうか」
 地面にマットを引き、お茶のセットを広げ始める。

シア
「ええ、お手伝いします」
 お茶セット広げを手伝いはじめるシア。ビリーもシアの頭の上で羽をばさばさ
と応援している……ように見える。

***次回予告***************************************************************
 ストーンガーディアンの戦闘能力を概ね奪ったパーティ。
 さっそく、扉の方へ向かうウイック。
 一方、ヒョークは来る途中にあった死骸をしらべはじめる・・・
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