シーン26 ガストンの部屋(2)

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***前回までのあらすじ*****************************************************
 お化け退治を依頼されたウイック達。
 怪しい井戸を発見し、その中を探索する。
 井戸の中には、石像が守る部屋があった。
 石像を倒し、扉のなかにはいるミディとウイック・・・
 一方、ヒョークは犬の死体を発見、さまよえる魂を成仏させたのであった。
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パスティ
 ひとまず念のためにウイックに『シールド』を今度こそ(笑)かけようとする。
「光の鎧、輝きの楯、瞬きの兜、かの者にまとい、その身を守れ!」
 ウイックに向かって『シールド』の呪文を唱える。
「これで、すこしはましになったと思うよ、リーダー」

ウイック>パスティ
「ありがと〜♪ でも鎧とか盾とか兜とか見えないよ?」
 マナを感じるものの、格好良い防具の形が見えないので不満らしい。

パスティ>ウイック
「お利口さんにだけ効果ある魔法です」
 クスッと軽く笑う。

ウイック>パスティ
「オレって、おりこーさん?」
 言葉の意味が分からないのは利口とは言えないだろう。

パスティ
「効果試そうなんて思わないで、早いとこその中に退避退避!」

ウイック>パスティ
「そっか、戦ってみれば効果が分かるね!」
 喜び勇んで、ヴァイの加勢に向かう。

ウイック>ヴァイ
 武器(パチンコ)も防具(服)にも魔法が掛かっているのがうれしいらしく、
「ちゃんと抑えててね♪」
と言って、パチンコでヴァイに当たらずに石像の狙えそうなところを攻撃。

ヴァイ>ウイック
「お、おぃ?!気を付けろよ?」

GM
 胸のあたりを狙って射撃!
 すこし、胸の部分にへこみができた。

ヴァイ
「うわっ怖っ!」

ウイック>
「よ〜し!がんばるぞ〜♪」
 石像が完全に動かなくなるまで張り切って連射しようとする。

ヴァイ>ウイック
「お、おぃ!止めろって恐いって!」

ウイック>ヴァイ
「うん、止める。扉の向こうの方が大事だもん。」
 扉の向こうに行ってしまう。

ヴァイ>ウイック
「ったく・・魔法が掛かってりゃそれなりに痛ぇんだぞ・・」
(たぶんな・・・・と付け加える)
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GM
 一方、地上の二人は・・・

ブラウン
「さて、お茶にしましょうか」
 お茶のセットを広げ、カップに紅茶を注ぐ。

シア
「ありがとうございます」
 紅茶の注がれたカップを手に取り口をつけるが、すぐにカップを口から放し顔
をしかめる。
「あひゅひれふ」
 なきそうな顔をしながらつぶやく。

ブラウン
「それにしても、みなさんどうしておられるのやら・・・。犬の方は、今日は来な
いみたいですしねぇ・・・
 幽霊はもう、出ないのでしょうかねぇ・・・」
 そう言いつつ、紅茶をすする。

シア
「どうでしょうか。夜になってみないとわかりません」
 犬が掘ったあなをぼ〜っと眺めながら答える。

 しばらくの間穴を眺めていたがフッと視線を井戸へと移す。
「動きがないということは無事な証拠です」
 独白する。

ブラウン
「そうですねぇ。無事だと良いですねぇ・・・」
 少し心配そうである。
「お化けが増えてもらっても困りますからなぁ・・・」

シア
「お化けの大量発生ですか」
 何やら嬉しそうに呟きをもらす。

 うれしそうにしているシアを見て、不思議な顔をする。
ブラウン
「お化けが増えるって・・・あなたの仲間のお化けが増える、ということですが
 ・・・仲が悪いのですか?」
 紅茶をずずっとすする。

シア
 きょとんとした顔でブラウンを見る。
「それは少し困りますね」
 目を細めながら井戸を見つつブラウンに聞こえないように独白するとすぐにブ
ラウンに向かう。
「仲は悪くないですよ。私の勘違いです」
 にこっと答える。
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ヒョーク
「♪〜」
何事も無かったかのように戻ってくるヒョーク。
「大丈夫でしたか?」
パスティの隣に来て周囲の状況を確認しながら尋ねる。

パスティ>ヒョーク
「扉は開いたみたい。石像は見ての通り」
 問題は……と視線を移した先には、
 興味が扉から自分にかかった魔法に変わ?てしまったリーダーことウイック。

ウイック>ヒョーク
「忙しいのにどこ、遊びに行ってたのさ?」

ヒョーク
「えっ、えっと・・・」
 まさか遊びに行ってたとか言われるとは思ってなかったらしく
 珍しく言葉に詰まるヒョーク。

ウイック>ヒョーク
「あー、分かった!一人でお菓子とか食べてたんだ!そんなのずるいよ!!」
 勝手に想像して責め立てる。

ヒョーク
「お菓子・・・すみません、次からはウイックさんも誘いますね」
 まさかこんな場所でお菓子を食べてると思われるとは。
 ちょっぴりショックな様子で適当に受け答えするヒョーク(笑

ウイック>ヒョーク
「きっとだよ!」
 誘ってくれれば許すらしい。

ヒョーク
「わかりました」
 またもや適当に合意。あまり安請け合いはしない方が良いかもしれないが。

パスティ>ウイック
「早く中に入って!ミディさんを一人にする気?!
 中にだってリーダーにしか解けない罠が
 たくさんあるかもしれないじゃん!」
 大声で叫ぶ。

ウイック>パスティ
「おっと、そうだった!」
 直ちに攻撃を中止する。
 パスティはウイックを操るコツを覚えたようだ。(笑)
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GM
 ミディは、扉を開け、中の様子を見る。
 何かの倉庫のようだ。
 本棚、机、様々な一見がらくたのようなもの(本当にがらくたかも知れない
が…)が乱雑に置かれている。
 部屋の中は埃っぽく、何年も開かれた形跡はない。
 机には椅子がついており、そこには・・・埃をかぶった骸骨が座っている。
 また、机の上に、2冊の本が置いてある。表紙には、1冊には精霊語で「夢の
本」もう1冊には「ガストンの航海日誌」と書かれている。

ミディ
 ふと思い出しランタンに灯を入れる。
「凄いわね。」
 室内の様子を見渡し、骸に一礼をする。
 机の上に置かれた本を眺め、降り積もった埃の厚さに興味を持つ。

 再度辺りを見渡し、やはり骸に視線を向ける。
「もしかして、あのストーンガーディアンにこの部屋の守護を命じたのは、
 …………この人?」

GM
 机の上の本に視線を落とすミディ。
 表紙にはかすれてはいるが、精霊語が描かれている。
 ミディは、これを理解することができた。
「題名:夢の本
 この本を開くと、開いた人間の魂は本の中に吸い込まれてしまいます。
 本の中での楽しい人生をお送りください。」

ミディ
 本を手に取り表紙を眺める。
「ふぅ…ん…………」
 そして、骸と本を見比べて呟く。
「もしかして、この人……本の中に?」
 ぶつぶつと呟きながら、とりあえずこの本を手に持ったまま、
もう一冊の本に残った手を伸ばす。
「『ガストン航海日誌』……か。この人……ガストンさんって言うのかしら?」
 骸と本を見比べる。
 
GM
 ミディは、『ガストンの航海日誌』と書かれた本を見る。
 どうやら、みたところ、なにも怪しいところはない。
 No.13と書かれている。
 本を開いて、内容を見る。
 題名の通り、航海日誌だ。
 ぱらぱらと内容を見るが、どうやらこの夢の本を発見するまでのいきさつが書か
れている。
 どこかの島で発見したようだが、ミディの知らない島だ。
 最後には、
「どうやら、私は、もう海に出られなくなったようだ。
 でられなくなってしまった・・・
 しかし、私は、海無しでは生きていけない。
 この本の中で、航海に出るとしよう。」
と書かれている。

ミディ
「ふぅ……ん…………」
 本と骸を交互に眺める。
「この人がガストンさん……よね、きっと。
 現実には航海に出られなくなって、夢の世界へと逃げた―――」
 もう一冊の本、『夢の本』を見る。
「この中に魂が……。魂が抜けて身体を放って置いたから、こんな状態になっ
 た――と言うわけね…………」

ウイック>ミディ
「なんか、面白いもんでもあったぁ?」
 扉の中に入る。

ミディ
 顔を上げ、ウイックを見つめる。
「あまり触らないでね。とりあえずそっとしておいて…………」
と言ったところでふと思い出す。
「ねえ、ウイックくん。向こうからパスティくんを呼んで来てくれないかしら。」
 学院を卒業している彼のことである。きっと何かわかることがあるはずだ。
 そう思い、ウイックに頼む。

ウイック>ミディ
「うん、分かった!すぐに連れてくるよ♪」
 返事をすると、入って来たばかりの扉を出て行く。

ウイック>パスティ
「ミディのねえさんが呼んでるんだ。早く来て!」
 パスティの腕を掴んで引っ張って行く。

パスティ
「あ、うん。わかった」
と言いつつも、あれの横をすり抜けるの?とたじろぐ。

ルミック
「にゃっ」
 たじろぐ御主人を尻目に、トコトコと扉の方へ。

ウイック>パスティ
「ほら、のろのろしないで!」
 強引に引っ張って行く。
 後ろからはウイックが召還したウィスプが付いて行く。

パスティ>ウイック
「わ、わかってるよ……」
 おっかなびっくりついて行く。

パスティ>ヴァイ
「ヴァイさん、そいつから手、放さないでね」
 ヴァイの体力はどこまでもつのだろうか?
 一抹の不安を覚える。

「ひえ〜!ひえ〜!」
 ストーンガーディアンの横をすり抜けるたびに
情けない声をあげながら、やっと部屋に入ってくる。

ウイック>ミディ
「パスティのにいさん、連れてきたよ〜♪」
 それから、ようやく辺りを見渡す。

ミディ
「ああ、ありがとう。」
 ウイックに礼を言う。

パスティ>ミディ
「おまたせぇ」
 涙声になりつつも入ってくる。
「にゃっ!」
 一足先に入ったルミックが勝手に物色している。

ウイック>
「うゎ、これって、本物?」
 椅子の骸骨を見て驚いている。
「ずいぶん埃っぽい部屋だなぁ。よっぽど、掃除嫌いな人だったんだね。」

ミディ
 ウイックの言葉に苦笑する。
「本物よ。余り変なところを触らないでね。
 あと、何か見つけたら触らずに教えて。」

ウイック>ミディ
「うん、もっと探してみるよ。」

GM
 ウイックは遺骸を詳しく見てみる。
 指には貴金属の指輪がいくつかはめられており、首にも同じようにネックレスが
ついている。
 服はもうぼろぼろではあるが、おそらくもとは仕立てのいいものであったように
推測される。

ウイック>ミディ
「指輪とか首輪とかしてるし、なんだかお金持ちそうな人だね?」
ネックレスという言葉を知らないようだ。

ミディ
「首輪って…………」
苦笑している。

***次回予告***************************************************************
 謎の人物ガストン。いったい何者なのか?
 この人物が、お化けの正体なのか?
 一方、ヴァイに押さえられたストーンガーディアン。
 このまま、終わってしまうのか?
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