シーン27 ガストンの部屋(3)
***前回までのあらすじ*****************************************************
お化け退治を依頼されたウイック達。
怪しい井戸を発見し、その中を探索する。
井戸の中には、石像が守る部屋があった。
石像を倒し、扉のなかにはいるミディとウイック・・・
中には、何者かの骸骨と、2冊の本が置かれていた。
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ウイック>ミディ
「その本は何が書いてある?」
興味深げに覗き込もうとする。
ミディ
抱えている本をウイックから遠ざける。
「だめよ、この本は。」
そう言ってウイックに表紙が見えるように本を掲げる。
「読める?精霊語なんだけど…………
『この本を開くと、開いた人間の魂は本の中に吸い込まれてしまいます。
本の中での楽しい人生をお送りください。』
私の想像も入ってるけど、分かり易く言うと、開いたらそこの人みたいにな
る可能性があるってこと。変な興味は持たないでね。」
念を押す。
ウイック>ミディ
「精霊語?本当にその本を開いたら中に入れるの??」
さらに興味深々な様子が顔に浮かぶ。念押しは逆効果。
ミディ
「これには触らないでね。」
しっかりと本を抱えるミディ。
ウイックのことだ。渡せば開いてしまいそうな気がする(笑)
ウイック>ミディ
「うん、分かった、触んないから、ちょっとだけ読んで聞かせて!」
ミディを本の中へとは思っていないはずだ。(^^;
ともかく危険物を彼に持たせるべきではない。
ミディ
「だから、この本を開くだけでダメらしいのよ。」
もちろん、表紙にかかれていることが本当とは限らないだろうが……
だからといって危険な賭けに出る気は無い。
ウイック>ミディ
「ちぇっ、つまんないの。」
仕方なく、本棚へ。
しかし隙があれば、本を見てみるつもりだ。(爆)
ウイック
「次は本棚かな?」
本棚に近寄って、探索をはじめる。
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ヒョーク
(そういえば、僕らは何でここに居るんでしたっけ・・・?)
ふと思い出してみるヒョーク。
何故か石像と戦うことになったが、そもそもの仕事とは関係無かったような気
がする。
「う〜ん・・・」
石像に近づきながら推理してみるヒョーク。
(お化け、犬、ドックゴースト、犬の遺骸、ストーンガーディアン・・・)
先ほどの遺体がドックゴーストの本体ならば、
『ドックゴースト−遺骸−ストーンガーディアン』は、繋がることになる。
(ども繋がる糸が見えませんね・・・)
もっとも、もともと関係がないのかも知れないが。
「っと、考え事しながらじゃ危険ですよね」
石像のそばまでくると、ライトメイスを振り上げ、慎重に狙いを定める。
「・・・うん?」
振り上げたメイスをゆっくり降ろす。もちろん石像に向かってではない。
近くで見ると、どうやら回復機能は働いてないようだった。
(回復機能が壊れたんですかね・・・)
理由はわからないが、このままヴァイに押さえてもらっていても大丈夫そうだ。
(隣の部屋になにかあるようですし・・・それを早めになんとかして脱出する方が
良さそうですね)
自分達が呼ばれないため、隣の部屋は行き止まりだと判断したらしい。
GM
ミディは骸を調べてみいる。
腰のあたりに宝石をあしらったナイフがあるのが分かる。おそらく儀礼的なもの
なのであろう。宝石やら貴金属がふんだんに使われている。
ミディ
「ふぅん……。実用的じゃないにせよ、凄いわね。」
ナイフを眺める。
GM
机の上は、調べたが、二つの本、及び、羽ペンらしき残骸とインク瓶がある。
ミディ
「……このペンとこのインクで……」
航海日誌の文字と見比べてみる。
GM
引き出しをあけて調べてみると、小袋と朽ち果てた紙、そしてカットされていな
い青い宝石が一つある。
ミディ
引き出しから小袋をそっと取り出し、中身を伺ってみる。
同様に朽ち果てた紙、青い宝石もそっと取り出し、状態を調べる。
「この人の持ち物だったのよね……?」
GM
引き出しのなかの小袋は、開いてみると、古い硬貨が10枚入っている。
青い宝石はそれなりの値段は付くであろう、ぐらいのことしかわからない。
ミディ
「この装飾にせよ、コインにせよ、宝石にせよ…………うぅん……」
ヒョーク
「こっちの部屋、何かありましたか?」
ヒョークも隣の部屋に入ってくる。もしかすると狭いかも。
ミディ
「ヒョーク。」
顔を上げる。
「あなたまでこっちに来て大丈夫なの? 外の様子は?」
ヴァイとストーンガーディアンのことを聞いている。
ヒョーク
「えっと・・・ヴァイさんが押さえてます。
ストーンガーディアンは、どうやら回復して無いみたいですし
完全に壊して良いものかわかりませんから・・・。
早く、この部屋の探索を済ませて出た方が良いかと・・・」
ミディに答える。
かなり大雑把だが、ミディなら解ってくれるに違いない(笑)
ヒョークとしては、石像殴るより調べ物の方が好きなだけだったり。
ミディ>
「そうなの………」
一度部屋の外の様子を見てきたい気になる。
が、ウイックが何かをしでかしそうな気がし、踏み切れない(笑)
ウイック>ミディ
「?」
首を傾げてミディを見上げる。
ミディ
「それじゃあ、この部屋を調べるのを手伝って。
あなたも学院を出てたわよね?
それなりに知識はあるでしょう?」
教育を受けている二人に期待している。
「私も分からないことが多くて。」
ヒョーク
「わかりました」
ミディに答える。しかし完全にリーダーの指示を無視しているヒョーク。
「おわっ」
今ごろ骸骨に気づいたらしく、驚いた声をあげる。
「この骸骨どなたですか?」
ミディ
「ああ。」
と、今分かっていることをヒョークに説明する。
内容はここでは割愛(笑)
ヒョーク
「ふむふむ・・・」
ミディの説明を受ける(笑)
「ガストンさん・・・どっかで聞いたような?」
少し首を傾げて考える。
ミディ
「聞いたことがあるの?」
ミディには覚えが無いようだ。
「どこで聞いたの?」
ヒョークに尋ねる。
ヒョーク
「え〜・・・・っと」
記憶の底を探るヒョーク。直接会った事は無いはずだ。
「っと、そうです、思い出しました」
ポン、と手を叩くと、背負い袋から羊皮紙の束を取り出す。
何枚かめくると、羊皮紙に灯りをかざす。
『今より語る物語〜、 海賊ガストンの物語〜♪
クラ〜ケンの、荒波を〜、 乗り越え進んだその道を〜♪』
妙な節を付けて歌い始めるヒョーク。
どうやら以前大樹亭に来た吟遊詩人の歌を書きとめていたらしい。
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▼以下、吟遊詩人が歌った歌
「炎の〜ような〜赤〜き髪〜、そより〜熱き、心を〜胸に〜♪
南へ〜進む、彼〜の船、目指す〜は竜の宝玉・・・・
海を〜統べたる〜竜の宝玉・・・・」
「立ち〜ふさが〜るは、青き海〜
嵐〜吹き荒れ、海獣〜うごめく、青き海〜
だ・が・その程度の困難は〜
ガストンの前では日常のこと〜
銀に〜光る槍をかざして、獅子奮迅の活躍で〜
見事にそらを踏破して〜
竜の寝床にたどり着く・・・」
「そこに、待ちたる、竜の姿・・・
老いさらばえし、その姿・・・」
「いかなる困難にもくじけないガストン・・・
いかなる敵にも勝利してきたガストン・・・
だが〜その竜の姿を見た彼は〜
そのまま、船を、転進す〜
何が彼をそうしたか・・・
なぜ彼はそうしたか・・・
それは、誰にも分からない〜
ガストンのみが真実を・・・」
「陸に帰ったガストンを〜
待ち受けたるは、野次、罵声・・・
心なきその言葉を全身に浴びる彼の目は〜
"誇り"と"信念"に満ちあふれていた〜♪」
「北へと進む影一つ〜
銀の槍を片手に〜
炎のような赤い髪〜
そより熱き、心を胸に〜♪
何を思うかその影は〜
北の山へと消えてゆく・・・・
竜の住みたる青き山へ・・・・・」
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「と、吟遊詩人さんが歌ってました」
歌い終えたヒョーク。何故か満足げだ(笑)
しかし、ヒョークの歌は、お世辞にも上手いとは言えない。
「歌になるくらいだから、結構すごい人なんですよねぇ」
しみじみといったかんじで、骸骨を見る。
ミディ
「そうね。歌になるほど有名な……。
ちょっとそれ見せて。」
半ば強引に羊皮紙を取り上げ、明かりにかざして目を通す。
ヒョークの歌ではよく分からなかったようだ(笑)
(吟遊詩人が詠う内容が全て真実とは限らないけど…………)
と、骸を見る。
(服装も結構よさそうだし、これは海賊ガストン本人と考えてもいいかも知れ
ないわね。)
(竜の宝玉、青き海に竜。
そして、陸へ戻り、北の地――青き山の竜。)
考え込んでいる。
(青き海、青き山…………宝石………)
引き出しに入っていた青い宝石が気になった。
「ねえヒョーク。その歌、どれぐらい前が舞台になっているかって知ってる?」
ふと尋ねてみる。
ヒョーク
「さぁ?」
あっさり首を横に振るヒョーク。
(こうなると・・・どんどん糸が見えなくなってきますね・・・)
腕を組み首を傾げるヒョーク。
ウイック>ヒョーク
「じゃあ、この人、冒険者だったんだ。
でも何でこの部屋にずっといたんだろうね?」
ヒョーク
「それはわかりませんが、あのストーンガーディアンも
この人が仕掛けたんですかね・・・」
まだ首を傾げている。
手は休めぬまま、ヒョークとウイックの会話に口を出す。
「私もあのストーンガーディアンはこの人が仕掛けたんだと
思ってたんだけど…………」
言って顔を上げた。
「ほら、よく物語とか、サーガとかにあるじゃない。
自分の集めた宝を死んでからも守る盗賊とか、海賊とかって。
…………自分でもありきたりすぎると思うけど、ついつい考えちゃうのよね。」
本当にありきたりである(笑)
ヒョーク
「だとするとすごいですよねぇ・・・」
純粋に感心している。
「でも・・・壊れてしまいましたね・・・」
ミディ
「壊れたと言うか、壊したと言うか……」
と苦笑するミディ。
パスティ>ヒョーク
「へぇ、そんな有名な人がこんなところに」
しげしげと骸骨を見る。
「街のみんなも驚くだろうなぁ」
服装などを触ってみたり。
ヒョーク
「あ、そうですね・・・」
パスティの言葉に何を思ったか、羊皮紙をめくり始める。
どうやら、ガストンの遺体発見の記録を書こうとしているらしい。
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ミディ
「ところでヒョーク。」
唐突に話し掛ける。
「あなた、ディテクト・マジックの呪文、使えたわよね?」
この部屋の中を見てもらおうと思っているミディ。
ヒョーク
「はて?」
何故かとぼけるヒョーク(笑)
ミディ
「使ってなかった?
ほらさっき、隣の部屋を見渡してたじゃない。変な格好して。」
少し首をかしげ、
「こうだったかしら?」
指で輪をつくって、メガネのように目の前でそろえる。
ミディがやると、なかなかまぬけである(笑)
ヒョーク
「ミディさん・・・なんか愉快な感じがします」
ニコニコとミディを見ているヒョーク(笑)
ミディ
「あなたがやってたんでしょ、あなたがっ!」
真っ赤になるミディ。照れているようだ(笑)
「で、ディテクト・マジックは!?」
語尾が強くなった(笑)
ヒョーク
「はぁ・・・わかりました」
仕方なそうに指を組むヒョーク。
『デュワッ!』
妙な掛け声と共に指メガネをかける。
ウイック>ミディ
「オレもやる〜♪」
格好良いと思ったらしく、指メガネを作る。
「どう?」
指メガネがあってもなくてもまぬけかも。
パスティ
「……するか」
みんながやっているので、自分もしなければいけないような気がして、
おずおずと指眼鏡をやってみる。
この部屋全体が、変な指眼鏡集団に占拠された(笑)
ミディ>
「…………」
指メガネをやめ、無言で部屋を眺める。
こめかみを親指で抑え、ただ無言で。
パスティ>ミディ
「あ……」
呆れ返ったミディが指眼鏡から見えて、
はずかしそうにすぐさま外す。
ヒョーク
「・・・・」
部屋を見まわしていたヒョーク。なにやら不思議な光景が映っている(笑)
(普段見えないようなものが見えますねぇ・・・)
流石は魔法といったところだろうか。
ミディ>
「何か見える?」
ヒョークが何かに感心しているように見えた。
きっと何か凄いものが見えたのだろうと、期待を持って尋ねる。
GM
1 ガストンの遺骸の腰についているナイフに反応がある。
2 夢の本に反応がある
ヒョーク
「そうですねぇ・・・その本と、ナイフですかね」
そう言って、ガストンのナイフを指差す。
ミディ
「これとナイフね……」
ミディは呟く。
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ウイック>ルミック
「本棚調べるから、手伝ってよ。」
本棚漁りを続行します。
GM
本は、並んではいるが、手を触れただけで、その部分が崩れてしまう・・・
うかつにさわると、壊してしまいそうである。
ルミック>ウイック
「にゃにゃ……」
了解したのかしてないのか、本棚を乱雑に散らかしはじめる。
「にゃ……?」
迂闊に触って、壊れゆく本を見てクエスチョンマークを浮かべる。
ウイック>ルミック
「ルミック、すごいじゃん! オレもオレも♪」
堂々と触って、本を破壊していく!
「わーい!」
満足な様子。
「本棚の後ろって隠し扉があるんだよね?」
勝手な思い込みで本棚の中や後ろを調べる。
GM
本棚を動かすと、そこにあった本がバラバラと崩れ落ちる・・・
裏には・・・ただの石壁があった。
ミディ
「けほけほ」
本が落ち埃が舞う。思わず吸い込んでミディは咳き込んだ。
「何かある?」
一応ウイックに尋ねてみる。
ウイック>ミディ
「なーんも、ないよ。これってずるいよね!」
なにがずるいのか不明だ。
ルミック>
「ふにゃんふにゃん!」
くしゃみをしながら、逃げるようにその部屋を離れる。
ヴァイの方へ。
ヒョーク
「・・・ヴァイさんの様子見てきますね」
そう言って部屋を出ていくヒョーク。
おそらく埃がイヤで逃げただけであろう。
パスティ>ヒョーク
「あ、うん。ルミックのことお願いね」
外へ出ていってしまったルミックを気づかいつつも、
部屋の中の探索を続ける。
ヒョーク
「は〜い」
隣の部屋からパスティに返事。
ウイック>
全身埃塗れになっていることには気にもかけないが、
「はっくしゅん!」
鼻に入ったせいでくしゃみする。
「こんな埃っぽいとこにずっといたら、喘息になっちゃうよ。」
ヒョークの後を追って部屋の外に出る。
GM
ルミックとヒョークはヴァイの方に戻る。
ストーンガーディアンは、あいかわらず目を光らせながら、ヴァイに後ろから羽
交い締めにされている・・
ヒョーク
「ヴァイさん、もうしばらくお願いしますね」
頑張ってるヴァイに声を掛ける。
(目が光ってますね・・・)
前に見た状況と比べてみる。
ルミック>ヴァイ
「にゃにゃ?」
ヴァイの様子を見て鼻をひくつかせる。
ヴァイ>ルミック
「ん?どうした?奥になにかあったか?」
ヒョーク
「だいじょうぶ?」
ルミックに声をかける。
「・・・ね、ルミック、ストーンガーディアンの目を
攻撃してくれませんか?」
なんとなく頼んでみる(笑)
ルミック>ヒョーク
「にゃ?うにゃ〜!」
了解したのか、ヒョークに飛びかかり、猫パンチ猫パンチ。
役立ちそうにないようだ。
ヒョーク
「ちょ、ちょっと・・・」
ルミックに攻撃されてタジタジのヒョーク。
端から見るとジャレてるように見えるかも。しかし痛い(笑)
パスティ>ヒョーク
「どうしたの?ルミックの声が聞こえたけど」
心配そうに声をかける。
ヒョーク
「・・・」
どうやら返事できる状況では無いらしい。
ウイック>ルミック
「おっ、すごいじゃん。その調子♪」
ルミックの勇戦を観戦している。それでいいのか?
ヒョーク
「うう・・・見てないで助けてくださ〜い」
何故か(?)、押され気味のヒョーク。
『・・・この声、天に届き給え。願わくば猫に優る力を貸し与え給え!』
自分に向かってシールドを放つ。ホントに良いのか?
ウイック>ヒョーク
「あー、魔法使うなんて反則!」
GM
そんなことをしているとき・・・
ストーンガーディアンの目がさらに輝きだした。
そう、先ほど破壊したはずの目が再生しているのである。
(ヴァイは、後ろから羽交い締めにしているので、目の再生には気付きませんでし
た)
ヒョークが見始めた頃から再生が急速に加速し、ほぼ腕は完全に回復した。
ヴァイを振り払い、ヒョークの方へと向かっていく。
***次回予告***************************************************************
ヒョークに迫るストーンガーディアン!
そして、ヒョークは・・・
>>>
ヒョーク
「がはっ」
>>>
ヒョーク
「・・・ミデ・・・さん、逃げてください」
>>>
**************************************************************************
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