シーン31 ブラウンの正体(1)

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***前回までのあらすじ*****************************************************
 お化け退治を依頼されたウイック達。
 怪しい井戸を発見し、その中を探索する。
 井戸のなかでドッグゴーストを昇天させた後、井戸の外へ出る。
 そして・・・
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ウイック
 「やっほー! 戻ってきたよ〜♪」
 お茶は苦手なので興味を示さない。

シア
「お帰りなさい。何か面白いものはありましたか?」
 一応リーダーのウイックに一番始めに成果を聞いてみる。

ウイック>シア
「うん、聞いてよ。途中に変な通路があったから入ってみたらさ、
 扉を護ってる動く石像があってさぁ、それをオレがパチンコで倒してね、
 扉に鍵が掛かってるから、それもオレがアンロックで開けてさっ、
 そしたら、中の部屋にあったのがなんとかっていう人の骸骨で、
 触ると崩れる本とか面白いものが一杯あったんだ。
 でも、石像が爆発して通路も潰れちゃった。」
 一部、誇張が含まれる。

シア
「それは私も見てみたかったです」
 とても残念そうに言う。心底残念そうだ。

ウイック>シア
「うん、ヴァイのにいさんなんて石像と取っ組み合いしたし凄かったよ♪」

シア
「石像と取っ組み合いですか?」
 興味津々といった感じで聞く。

ウイック>シア
「うん、きっとやせー(野性)ってやつだよね♪
 でも一度なんて石像にやられてヴァイのにいさん気絶しちゃったり、
 大変だったよ。」

シア
「気絶ですか」
 少し驚いたような感じで声を出す。
「皆さん無事で何よりです」

ヒョーク
「今回は、結構頑張ったんですよ」
 "誉めてくれ"と言わんばかりのヒョーク。
 仕事に来てる以上、働いて当然なのだが。

ウイック>シア
「そうそう、石像に叩き飛ばされてたし、頑張ってたよ!」

シア
「ご苦労様です」
 微笑しながら労う。

ヒョーク
「へへ〜」
 嬉しそうなヒョーク。
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ブラウン
「いやぁ、みなさん、ご苦労様でした。
 それでおばけのほう・・・む・・・・・・・・・・」
 ウイック達の方へ近づいていくブラウンであったが、3mほどのところで停止する。
 そして、鼻をつまんで回れ右をして戻っていく。

ウイック>
「ん?」
 自分の臭いを嗅いでみる。
 鼻が既に下水になれてしまっているので臭いが分からない。

ヴァイ>ブラウン
「ん?どうしたんだよ?ブラウンさん」
「それにしても腹減ったな・・・よければ飯にしてくれないかい?ブラウンさん」

ブラウン
「で、お化けのもとはいましたか?」
 近づいてくるヴァイを避けつつ、鼻をつまみながら皆を見回す。

ヒョーク
「お化け・・・そういえば居ませんでしたねぇ」
 しゃがみ込んだまま、首だけ上げてブラウンに答える。
「こっちにはでなかったんですか?」
 痛いと言ってのは演技なのだろうか。

ウイック>ヒョーク
「そう言えば、お化けのことで捜査してたんだっけ?
 人間の骸骨はあったけど、他になんかあったっけ?」
 近くにいたヒョークに訊いてみる。
 当初の目的をすっかり忘れてしまっていた。

ヒョーク
「・・・えっと、魔法のかかったナイフがありました」
 ちゃんと聴いてないようだ。

ウイック>ヒョーク
「違う違う、ナイフじゃなくて骨!
 骨ってあったっけ?」

ヒョーク
「・・・そういえば、途中の通路に
 ドックゴーストの本体の遺体がありましたね」
 ウイックに頷きながら言う。骨とは関係無いかもしれない。

ウイック>ヒョーク
「ホント? そう言えば、通路で何か踏んづけた気がするなぁ。
 ポチなんか言ってた?」
 勝手に犬に名前を付ける。

ヒョーク
「う〜ん」
 ウイックに言われて首を傾げる。
「何も言ってなかったと思いますが、成仏はしたって感じでした」
 "ポチ"に関しては特にコメントしない。

ウイック>ヒョーク
「ジョーブツって何? また今晩も幽霊で会えるのかな?」

ヒョーク
「夢の中でなら会えるかもしれませんね」
 かなり適当な事を言ってるかも。彼に悪気は無い。

ウイック>ヒョーク
「オレ、夢ってあんまり見ないんだよね。
 もうポチに会えないのかぁ、残念だなぁ。」

ヒョーク
「そうなんですか・・・」
 ちょっと残念そうに答える。

シア
「埋葬しなくてはいけませんね」
 ウイックとヒョークの会話を聞き、呟きをもらす

パスティ>シア
「横穴ごと埋まっちゃったんだから、
 埋葬されたようなもんだけどね」
 肩を竦めながら言う。

ヒョーク
「そうですね」
 パスティの言葉に頷いてみせる。

シア
「そうだったのですか」
 状況を全く把握していないシア。

ミディ
「あれはドックゴーストの本体だったの?」
 通る時にはあまり気にしていなかったが。言われてみれば犬の遺骸も調べてみ
るべきだったかもしれない。
「何か判ったことはあった?」
 ヒョークに尋ねる。

ヒョーク
「いえ、全然」
 あっさりと首を振る。まったく役に立とうとしない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ミディ
「そうそう。」
 鼻をつまむブラウンの姿にダメージを受けつつ、ミディはがさごそと袋を漁っ
た。
「ブラウンさん。それについて少しお聞きしたいことがあるんです。」
 言ってナイフと本を取り出すが、少し考え……
「その前にお湯を貸していただけますか?」
 ブラウンの様子から受けた精神的ダメージは大きいらしい(笑)

ブラウン
「では、とりあえず、裏の井戸の水で洗うのが良いかと思います。」
 指で家の裏を指す。

パスティ>ブラウン
「あ、僕も……」
 服の臭いを嗅ぎ、おずおずと手を挙げて主張する。
「にゃにゃ……」
 お風呂の危険を感じて逃げ出すルミック。

ヴァイ
「そうだな、風呂に入ってから飯にしようぜ?」

ウイック>ヴァイ
「別にお風呂はなくても良いけどさ、お腹減ったよね?」
 あまり清潔好きではなさそうだ。

ヒョーク
「ん?」
 二人と1匹の様子から、ようやく状況に気づく。
 すっかり麻痺してしまっているようだ。

パスティ
「そうします〜」
 裏の井戸へと歩き出す。
「……井戸の奥で繋がっていたりとかしないよね?」
 ふと、足をとめてブラウンに聞く。
「あ、下水と繋がっていてもイヤかぁ」

ブラウン
「さぁ?どうでしょう。
 今まで飲んでいますが、問題はないです。」
 ・・・鼻をつまみながら、
「とりあえず、裏の井戸で体をあらってきてはどうですかね?
 その間に食事を作りますので・・・」
 そう言って、逃げるように屋敷の中へと入っていった。

ヒョーク
「・・・そんなに匂いますか?」
 シアに尋ねる。麻痺してるのかわからないらしい。

ウイック>ヒョーク
「くんくん、いつもと同じくらいにしか臭わないけど?」
 ウイックの鼻も麻痺している。

ヒョーク
「ですよね」
 ウイックの言葉に頷く。

シア
「はい」
 にっこりと微笑みながらすぱっと答える。

ヒョーク
「あぅ・・・」
 ちょっとショックを受けたようなヒョーク。
「洗ってきます・・・」
 すごすごと井戸に向かう。

シア
「奇麗にしてきてくださいね」
 ヒョークの背中に声をかける

ヒョーク
「あ〜い」
(そんなに匂うのかな・・・)
 力なく答えるヒョーク。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
パスティ
「家の裏の井戸って言ってたな……」
 身体の臭いをとりに、ひとり家の裏へと足を進める。
 懐にはお風呂を嫌がるルミック。
「……ここかな?」

GM
 普通の井戸である。
 なぜか、洗剤らしきものも置かれている。

パスティ
「これで洗えってのかな?」
 洗剤らしきものを掴んで、どうしたものかと眺める。
 肌が荒れたりしないかな?と考える。

GM
【パスティの雑学判定】
 これで洗うと、多少肌が荒れるものの、汚れがすっきり落ちる。今評判の石鹸。
 ラベンダーの香り付。

パスティ
「うん、この香りはイイね」
 せっけんの香りをかいで、すっきりした顔にある。
 井戸から水を汲み、汲んだ水をどこにあけるか迷う。
「洗い桶とかがあれば、行水ができるのに……」
 物置きはないかと探し始める。

GM
 洗い桶はすぐに見つかる。

パスティ
「あったあった」
 桶を抱えて鼻歌を歌いながら、井戸に戻る。

「よいしょっと」
 ざぱぁと井戸の水を桶に張ると、鼻歌を歌いながら服を脱ぎはじめる。
「ちべたっ」
 そっと足をつけるが、まだまだ陽気にはそぐわない冷たさだ。
「お湯が欲しかったなぁ」
 寒さに震えながら、身体についた臭いを落としはじめる。

ウイック
 パスティにならって井戸で服を脱ぎ、
 桶の水に触るが冷たいのを確認して、悪戯を思いつく。

ヒョーク>
「洗ってきます・・・」
 すごすごと井戸に向かう。

ウイック>ヒョーク
「ヒョークのにいさん、手伝ってあげるよ!」
 にこっと笑って、桶の冷たい水をヒョークにぶちまける。
 コールドの呪文で更に水の温度を下げてある。

ヒョーク
「あぅ・・・ありがとうございます」
 結構平気らしい(笑)

ウイック>ヒョーク
「ちぇっ!」
 何だか中てが外れて残念そうだ。(^^;

パスティ>ウイック、ヒョーク
「なにやってんだか……」
 ごしごしと身体を洗いながら、二人の様子をながめる。

ヒョーク
「いやまぁ・・・」
 苦笑しつつもパスティに倣って体を洗っている。

ウイック>パスティ
「そうだ! 背中流してあげよっか?」
 明らかに悪戯を企んでいる目付きである。

パスティ>ウイック
「え?ほんと?ありがと〜」
 悪戯の視線にこれっぽっちも気付かず、
 素直に好意に甘えることにした。

ウイック>パスティ
「よいしょ、よいしょ♪」
 パスティの背中を洗いながら、クリエイトマジックインキをこっそり唱えて、
 背中にインキで『へのへのもへじ』を描く。
 最後に水で流すが、インクは消えない。
「できた!」

パスティ>ウイック
「うんうん、気持ちいいよ〜」
 背中がキャンバスになっているとは、つゆ知らず。
「ん?……できたって、何か作ったの?」
 ふと、背中を洗うにしては不適切な発言に、疑問の声をあげる。

ヒョーク
「・・・なかなか上手いですねぇ」
 ひじょうにどうでも良いコメントをするヒョーク。

ウイック>ヒョーク
「へへーん、大したもんでしょ?」
 自慢する。

パスティ>ヒョーク
「なにが上手なの?」
 ヒョークのコメントに、首をかしげる。
 ヒョークの見ている視線の先が気になる。

ヒョーク
「・・・えっと」
 どう言ったら良いものか、ウイックの方に目線を走らせる。

ウイック>パスティ
「背中が綺麗で格好良くなったってことだよ♪」
 少しも悪びれたところがない。

ウイック>ルミック
「ルミックもそう思うよね?」

ウイック>ミディ
「ミディのねえさんは洗わないのぉ?」

***次回予告***************************************************************
 一部の方には、読者サービス(!?)となった今回。
 次回は・・・ついに?
 というか、話の本題はどうなった?
 リプレイのストックも切れかけて、アニメのドラゴンボール状態になってしまう
のか?
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