21 〜朝の風景〜2〜
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あらすじ
村長に依頼され、魔術師を追い払うことになった冒険者達。
魔術師との共存を勧める冒険者達であったが、村長は頑なにそれを拒
否。話は平行線をたどる。
そんな中、日も暮れ、酒場では冒険者を迎える宴会が繰り広げられた。
そして…翌朝……
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ユウジ>ALL
大あくびをしながら食堂に入ってくると
「おはよう、みんな!」
といってセルディの前の席に座る。
ケイト
「おはようございます。ユウジ」
セルディ>ユウジ
「おはよう。ゆっくり眠れた?」
一応みんなに気を遣っているらしい。
ユウジ>セルディ
「当たり前さ。俺はどこでも寝れるって」
ニッコリ笑みを返す。
セルディ>ユウジ
「いいなー。どこでも寝られるのって特技だよね」
羨ましそうに呟く。
マイキー>ALL
「ところで今日は何するの?」
先ほどの会話は耳に入ってないようだ。
セルディ>マイキー、ユウジ
「ええと、まずは昨日会った子供たちに会おうと思ってるんだ。
あとはリーダーについていけばおっけ」
指で輪をつくり笑いかける。
ちらりとユウジを見、目で『よろしくね』と訴えかけているつもり。
ユウジ→セルディ
親指突き出しOKのサイン送る。
マイキー>セルディ
「昨日の子供って、アル、ブラッド、チェリーのこと?何、遊びに行く?」
椅子の上に立ち上がり、セルディとユウジを交互に見つめる。
少々興奮気味のようである。
セルディ>マイキー
「そう、アルくん、ブラッドくん、チェリーちゃんの
3人のことだよ。
遊び・・・まあそんなとこかな。
色々お話したりするんだよ」
ちょっと考えながらもそんなことを口にする。
「まあまあ、落ち着いて。
一応ぼくたちはお仕事で来てるんだからね?
やることやったら思いっきり遊ぼうね」
なだめるように言う。
マイキー>セルディ
「じゃ、早く魔術師やっつけようよ」
難しいことをいとも簡単に言ってくれる^^;
そのまま朝食をほおばる。
セルディ>マイキー
「そうだね」
同意したように頷くが、別の方法は無いかな、と考えている。
マイキー同様、セルディも朝食を口にする。
ヴァイ>マイキー
「まかしとけ、学者さんなんか拳一発だぜ」
ユウジ>ヴァイ
「確かにヴァイなら一撃だろうな。
まっ、でも誰も血を流さないのが一番だからなっ。
それに、もっと歯ごたえある大蛇だっているんだし
ひ弱なおっさん殴らなくてもいいだろ?」
ヴァイ>ユウジ
「まぁ・・・・・そうだけどよ〜」
マイキー>ALL
「みんなも早く食べようよ。
なんだか元気になっちゃった」
ケイト
「あ、そうですね」
答えてケイトも食べ始める。
セルディ>マイキー
「元気なのは良いことです」
うんうんと再び頷く。
マイキー>
最後の一切れを食べ終えると、持っていた毒の予防薬を飲む。
「う゛っ・・・まずい・・・・」
半分残してしまった。
コップの水で口の中を綺麗にする。
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ユウジ>ALL
「で、今日の予定だが・・・
情報を得てどの程度の魔術師かどんな人間なのか
話し合いで解決できないか考えた上で魔術師のところに行く。
昨日、馬車で言っていた事とかなり変わってきてるがよろしく頼む。
うじゃま、飯食い終わったらみんなで情報を収集したいと思う。
太陽が真上に昇る辺りでココに集合なっ。
みんな思い思いに情報収集をしてきてくれ。」
パス、ウイック、マイキーの方を見て。
セルディ>ユウジ
「了解。じゃあぼくは子供たちのところに行ってくるね」
ケイト
「じゃあ、わたしはセルディと一緒に行きます。」
ユウジ>パス、マイキー、ウイック
「魔術師の家の近くを見に行っても良いけど中には入るじゃねーぞ。
OKか?」
パスティ>ユウジ
「ありゃ、いきなり釘をさされちゃった」
先回りされて、頭を掻く。
マイキー>ユウジ
「は〜い」
行くなと言われれば行きたくなるのが人間としての(?)本能である。
ウイック>ユウジ
「うん、分かったぁ!」
返事だけは良いが、にこにこした笑顔を信用できる人はあまりいそうにない。
行くなと言われれば行きたくなるのはエルフも同じらしい。
ユウジ>マイキー、ウイック、パスティ
「よし、良い返事だ。」
(う〜ん…なんか怪しい…。)
マイキー>パスティ・ウイック
二人を見ていたずらっぽく笑う。
「(行く?)」
小声でささやく
ウイック>マイキー
「中に入らなきゃ良いんだよね?」
パスティ>ウイック、マイキー
「そう、中に入らなきゃいいんだよ」
ウインクして答える。パスティにしては珍しく、少なからずも好奇心には勝て
ないようだ。
マイキー>パスティ・ウイック
「へへへ!じゃ、決まりだね^^」
いたずらっぽく笑う。
アルたちとも遊びたかったが、それよりも得体の知れない好奇心には勝てなか
ったようだ。
ユウジ
「……もし、危険なときは生きる事を第一に考えろ。
ヤバイと思ったら逃げてくるんだぞ。
死ぬことがカッコいいわけじゃないからな。」
ウイック>ユウジ
隣のマイキーを見てちょっと悩み、パスティを見て悩みが解消する。
「逃げ足なら負けないから平気さぁ!」
何を考えたのか明らか。
パスティ>ウイック
「どーゆー意味だよ。
問題は、相手より早いか遅いかであって、仲間内で競っても‥‥」
追い付かれる時は追い付かれるかと諦める。
「マイキーくらいなら逃げ切れるかな」
もしもの時は、早く助けを呼びに言って欲しいと願う。
自分が呼びに行くなんて考えから既に外れていた。
「どーせ、足、遅いもん」
ウイック>パスティ
「パスティのにいさんにはルミックがいるじゃんか♪
代わりに逃げてくれるから大丈夫だよ!」
ウイック>ルミック
「ねっ?」
どこが大丈夫なんだか。
マイキー>ユウジ
「大丈夫だよ。だって、みんながいるから」
人ごとのように聞こえるかもしれないが本人は至ってまじめに答えている。
ウイック>マイキー
「うん、パスティのにいさんがいるし、
マイキーの早さなら絶対大丈夫だよ☆」
太鼓判を押す。
マイキー>ウイック
「かけっこなら得意だよ」
パスティを横目で見ながら答える。
パスティ>ユウジ
「大袈裟だなぁ、大丈夫ですよ〜。危ないことするつもりはないですから」
ふと残る二人を見て、
「しかし今思うと、この3人、ふ、不安だ‥‥」
ユウジには聞こえないように(もちろん残る二人にも)に呟く。
ウイック>ユウジ
「そうそう、オレ達、そんなに子供じゃないし、平気さ♪」
全然、説得力がない。
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パスティ>ウイック、マイキー
「じゃ、ぼくらも御飯がすみ次第、出かけよう」
気を取り直して朝御飯を食べる。
マイキー>パスティ
「パスティ、遅いよ!
僕はもう食べちゃったよ」
そういって綺麗に食べ終わったお皿をパスティに見せる。
そういいながらも残りの毒の予防薬は残っている・・・
鼻をつまんで一気に飲み干す。
「!!!」
言葉にならない・・・・
ウイック>パスティ
「まだ、食べてたの? 早く行こうよぉ!」
パスティの食事が終り次第、魔術師の家へ。
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ユウジ>ヴァイ
「ってことでそっちはよろしく頼むわ。
危険な時は引っ張ってでも逃げてきてくれよ。」
ヴァイ>ユウジ
「ハハ・・了解・・・」
苦笑いしながら言う・・
ユウジ>ALL
三人の返事を聞くと
「あと、依頼には関係ないがこの辺りで巨大な蛇が出るらしい。
魔術師の件がすんだらそれを何とかしてやろうぜ!!
報酬もでないし命にかかわる事だから嫌なら強制はしないが…。
俺は戦うつもりだ。」
(蛇は苦手だけど)
なんて思いながら少々苦笑を浮かべる。
セルディ
ユウジは蛇が苦手だと聞いているので苦笑いを浮かべる。
(ユウジっていい奴だよなぁ)
ケイト
「蛇って・・・昨日、森でうろうろいていた蛇たちの?
何か被害が出ているんですか?」
昨日は早く帰ってきたので、後の話を聞いていない。
ユウジ>ケイト
「いや、そんな小型じゃない。
詳しいことは覚えてないが人が三人ほど殺されてるらしい。
なんでも牙に毒はないらしいんだがかなり巨大で
締め付ける力も半端じゃないらしいぜ。
魔術師よりもこっちのほうが被害出てたりするんだとよ。
そこまで聞いたらほっとけなくなってさ。」
力なくニッコリ笑った。
ケイト>ユウジ
「三人も・・・ですか?」
(正体のわからない魔術師よりも、そっちの方が問題なんでは・・・)
びっくりして聞き返す。
ユウジ>ALL
「ってことで俺は昨日の酒場に行ってくる。
あそこのマスターと少し話したいから。」
ユウジ>村長
「なぁ、あそこのマスター今の時間帯ならドコにいるかわかるか?」
村長
「あいつなら今頃は畑あたりだと思う。」
ユウジ>村長
「そっか。了解。で、それってどのあたりだ?」
ユウジは村長に畑の場所を聞くと
ユウジ>ALL
「うじゃ、おれは一足先に行かせてもらうぜ。
あとでな。
みんな、無茶すんなよ!!」
そういって畑へと駆け出して行った。
ヴァイ>ユウジ
「気をつけろよ〜」
村長>ユウジ
「店の裏側のはたけじゃよ。
それじゃ、気をつけてな。しっかり魔術師を追い払ってくれよ〜」
セルディ>ユウジ
「そっちこそ無茶しないでよ!」
走っていく背中に声をかける。
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次回予告らしきもの
次週、ついに戦闘が!!
ヴァイ、大活躍!!?
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(続く)