27 必殺!飛竜昇天!

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あらすじ
 村長に依頼され、魔術師を追い払うことになった冒険者達。
 魔術師との共存を勧める冒険者達であったが、村長は頑なにそれを拒
否。話は平行線をたどる。
 翌朝、パーティは3つに分かれて、情報収集に入る。
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GM
 パスティがみんなを見送って数分後、セルディとケイトがのんびりと歩いてやっ
てくる。

パスティ>セルディ、ケイト
「あ、来た!」
 慌てて二人のもとへ駆け寄る。
「蛇でた!蛇でた!」
 こっちこっち、とセルディとケイトの手を、左右それぞれの手で引っ張る。

ケイト
「え?え?蛇・・・?」
 事態が飲み込めないまま、引っ張られていく。

セルディ>パスティ
「え? 蛇? 出たの?
 他のみんなは? 誰も怪我してない?
 パスさん怪我ない?」
 矢継ぎ早に疑問が飛ぶ。
 唐突なので、何が何だかちょっと理解できていない。

パスティ>セルディ
「うん、例に蛇が出た。かなり大きい。
 僕は大丈夫、でもマイキーが無茶して。
 でも、走れるくらいだから安心して」
 矢継ぎ早の質問に早口で答えると、
 こっちこっちと、さらに手を引く。
「ヴァイさんの一撃で逃げ出してさ。
 今、ユウジさんも加勢して追撃しているから」

ケイト>パスティ
「マイキーは怪我をしたんですか?」

パスティ>ケイト
「ええ、大蛇の締め付けから守れなくて…」
 悔しそうに唇を噛む。

セルディ>パスティ
「マイキーが? 早く行かなきゃ!」
 ようやく状況が飲み込めてきたようだ。
 目つきが変わる。

パスティ>セルディ
「こっちです」
 目つきが変わったことで、ようやく理解されたと判断。
 手を離して、案内するように来た道を引き返す。

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GM
 蛇を追跡するヴァイ、ユウジ、マイキー、ウイック。
 蛇の地面につけた跡に血が混じっており、追跡は容易である。

ユウジ
(近いな・・・そろそろか・・・。)
 柄に手をかけいでも抜ける状態にしておく。
(いたっ!)

 しばらく追っていくと、蛇が見えてくる。
 
ユウジ>マイキー
「しっかり見とけよ。これはあまり人にはみせねぇんだからな!」

GM
 素早く蛇の前に立ち二本の剣を左右の順にクロスさせるように抜き放ち構えをとる。
 間合いを見計らうと、左の剣で切り上げる!それを受けた大蛇は、あまりの衝撃に
胴体が浮き上がる!!
 ユウジはそれに合わせ自分も飛び上がり猛烈な速さで剣戟を浴びせる。
 そして高さが頂点に達したとき落下のスピードに載せて切り落とした。
 大きな土煙をあげ蛇はその四肢を二分されながら地面にめりこんだ。


 剣についた血を払うと鞘に収め振り返った。
ユウジ>マイキー
「まっ、こんなもんかな。
 よく見てたか?」
 マイキーに軽く言葉をなげかけ頭をぽふぽふなでる。

マイキー>ユウジ
「・・・・・」
凄すぎて言葉にならなかった。
「何、今の???」
目を輝かせてユウジを見つめている
これぞ本物の戦士。
そう素直に感じた。

ユウジ>マイキー
「飛竜昇天。俺が自分で考えたオリジナルの技だ。
 まっ、そう何回も出せるような代物じゃないけどな。」
 少し呼吸が荒い。
 体力を消耗しているようだ。 

ユウジ>ウイック
「これが俺の必殺技さ(^^)」

ウイック>ユウジ
「すっご〜い! 本物の勇者みたい!」
 本物とは思っていなかったのか?

ヴァイ>ユウジ
「あっ!このやろ!美味しいとこ持っていくのは俺の十八番なのに!!」

ユウジ>ヴァイ
「はは、次も俺がいただくぜ!」
 ニッコリ笑いながらは答える。

マイキー>ヴァイ
「じゃぁ、次はヴァイの必殺技を見せてよ」
 どんな必殺技なんだろうかとドキドキ、ワクワク♪

ウイック>マイキー
「ヴァイのにいさんの必殺技はね、
 大根の超桂剥きとか、キャベツの超繊切りとかなのさ♪」

ユウジ>ウイック
「はは、じゃ、これから俺のことは勇者様あるいは勇者ユウジ
 と呼ぶように。」
おだてられて嬉しいのかニタニタと調子に乗りのる。

ウイック>ユウジ
「ゆーしゃユージ、略して『ゆーユー』だぁ♪」

ユウジ
「…ダサッ…。」
小さな声でつぶやき

ユウジ>ウイック
「う〜ん、やっぱ、いつも通りユウジでいいから。
 その名前では呼ばないでくれよ・・・。」

ウイック>ゆーユー
「えー!とっても似合う名前なのにー!」
 至極残念がる。

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ユウジ
「さて、死体を回収するか。」
 蛇に近づくと絶命しているか確かめた後頭のある方を拾い上げた。


ウイック>ユウジ
「これで蛇料理が作れるね♪
 村までちゃんと運んでよ?」
 自分で運ぶ気はないようだ。

ヴァイ>ウイック
「蛇料理は作らねぇが事後承諾の証明書にゃなるな・・」

ウイック>ヴァイ
「じゃあ、ヴァイのにいさんは頭持ってってよ!」
 蛇の頭、3kgくらいをダガーで切り落としてヴァイに渡す。

ユウジ>ウイック
「あうん?もし、蛇料理が食いてぇなら
 自分であっちの尻尾の方を持ってくるんだ。」
 ウイックに運ぶよう指示をだす。
 蛇料理なんて考えただけでぞっとするw

ウイック>ユウジ
「食べたいんじゃなくて、料理したいんだ☆
 食べたい人は別にいるしね♪
 よし、ダガーで切って持っていこっと!」
 ダガーを取り出して、尻尾から1kgぐらい切り落として
手持ちの袋に詰めて持っていきます。

ユウジ
「こんなの蛇ってよりモンスターじゃねぇ〜か。
 あ〜、ビビってそんしたぁ。」
 もし、小さい蛇なら今頃脱兎のごとく逃げていただろうw

ユウジ>ALL
「さぁ、パスんとこにもどるぜ!」

マイキー>
「は〜い」
 答えたものの、倒された大蛇から目が離れない。
 これが先ほどまで自分を締め上げた大蛇というのか。
 あっけないような最後の様に感じた。
 それと同時に妙な脱力感に襲われる。
 戦闘が終わって緊張が解けたせいのようだ。

ユウジ
(ふふ、なかなか決まったぜw)
 そんな事を考えながらもと来た道を戻ろうとしたその時

パサ

 木の上から何か肩に何か落ちてきたようだ。
「うん?」

 シュルシュル

 肩の上のものを確認する。
 そこには小さな紐が…
「うぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
 ばさばさばさ
 木々に止まっていた鳥達は一斉に飛び立ち
 林にユウジの悲鳴が響きわたる。
 ユウジはそのままそこにへたり込むと蛇はシュルシュルと
林の中へ帰っていった。
「あはははは、蛇が蛇が……。肩に…。」

ヴァイ>ユウジ
「なんだ?!・・・・・・・・あぁ蛇か・・・」
「ったく・・・あんな大蛇にゃ物怖じしねぇくせにこんなのにビビるんだから訳解ん
ねぇよ・・・・・」


(続く)

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