28 戦いの後
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あらすじ
村長に依頼され、魔術師を追い払うことになった冒険者達。
魔術師との共存を勧める冒険者達であったが、村長は頑なにそれを拒
否。話は平行線をたどる。
翌朝、情報収集の後ルソードの家に向かった冒険者達は、大蛇に襲わ
れる。ヴァイの攻撃、パスティの魔術、そしてユウジの必殺技によりな
んとか撃退するものの、マイキーは負傷してしまう…
情報収集のため、後から遅れてきたセルディとケイトは、待っていた
パスティとから状況を聴いていたが…
そのとき、前の方からユウジの叫ぶ声が!!
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パスティ>セルディ、ケイト
「なっ!?今の声はユウジさん!?」
血相を変えて二人を見る。
「ユウジさんの身に何かが?急ぎましょう」
走るスピードをあげる。
「そんな、あの蛇は瀕死の重傷で逃げるのが精一杯だったはずなのに。
僕が一緒についていってあげれば、こんなことにはならなかったかも。
ごめん、ユウジさん!!」
涙を払うように、力の限り走る(何故?)
セルディ
(ユウジって蛇が苦手だったはず・・・!)
こっそり聞いたことを思い出し顔が青ざめる。
セルディ>パスティ、ケイト
「蛇が出たんだ! 早く行かないと手遅れになるかも!」
案内するパスティの隣に並び走りながら、
いつでも抜き放てるようにレイピアに手をかけている。
パスティ>セルディ
「そんなばかな、そんなばかな……」
蛇のヘロヘロ状態を知っているだけあって、
信じられないといった顔。
ケイト
「急ぎましょう」
ケイトもブロードソードの柄に手を掛け、さらに急ぐ。
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マイキー>パスティ・セルディ・ケイト
「やっほ〜、もう終わったよ?ユウジ、凄かったんだから!」
自分の手柄のように話をする。
セルディ>マイキー
「え、ユウジ? 凄かったの?
あー・・・見たかったー・・・」
物凄く残念そうに呟く。
マイキー>パスティ・セルディ・ケイト
「道、分かったみたいだね?」
ここまでの道のりをショートソードを使って
目印を作ったマイキーとしてはみんながたどり着いて大満足。
セルディ>マイキー
「うん。大丈夫だったよ」
ウイック>パスティ、ケイト、セルディ
「みんな慌てて走って来たりして、どうしたのさ?」
そこにはへたり込んだ勇者様(ユウジ)が…。
セルディ>ウイック
「ユウジが叫んでたから・・・」
額に浮かぶ汗を拭い、右手をレイピアから離す。
パスティ>ウイック
「さっき、ユウジさんの叫び声がして…」
肩で息をしながらユウジを見る。
ケイト
「大丈夫ですか?」
走ってきたので、息が上がっている。
ユウジがへたり込んでいるのを見て
「怪我をしたんですか?」
セルディ>ユウジ
「ユウジ、大丈夫? 怪我してない?」
ユウジ
「いや、大丈夫・・・ちと、驚いただけだから…。」
顔を赤らめながらフラフラと立ち上がり大蛇の頭を拾い上げる。
ヴァイ>ケイト
「おぅケイトか・・い〜や、大蛇倒した後に、普通の蛇にビビっただけだ・・・・」
(やれやれと肩をすくめる)
ケイト
「じゃあ、怪我とかは大丈夫なんですね?」
ユウジ>ヴァイ
「しかたねぇじゃねぇか蛇苦手なんだから…。」
ユウジ
「あ〜、マジきもかった…。」
パスティ
「はぁ?」
状況を把握すると気の抜けた声を出して、ウイックの前でへたり込む。
「なんだよぉ」
ウイック>パスティ
「パスティのにいさんも何やってるのさ?」
へたり込んでるパスティとユウジを不思議そうに見る。
パスティ>ウイック
「いや、べつに…気が抜けただけだよ。
蛇に驚いた大声とは思わなかったから…」
脱力感に襲われたと言う顔でウイックを見る。
ユウジ>パスティ
「あ、そうだ。パス、さっき預けたウェストポーチ中にココの魔術師が
配ってた薬が入ってんだ。ちと、ケイトと二人で
鑑定してくれねぇか?」
パスティ>ユウジ
「わかりました。もう、おどかさないで下さいよ」
やっと立ち上がると、預けられたウエストポーチをあける。
「えと、これですね」
ケイト>パスティ
「じゃあ、パスティから先に見てみて下さい。
わたしは、その間にマイキーの怪我を診てみます」
パスティ>ケイト
「わかりました。じ、マイキーのこと、頼みます」
早速薬を取り出して日にかざしたりしながら調べはじめる。
GM
設備がないので詳しくは分からないが、魔法的なものであるのは確実である。
変身系ではないかと思う。
パスティ
「これはいったい…どのように使われた物か」
大まかな薬についての推測をたてるが、その用途が不明。
パスティ>ユウジ
「ユウジさん、この薬ってどうされました?
飲んだ方、いらっしゃるのですか?」
ユウジ>パス
「その薬は魔術師のおっさんが配ってた薬らしいぜ。
だから、そいつがわからない事には真犯人がいたとしても
闇の中に消えちまう…。まっ、魔術師が犯人かもしんねぇ〜がな。
・・・何とかわかるすべはね〜かな?」
パスティ>ユウジ
「僕が見た感じでは、変身する魔法の薬みたい。
魔法の研究施設じゃないと、細かいことはわからないけど。
学院とか、ウイックんのお師匠様のとことか」
パスティ>ケイト
「ケイトさん、何の薬かわかりますか?」
ケイトに薬を渡す。
ケイト
「魔法的なものなら、
わたしにはわからないかも知れませんが・・・」
言いながらパスティから薬を受取る。
GM
また、パスティからビンを受け取り見てみるが、何の薬かさっぱり分からない。
ただ、液がさらさらとしている感じなので、内服液か何かではないかと思う。
ケイト
「う〜ん。
飲み薬みたいですけれど・・・。
何の薬なのかは、わかりません。」
薬の瓶をパスティに返す。
パスティ>ケイト
「そうですか。やっぱりふつうの医学の薬とは違うんだ」
薬びんを受け取る。
パスティ
「まさか村で行方不明になった人がいるとかって噂は聞いてないよなぁ。
その真相、これ飲んで変身しっぱなしだった、とか。
たとえば、この大蛇とかさぁ」
そんなことあるわけないかと笑う。
ユウジ>パス
「変身の薬????
それをあの子供達が飲んでた事になるが…。
変身したなんて聞いてね〜し…。
誰かが飲んでみりゃすぐに効果がわかるんだけどな。」
冗談にならないような冗談をいって笑う。
パスティ>ユウジ
「そりゃ冗談にならないよ」
ん?とついウイックが目に入り、
「だ、だめだかんね」
薬を懐に隠す。
ウイック>ユウジ
「あっ、それ、いい考えだね、さすがリーダー!
見てるから飲んでみてよ?」
期待に満ちた眼差しでユウジを見上げる。
ユウジ>ALL
「高熱、変身、なぞの魔術師、大量の蛇…それに大蛇。」
あごに手をあてキーワードを整理し考えをめぐらすが
「あ〜〜〜〜、もう、わっかんねぇ!!
とりあえず、魔術師のおっさんに話を聞こうぜ。
ここで考えててもなんもかわらねぇしみんないくぞ!!」
大蛇の頭を抱えた状態で魔術師の家を目指す。
ヴァイ>ユウジ
「その方が良いな・・さっさと行こうぜ?」
ケイト
「あ、ユウジ。いくらなんでも、その格好は怪しいです。
何かに包んで行った方が良いのでは・・・」
セルディ>ケイト
「ケイトさん、そういう問題では無いと思いますが・・・」
置いていけば良いんだと言いたいのだが、
何となく言えないで苦笑している。
ユウジ>ケイト、セルディ
「うまぁ、気にすんな!
これを持って帰って酒場のマスターやそこに集まる村人達に
見せてやらなきゃ
言葉だけじゃ心底安心して夜も出歩けないだろ?
置いていって他の肉食獣の餌になってしまったら意味ねぇ〜し。
隠すにもそんな都合のいいもんねぇしこのままで問題ねぇよ。」
大きな自信を表す笑みを浮かべる。
セルディ>ユウジ
「いや、まあそうなのかもしれないけどさ。
ユウジ、蛇の血だらけだよ・・・。
その姿で魔術師さんに会うのはどうかと思うんだけど・・・」
恐らく蛇を倒したときに浴びたのであろう血の痕を指差し苦笑する。
(続く)