29 戦いの後〜2
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あらすじ
村長に依頼され、魔術師を追い払うことになった冒険者達。
魔術師との共存を勧める冒険者達であったが、村長は頑なにそれを拒
否。話は平行線をたどる。
翌朝、情報収集の後ルソードの家に向かった冒険者達は、大蛇に襲わ
れる。なんとか大蛇を撃退し、一行はルソードの家へと向かう…
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どこからともなく現れたナレーター
準備(返り血をきれいにする、マイキーの治療、大蛇の死体の運搬準備など)
を終えた一行は魔術師の家へと向かう・・・
マイキー
「Zzz・・・」
セルディの背中で寝ている。
先ほどの戦闘の緊張のため、疲れ切ってしまったようだ。
パスティ
「ついに魔術師さんと御対面ですね」
ドキドキしながらみんなの後についてゆく。
ヴァイ
「ちゃっちゃと倒して大樹亭に戻ろうぜ!飯にするんだ」
GM
しばらく獣道のような道を歩いていくと、ぽっかりひらけたところに出る。
そこには、小さな畑が広がっており、様々な花や植物が繁茂している。
その畑の中に、家がひとつある。
どうやら、それが魔術師ルソードの家のようだ。
セルディ
「へー。色々栽培してるんだ・・・。
結構綺麗なところに住んでるんだね」
ウイック>
「わー、いろんな植物がある〜!」
喜んで畑に入って行く。
セルディ>ウイック
「ちょっと待ったーーー!」
叫んで畑から引っ張り出す。
「何が植えてあるのかわかんないんだから、
気軽に入っちゃダメ!」
パスティ
「……っと」
ウイックよりも一歩遅れて興味本位で花畑に入ろうとしていて
セルディのウイックへの制止に自分も自制する。
「しまった、しまった。ついつい…」
照れ隠しでウイックを注意する。
パスティ>ウイック
「そ、そうだぞう。セルディさんの言う通りだぞう」
照れ隠しのせいか、何となく言葉に覇気がない。
ウイック>セルディ&パスティ
「何が植えてあるって植物以外に何を植えるのさ?」
引き止められて不思議そうな顔をする。
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ユウジ>ALL
「よ〜し、これからが本番だ!!
みんな、がんばろーぜ!」
みんなを鼓舞すような会心の笑みを漏らす。
家の前までたどり着くと軽くノックし扉が開くのを待つ。
GM
ユウジがノックすると、扉が静かにあく。
そして・・・
にゅっと、大蛇の頭がユウジの目の前に出てくる。
ユウジ
さっと右手の剣を抜き大蛇の首らしき場所に突きつけいつでも
首と胴をはなせる体制になる。
どうやら大蛇は蛇と同じような生理的嫌悪はないようだ。
GM
それに続いて、扉が開き、人が出てくる。
首と体に大蛇を巻き付けた青年である。
年の頃は20代後半から30代前半といったところだろうか。
髪は長くてぼさぼさ。鼻の部分まで見えなくなっている。
上からいかにも魔術師らしい、そんなマントを羽織っている。
家の中からは得体の知れない臭いが漂ってくる。
ユウジ>ルソード
「ぬを、わりぃ。」
急いで剣を引く。
セルディ
「へー。思ったよりもずっと若い人なんだ・・・」
何となく物凄い年寄りを想像していたので少し驚いている。
ルソード
「おどろかせてすみません。
え〜〜、どちらさまでしょうか?」
ユウジ>ルソード
「俺はユウジ。冒険者さ。
で、アンタをココから追い出せって依頼を請けてる。
だが、なんかきな臭いからアンタと話に来た。
で、その途中に俺らを襲ってきた大蛇を殺しちまった。
これが証拠。」
大蛇の首を見せる。
ルソード
ルソードは、一瞬びっくりしたような顔をするが、すぐに元に戻る。
ユウジ
「悪い事をしたな。弔ってやるってならこの首はあとで返そう。
だが、俺達もヒトを殺すような奴らを野放しにしと気はない。
だからといってそいつらを根絶やしにする気もない。
お前さんがちゃんと管理してヒトを襲わないようにしてくれれば
これ以上悲しみを増やさなくてすむ。
わかってもらいたい。」
どうやら来るまでに大蛇を殺した事を隠す気はないようだ。
ルソード
「いえ、これはうちの蛇ではないですよ。
うちのへびはほら・・・」
そう言って、首に巻いている蛇の頭をつかんで、蛇の頭頂部を見せる。
そこには、?と×を合体させたようなマークが入っている。
「こんなふうに、焼き印を押してあるんです。
その蛇にはないでしょう?」
ユウジが袋から取りだして頭を見ると、確かに焼き印はない。
ユウジ>ルソード
「はぁ・・・ほんとだ。」
蛇の首とルソードの蛇を見比べる。
ヴァイ>ルソード
「なんだってそんな焼き印なんかしてんだよ?」
ちょっと嫌そうな顔をしながら言う
ルソード
「個体管理のためです。
さまざまな実験の時にどの生体にどのようなことを施したか、ということを分別
するためなんです。」
ヴァイ
「ふぅ〜ん・・・」
ルソード
「はぁ・・・やっぱり誤解されてるんですねぇ・・・」
そう言って、ほうっっとため息をつく。
「私は、ギルドで解毒剤の研究をしていました。
ここ数年は、最近繁殖している蛇の毒を解毒する薬を作っていました。その研究
はギルドで理論までは作り上げることに成功したのですが、実物ができない。
そこで、薬草を作りながら実物を作るためにこの村に来たのです。
この村はきのこがたくさん取れると言うことであったので、私が必要とする物が
あると思ったのです。
そこで実験をしていたのですが・・・」
一息つく。
「すでにこの村ではその蛇が繁殖していました。
そして、調べたところ山で遊ぶ子供達がすでに噛まれていたのです。
私はその蛇の巣を探し出して焼き払うとともに、その蛇の毒を研究し、またこの
村付近で取れるキノコを使うことで、不安ながらも解毒剤を作ることに成功しまし
た。
しかし、それを子供達に飲ませたいと思ったのですが、このなりですから・・・」
そう言って、肩をすくめる。
「説得するのも面倒なので、つい、魔法で子供達をチャームし、解毒剤を飲ませた
のです。」
ウイック>ルソード
「わぁ、やっぱりチャームの呪文が使えるんだ、すごいなぁ!」
尊敬の眼差し。ルソードの変ななりは気にならない。
自分の塔にいる魔術師達も変な人が多いから。(笑)
「でも、チャームとかは『相手のイシやジンカクを踏みにじる』ようなものだから、
無闇に使っちゃダメだって師匠が言ってたよ!」
言ってる本人は意味が分かっていない。
ルソード
「はっはっは。だからこそ使う価値があるのではないですか?」
ウイック>ルソード
「そっかぁ、そう言えば、そうだね☆」
簡単に納得させられてしまう。(滅)
ルソード
ウイックにほほえんだ後、話を続ける。
「どうやら解毒剤に効き目があったようで、子供達も元気になりました。
ただ、魔法を使ったせいで、村人達には怪しまれることになり、そしてあなた方
が来た・・・
これは、もう、潮時なのかも知れませんね。」
言いながら、蛇の頭をなでる。
「あなた方も仕事でしょうし、私もやるべき事はやれました。
今日中に荷物をまとめて出て行きます。
わざわざこんなところまでありがとうございました。」
そう言って、ぺこりと頭を下げる。
それにつられて、蛇も頭を下げる仕草をする。
ユウジ>ルソード
「ちょっと待てよそれって子供達で人体実験したってことかよ!
「不安」「どうやら効いた。」ってどういう事だよ!
そんな不確かな薬子供に飲ませて
何かあったらどうする気だったんだ!!」
短絡的なユウジのお頭はぷっちりいってしまったようでかなり語気が
荒く今にも飛び掛りそうな勢いだ。
両方の剣の柄にも手を当ている。
どこからともなく現れたナレーター
にわかに緊張するシチュエーション!!
ユウジはいきなりルソードを切り捨ててしまうのか?
予想外の反応にひやひやするGM!!
果たしてユウジの仲間達は、ユウジの暴走を止められるのか!!
(続く)