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小川谷林道終点に立つ道標から酉谷山方面の登山道へ。小川谷側の足元は険しく、一歩間違えば谷底に落ちて滑落死だ。
登山とは常に危険と隣り合わせの遊びだとつくづく思う。 トラバース道で下って行けば、足下に木橋が見える。
この場所が三又であり、大京谷、割谷、酉谷の沢が合流するところ。 |
| 〔三又、一つ目の木橋〕 |
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一つ目の木橋を渉ったところで道標にも記す酉谷山の登山道を右側に見送り、左側の滝谷もやはり木橋で越した。
小川谷の右岸にはっきりした踏み跡が視線に映ったが、これが旧小川谷林道で下段歩道と言うらしい。
その下段歩道を視線に留めただけで、すぐ右側の急斜面に取り付いた。 ここを登り切って登路に辿る尾根が四軒小屋尾根。
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| 〔四軒小屋尾根に乗ってすぐにカラマツ林が広がる〕 |
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樹林越しに覗くその尾根を目指して何とかよじ登ったのが40分後。
ブナの細木にビニールを巻いてあったが、もちろん進路を示すもの。 尾根の前後を見ればなるほど踏み跡が筋になって見え、もっと楽に登って来られる道が下にあったらしい。
アセビ類で鬱していた尾根も少し行ったら左側がカラマツ林に変り、眩しげに若葉を仰いだ先で青空が広がっていた。
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| 〔ブナなど雑木林の新緑が美しい〕 |
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カラマツの梢越しに覗く丸みの帯びた高まりが1388m点のようであり、急な登りに差しかかる頃にはブナを主体にした雑木林に変る。
急な登りも尾根が広がってから緩斜面になり、遠目で赤テープが点々と視線に映る。
ひとつひとつの赤テープを直線状に並べて眺めればブナの立木を縫っている道筋を林床に感じるはずだ。
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| 〔四軒小屋尾根のハイライト〕 |
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ブナの林立する夢のような空間が広がった辺りで1388m点を踏み、その後は赤テープに縛られることなく自由自在に歩いて高みに向かった。
今は樹木もみずみずしい緑を陽光にかざしているだけだが、秋には紅葉、黄葉と様々な色彩がたわむれてもっと美しいだろう。
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| 〔葉のもげたバイカオウレン〕 |
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左側にダケカンバ林が広がってから尾根らしくなり、夢心地も醒めて一心不乱で登ることに。
間もなくヒノキ林に入って急登は一層つのり、登り切ってしまえばウトウノ頭に着く。
ひと息入れて山頂を少し下ってからちょっとした岩稜の登り下りを繰り返す。
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| 〔ウトウノ頭、赤ペンキでウトウと記す〕 |
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この間にイワウチワが咲き残っていたが、数えられるほどだった。
次に控える巨岩群は心理的に動揺をもたらす。 三段構えで待ちうけていたようだが、岩稜を直登するのはごく僅かで、巻いて歩くのがほとんどだ。
とにかく赤テープを見逃さないことに尽きる。 これらの岩稜を越して突然現れたモノレール軌道には瞠目。
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| 〔ヤマザクラの下に走るモノレール軌道〕 |
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